暴君だよドラえもん4










「ひゃーはっはっは!」

のび太の笑いが響き渡った。

のび太「出来杉は倒したぜ。どうだドラえもん。オレは強くなったぜ!?」

以前のいじめられっこだったときの情けなさを微塵も感じさせず、
狂気をまじえた表情でのび太は笑うのだった。

ドラえもん「のび太くん。君は強くなった・・・いや、強くなりすぎたよ」
ドラミ「そうね。出来杉以上に危険な存在だわ」

のび太「あぁん?てめえら何ワケのわかんねえこと言ってるんだ?」
不思議そうにのび太はたずねた。

ドラえもん「いじめられっこだった君に護身術として北斗神拳を学ばせたのは僕のミスだ・・すまない」
下を向きながらドラえもんはのび太に向かい謝罪する。
そしてキラリとドラえもんの目から涙が流れた。

ドラミ「お兄ちゃん・・・」
ドラえもん「ああ、わかっている」

相変わらずのび太は不思議そうな顔をしている。
のび太「おい、さっぱりワケわかんねーんだけど」

ドラえもん「グッパイ。のび太くん」
そうつぶやくと、
ドラえもんはのび太に向かって襲い掛かった。

のび太「なんだ?てめえらポンコツがオレと戦おうってか?
おもしれ〜。解体してくれるわ!!」

のび太はニヤリと笑うと、
ドラえもんに正拳突きで迎撃しようとする。

しかし、その攻撃を紙一重でかわす。
よけたときに 懐に入り込むドラえもん。
彼の右手には空気砲が装着されている。
そしてのび太のどてっ腹に向かい、容赦なく発射する
ズンという鈍い音をたてて、のび太は吹っ飛ぶ。



ドラえもん「さすがにこの距離からの攻撃では、生きてはいまい」
少し複雑な表情でドラえもんは答えた。
さすがに今までの親友を手にかけたのだから、つらいのだろう。




だが・・


のび太「今、何かしたか?」
何事もなかったかのように立ちあがる。


ドラミ「ば、ばかな!?無傷だと?」

のび太「俺は以前までの貧弱な男じゃねえ。
ジャイアンにいじめられないように必死で身体を鍛えたんだよ
今では拳銃の弾丸だろうと傷をつけることは不可能だ。
フハハハハハハハ」

思いっきり高笑いをする。
ドラえもんは空気砲ではダメージを与えることはできないと悟り、ポイと捨て去った。

ドラえもん「全身全霊をかけて・・お前の野望を断つ!」
のび太「ほざけ!くそタヌキがぁぁあ〜〜!!」

ドラえもんの空気を切り裂くような右ストレートをかわし、
のび太はこめかみに回しげりをする。
クリーンヒットはするものの、
鬼のような形相で再び襲いかかるドラえもん。

ドラえもん「お前は生きてはいけない人間なんだ!」
のび太「あ〜ん?人工無能鉄くずタヌキが、生意気なこと言ってるんじゃねえよ」
のび太の見事なワンツーがドラえもんにヒットする

ドラえもん「ぐうっ!!」
フラッとよろけるドラえもん
ドラミ「お兄ちゃん!!」
のび太「うひゃひゃ!強い・・俺は強いぞ。力がみなぎってくるぜ」

ドラミ「お兄ちゃん・・・このままじゃ勝てないわ。アレをしましょう」
ドラえもん「・・・そうだな。しかし想像以上の強さだ」
のび太「なにワケわかんねーこと言ってんだ?どうせてめえらは俺様に解体されるんだよ」
ドラえもん・ドラミ「のび太・・・なめるなよ」

そう言うと二人(2体)が並んでコサックダンスを踊り出す。
馬鹿にした顔で見つめるのび太
のび太「な〜にしてるんだ?」
ドラえもん「フフフ・・・覚悟しろよ。
このコサックダンスが踊り終わって二人の心が1つになったとき、俺達は合体できるのだ」
ドラミ「ホホホ・・・そうよ。合体したときの強さはとんでもなく強いわ!
のび太なんて瞬殺してあげる。オーッホッホ」



のび太「へ〜。そんなに強いんだな」
ドラえもん「そうだ。強いぜ!
ドラミ「もう北の某国にアメリカの核兵器を持たせるよりデンジャラスな金属生命体になっちゃうのよ!」
必死にコサックダンスをしながら二人は答える。

のび太「それじゃ、合体する前に解体することにする・・」

ゴス!ドカ!!



コサックダンスを踊り、隙だらけになっていた二人は何の抵抗もできずにスクラップにされた。
こうしてのび太は強敵を倒した。
ドラえもんを倒し、この新世紀の覇者となるべく野望を燃やすのだが、
今の世の中にはまだまだ恐ろしい漢(おとこ)達がいることを彼はまだ知らない。






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