まちがいだらけの”目の常識”
あなたはいくつ、ごぞんじですか?

Part 2

check 1

老眼鏡をかけると度がすすむ!?

「老眼鏡をかけるとどがすすむからガマンしよう」
こんなガマンは実は見当違い。
老眼は老眼鏡をかけても、かけなくても年齢によって一定の度数で進んでいきます。
人間は近くを見るとき、ピント合わせをしていますが、これがうまく出来なくなるのが老眼。
40歳を過ぎると誰でも老眼になり、年齢とともに進みます。
「新聞の文字がどうもぼやける」と感じたら検査を。
正しい老眼鏡で不自由のない毎日を過ごしたいですね。

     

check 2

じっと見つめれば読める。メガネはいらない!?

じっと見たり、目を細めれば視力は0.2~0.3くらいアップ!
でもそれは本当の視力ではありません。
黒板の字をすぐに読み取れなければ、授業にもついていけないし、
じっと見てから判断するのでは、いつも行動が遅れがち。
とっさの判断が出来ずに危ない目にもあいます。
正しい視力は3秒以内ではかる、と視力検査でも決められています。

        

 

check 3

視力は訓練で回復する!?

「視力がどんどん良くなる」
こんな広告に目をとめているあなた。
いくら訓練しても、視力は回復しないものであることをご存知ですか?
視力表をじっと長時間見つめたり、暗記するほど繰り返し、同じ視力表を使って検査しています。
正しい視力検査をせず、ごまかしているのです。
近視・遠視・乱視の人は正しいメガネやコンタクトレンズを使うことが大切です。

     

check 4

視力2.0は よい目!?

目には自信のあるA君。視力はなんと2.0.
A君のような若者の中に、時々「かくれ遠視」が見つかります。
目玉の中でカメラのフィルムにあたるのが網膜。
この上に見たものが、ちょうど像を結ぶのが正常な目。
網膜より後に像を結んでしまうのが遠視です。
若い人は一般に調節力が強く、軽い遠視の人も調節力を働かせて、正常な視力を示すことがあります。
視力検査ではわからない、この「かくれ遠視」、目の疲れやすいことが多いのです。
心あたりはありませんか?

ミニ知識

目玉だけでは、まだ見えない。視力と脳は仲良しコンビ!

生まれたとき目玉の構造は完成しています。
でも、まだ見えません。
6歳で脳がほぼ完成。
この時、視力もほとんど完成。
視力は脳の発達とコンビを組んで上がってきます。
でも、
強い遠視や近視、乱視があると一大事!
ボヤケた映像しか目に映らず、脳とのコンビもすれ違い。
視力がうまく発達しません。
6歳までにメガネを使うことが、ぜひ必要。
脳が完成してからでは遅すぎるのです。

      



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