まちがいだらけの”目の常識”
あなたはいくつ、ごぞんじですか?

part 3

CHECK 1

メガネは度が合っていればよい!?

「眼科医の処方どおりに作ってもらったのに何かへんだな、このメガネ・・・・」と鼻メガネのAさん。
せっかく度が合っているメガネもレンズの中心がズレていると目に負担がかかることをご存知ですか?
*レンズの中心と瞳孔が合っている
*レンズの角度は12~13度
*目からの距離は12mm
 という条件がそろって、はじめて正しい快適なメガネとなります。

      

CHECK 2

肩や首筋がこる。目とは関係ない!?

「たいして働いていないのに、肩がこってしかたがない。血圧でも高いのかしら?」
肩がこる時、意外に見逃してしまうのが”目の疲れ”です。
目の疲れは、実は”脳の疲れ”
物を見ているのは、目ではなく脳なのです。
近視や乱視、遠視、老眼、目の使いすぎなどは、脳に負担をかけます。
脳が疲れると中枢神経に影響が出て、肩こり・首筋の張り・イライラ・不安など、全身症状が出てきます
こんな症状に悩むあなた、ぜひ一度詳しい検査を!

      

CHECK 3

色盲は治療すれば治る!?

色の見分け方は正常人でも教えられて覚えるもの。
この能力(弁別能力)は20歳くらいまで、だれでも教育によって向上します。
ただし、色盲・色弱は染色体に原因があるため治すことは出来ません。
現在の医学では人間の染色体の組み替えは不可能なのです。
あの有名な画家のゴッホは実は色盲でした。
"色盲だから能力が劣る”と考えるのは大きな間違い!
入学や就職で、知らず知らずに差別するようなことのないように気をつけたいものです。

CHECK 4

二重に見えるから私は乱視!?

二重に見えるのは見たいものにピントが合わないため。
ピント不良の原因はたくさんあり、しかも複雑!
近視・遠視・乱視や老眼の始まり、眼精疲労があるのかもしれません。
目の病気、時には脳の病気も考えられます。
極度の疲労のときにも二重に見えることがあります。
”乱視”と決め込まず眼科を受信することが大切です。
      

ミニ知識

おしゃれだけではもったいない。 カラーレンズ大活躍!

カラーレンズは色によってそれぞれ”得意分野”を持っています。
おしゃれな外観だけでなく役に立つ”性格”を熟知して、使いこなしたいものです。

#黄色いレンズ
黄色いレンズは見え方を明るく鮮明にしてくれます。曇天・霧の日の運転やスキー、ハンティングにも便利

#薄いブルー系のレンズ
対向車のヘッドライトのまぶしさを防ぎ明るさも保ちます。夜間の運転にぴったり。

#ブラウン系のレンズ
強い日差しの下ではまぶしさを防ぎ、熱線もカット。
日陰でも明るく見え用途のの広いレンズ

#グリーン系のレンズ
短波長の紫系の色、長波長の赤色、両端の色の吸収率が高いのでソフトな感じに見えます。

#スモーク(青灰色)のレンズ
可視光線の全域にわたって均等に色を吸収。
全体に暗くなりますが、明るいところでは色の区別が楽になり、まぶしさも押さえます。
目にソフトな感じを与えるレンズです。
                   



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