名探偵タラオ3













 連日の猛暑。夏とはいえこの暑さは厳しい。
でもこんな暑い日には タラオの推理が癒してくれるよ!

さあ、今日の事件では もう1人の幼児探偵 イクラが登場。
2人の幼児探偵の対決!!






目黒警部「・・・・う〜む。この事件は難解だな。」
警官「はい。警部、やはり容疑者は 外部の人間でしょうか?」
目黒警部「うむ。その可能性は高いな。アリバイもあることだし。」


その時!!





イクラ「バブ〜(待ちな!!犯人は外部の人間じゃないぜ!)」

目黒警部「む!君は 幼児探偵のイクラくん!!」

イクラ「ハ〜イ(フ!おっさんたち。こんな簡単な事件も解決できな
     いのかよ。犯人は第一発見者の男だよ!)」
第一発見者の男「何を言うんだ!!僕にはアリバイが・・・」
イクラ「チャ〜ン(もうあんたの使ったトリックは分かってるんだぜ)」



























オレの名前はフグタ タラオ。 サザエさん現象のために幼児のままだ。
だが体は幼児だけど頭脳はオヤジ(もう何10年もサザエさん続いてるから)
だから今まで父親のマスオを利用してさまざまな事件を解決してきた。





マスオ「う〜ん。最近イクラちゃんがドンドン事件を解決してるね。
    僕も趣味で探偵ごっこをしてるのに最近依頼が減ってきたよ。」
サザエ「そうねえ。昨日なんか タイコさんからうちのイクラって
      幼児探偵なのよ!って自慢の電話が56回もかかってきたわ!
     しかも深夜!!」
タラオ「昨日は電話がうるさかったです〜〜〜」

朝食を食べながら愚痴を言う二人。
この2人はおれの実の両親だ。父親はフグタマスオ。
趣味で探偵ごっこをしている。
自分では名探偵と思っているが 実はオレがマスオを釘バットで眠らせて、
いっこく堂も真っ青の腹話術でマスオを操り数々の事件を解決してきた。

母親はサザエ。
でも今回の事件には関係ないからほっとこう。

RrRrRrRr・・・・・!!!RrRrRrRr・・・・・!!!
急に電話が鳴り出す。

サザエ「イヤァァァ!ま、またタイコさんからの電話だわ!」

連日の執拗な電話ですっかりノイローゼになっているサザエ。

マスオ「仕方ない。僕が電話に出よう!」
頼もしく電話に向かうマスオだが、本当はタイコさんと不倫したがっているのをオレは知っている。

マスオ「やあ。どうしたんだい?僕のかわいい仔猫ちゃん。
     何か心配事かな。君の汚れのない唇から発せられる神秘的な
    声を僕に聞かせてくれないか?」

サザエがノイローゼなのをいいことに くさいセリフを連発するマスオ。
実の父親ながら最低と思うぜ。 

マスオ「え??その声は目黒警部!?一体どうしたんですか?」

電話の相手を勝手にタイコさんと勘違いし、目黒警部相手に口説いていた
マスオ。アホな男だ。

マスオ「は、ハイ!事件ですか!?分かりました。
    フグタ マスオ すぐに駆けつけます!!!」









目黒警部「やあ。フグタくん!待っていたよ。」
マスオ「お待たせしました。警部どの!それで事件とは?」
目黒警部「うむ。なかなか難しい事件でな。」
タラオ「こんにちはです〜〜」
マスオ「タラちゃん。ついてきちゃったの!?仕方ないなあ。」

事件の内容はこういうものだった。
 サモトさんという 金持ちの家で殺人事件が発生したのだ。
被害者は サモトさん32歳。
サモトさんが殺された時、彼の家にいたのは2人。
ヌメリという会社員をしている31歳の男性。
そして、アミバという医者だ。


マスオ「それではヌメリさんからアリバイを聞いてみましょう。」
ヌメリ「お、おれは何もしてねえ!サモトの家でトイレを借りただけだ!」
アミバ「ん〜!何のことかな〜?フハハハハ!!」

マスオ「むむむ!2人ともアリバイがあるし、これは外部の人間ですな」
目黒警部「フ〜ム。そうだろうな」






イクラ「バーブー(待てよ!犯人はもう分かったぜ!!!)」

目黒警部「君は幼児探偵のイクラちゃん!!どうして事件のことを知ってるんだ?
    君には連絡がまだ届いてないはずだが。。。。
    いや、それより!犯人が分かったって?」
イクラ「ハ〜イ(ああ!犯人はヌメリって男だよ)」

ヌメリ「な、何を言ってるんだ!!オレは知らねえ!!!」

イクラ「バーブー(あんたはサモトさんを 素手で殺したんだろ!?
        彼は鈍器のようなもので一撃で殺されていた。
       だが、現場に凶器になるようなものはない!
       あんたのような大男なら凶器なしでもできるはずだ!」
ヌメリ「しかし、それならアミバの奴にだってできるじゃねえか!」
イクラ「ハ〜イ(アミバさんはサモトさんの家の地下でその時間は人体実験
      をしていた。だからアリバイは完璧だ!」
ヌメリ「しかし、、、オレはやってねえ!!」

目黒警部「さすが幼児探偵だ。見事な推理!」

まあ、イクラの推理はなかなかのものだぜ!
オレも同じことを考えてたしな。
 だが、、、なにか引っかかる。


そうか!
この違和感が分かったぞ


オレは急いで釘バットでマスオを眠らせようとするが・・・・
釘バットがない!?しまった。急いでたから忘れてきたんだ。
くそ!代わりになるものはないか!?
 ん?そこのテーブルの上にあるものは何だ?
あ、あれは時計型麻酔銃ではないか。コナンが小五郎を眠らせる。
そうか。サモトさんが趣味で買ったんだな。
 でも麻酔銃なんかオレの趣味じゃないしな。
鉄パイプとかないのかよ。オレは手に「ごきゃっ」って感触がないとイヤなんだよ。
 お!カナヅチ発見!!仕方ないからカナヅチで代用するか!

オレは隙をみて マスオの頭に 渾身の力を込めてカナヅチを振り下ろす。















ぐしゃっ!!!!










何かが潰れたような イヤな音がして、マスオは崩れ落ちる。

タラオ「パパどうしたんですか〜〜?」
オレは介抱するふりをして腹話術をする。

マスオ(タラオ)「待ってください。犯人はヌメリさんではありませんよ!!」

目黒警部「何!では犯人はアミバさんなのか!?フグタくん!!」
マスオ(タラオ)「いいえ。違います。アミバさんにはアリバイがありますし、犯人ではないですよ。」
目黒警部「では一体誰なんだ?」
マスオ(タラオ)「犯人は外部からの侵入者です。そして犯人の正体は分かりました!」
目黒警部「犯人は誰なんだ。フグタくん!!」


マスオ(タラオ)「警察から呼ばれてないイクラちゃんが 何故この事件を知ってたのか?
       事件はまだ数時間しかたってないに・・・・・・・・・・・・・・
       答えは簡単だ!犯人はイクラちゃん!!
         あんただよ!!」

目黒警部「な、なんだって!?幼児探偵のイクラちゃんが犯人だって!??」

マスオ(タラオ)「はい。それにこの事件だけでなく、多分イクラちゃんが解決してきた
    事件は 全て彼が殺人を犯し、その罪を他の人にかぶせてきたのでしょう!
    そしてその殺人事件を解決し、幼児探偵として有名になる。
    これが彼の動機です!」

目黒警部「そ、そうか。犯人はイクラちゃんか!!」

イクラちゃん「ハーイ(くっくっく・・・さすがだな。マスオ。いやタラオ!!
   今回は君に勝ちを譲ろう!ハッハッハッハッハッハ!!!!)」

目黒警部「よ〜し!犯人 イクラちゃんを捕まえるんだ!!!かかれ!!!!」
次々と警官がイクラちゃんを捕らえようと襲いかかる。

イクラちゃん「バーブー(無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!)」

 警官A「ぐはぁぁぁ!!!」
 警官B「なにぬね!?」
 警官C「やめてとめてやめてとめてやめてとめて!!」
 警官D「うわらば!!」

イクラちゃんに次々と殴り飛ばされる警官たち。まさに鬼神の強さだ。
そして警官が全滅した。



イクラちゃん「ハーイ(また会おう!フグタくん!!!)」

 イクラちゃんは迎えのヘリコプターで空へ消えて行った。



イクラちゃん。おそろしい奴だ。









 こうして事件は終わった。
マスオは また生死の境を1週間さまよった。
「タラちゃん。僕はお花畑に行ってきたよ。」と死の淵から蘇ったマスオはポツリと言った。
オレは次は 本気でヤバイかなあ?と少し思った。









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