大名行列の列順と道具

明治16年の大名行列の記録(昭和13年肴町在住の鍋田清助氏描く絵巻物から)

看板持

町総代


警固
先手(露払い)
「下に〜下に〜」と行列を先導します。
具足櫃
鎧、兜などを入れる箱
鉄砲

張弓
先箱
大名の正服や具足などを収まる衣裳箱。行列の先頭を行くので先箱という。
見通し
長い槍の先に鳥毛をつけたもの。見通しを見れば遠くからでも何家の行列か見分けられた。
台傘
大名が立ち止まったり、徒歩で進むときに、頭上にかかげる傘。
立傘
大名が小休止するときに、日陰用に使った傘。
大鳥毛
棒の先に鳥の毛で円形につくったものを串団子のように重ねてある武具。
長刀
主に馬上戦に使われた武器。先端に反りかえった刃がついている。
立弓

二本槍
大名の警護用の槍。先端は鳥の羽根などの飾り鞘で包んであります。
御駕籠御近習
十万石の格式を誇る御賀籠。家紋のかわりに、肴町の町紋”金紋・鯛の丸”が配してある。御近習が両側について歩きます。町人が大名に扮するのは恐れ多いということで、御賀籠の中は空です。
茶坊主
押え箱
行列の最後の箱という意味。大名の衣裳や夜具などを入れました。


肴町の町紋 金紋・鯛の丸

伊文神社祇園祭肴町行事大名行列
明治十六年基演行記録画之
□時 昭和十三年戊寅孟春 七十一翁 晴圃 印

       明治十六年役割帳写

看板持   人足
町総代   鈴木九市  黒田喜蔵
警固     鈴木喜六  鍋田幸治郎  高橋善平  谷勘次郎
先手     石原吉平  都築直太郎
具足櫃   人足
鉄砲     田代辰雄  伴典太郎  黒柳新七  後藤勝治
張弓     伴龍之助  藤田藤七  伍々平七  浅井武蔵
先箱     杉浦類一  山口常次郎  鈴木安次郎
        鳥居鉦次郎  高橋兼吉  神谷弥三郎
見通し    小嶋  政  鈴木直太郎  鈴木友治郎  谷常次郎
        岩瀬喜八  黒田幸三郎  青山惣治郎
台傘     上田元治郎  田代榮太郎  小嶋宇吉  山川友治郎
大鳥毛   谷熊次郎  都築直太郎  石川豊吉
長刀     若松萬吉
立弓     人足
二本槍   水田国太郎  鈴木喜代三郎  鍋田清助  黒柳豊吉
近習     伴 太吉  都築和平  鈴木竹次郎  山川三衛
        近藤清七  谷芳次郎  近藤伊蔵  小嶋友八
押え箱    人足
茶坊主   上田宗十

 前記人名中  先箱二人  台傘一人  見通三人
 右ハ交リ手ニ付図中省略        

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