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   リアメカを軽くしたい!
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SHIMANO RD-6400 今回は聞くも涙、話すも涙の大失敗劇です。
軽量化をしている方々の多くは「とにかく全てのパーツを軽くしたい!」と思っているはずです。 リアディレーラーもその一つですね。 現行のものでは「DURA-ACE」が195gと200gを切っています。 一つ下のグレードの「ULTEGRA」では215gです。
 挿絵の旧型アルテグラは某自転車屋さんが2500円で安売りしていたものをストックパーツとして購入していたものです。 そして、使用していたリアメカの寿命が来たので交換することになりました。 そこで「どうせ替えるのなら軽くしたい」と思い、軽量化をすることにしてみました。 目標は「DURA-ACE」に限りなく近い200g以下です。

部品の交換
RD-6400から外したパーツRD-6401のケージと軽量ネジ 軽量化のメニューはこのようなものです。(挿絵参照)
新品のリアメカはRD-6400、今まで使用していたものはRD-6401です。 ひとつ古い型に交換することになります。 そこでケージを使用していたものから外し、交換しようと思いました。 その他の交換部品はチタンボルト、アルミネジ、Cリングです。 これらの軽量化パーツは試合での景品や頂き物であり、購入したものではありません。
 「67g−51g=16g」、そしてワイヤー調整用のネジを外せばギリギリ200g以下になりそうです。

完成!?
交換後のリアメカ できました! そして目標通りに198gと200gを切りました。 ところが…
残骸の余ったパーツでディレーラーを組上げてみると、変なんです。 RD-6400のパンタグラフにRD-6401のケージが装着できないんです。 「おかしいなぁ」と思いながら装着予定の完成品を確かめてみると、動作はしますが隙間が大きく開きフィットしているとは言えない状態でした。 どうやら互換性がないようです…
 しぶしぶとケージを元に戻して再計量。 202gです。 ケージの重量差は4gですね。
しかたなく、その状態で装着することにしました。 無念です。

そして後日
RD-6400のケージドリルとヤスリで穴あけ加工 どうにも収まらない気持ちのまま1週間が経ちました。
「こうなったら穴を空けてやる!」と思い再度、自転車から取り外し、バラす事に… とにかく4g分の穴を開けることにしました。
 そして1時間後、できました。 4gの軽量化です。 これで当初の予定通り、198gになりました。 2500円で購入した旧型ディレーラーが最高級パーツに限りなく近い重量になりました!

残るのはむなしさ…
自転車に装着 意地と根性で成し遂げた軽量化も、よくよく考えてみると僅かに24gです。 安いパーツにこだわる代償は浪費した時間と労力です。 なんだか安いのか高くついたのかが解らなくなってきました。
 幸い、チタンボルトやアルミネジには出費していないので安く加工できましたが、この軽量化パーツを購入するくらいなら初めから軽くて高価なものを選んだほうが賢い選択と言えるようですね。 今回は成果が上がりませんでした… トホホ…



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