コラージュ
コラージュ法は、アートセラピーに含まれます。アートセラピーの中には、他に「音楽療法」「絵画療法」「サイコドラマ」「箱庭療法」等があります。
コラージュというのは、雑誌等の中で気になった絵や写真、フレーズを切り取り、画用紙の中に好きなように張り付けていくものです。画用紙の大きさは、コラージュをつくる人のこころの状態により、大きくなったり小さくなったりします。
コラージュ法の特徴としては、好きなものだけを選べるという「安全性」、嫌いなものは回避できる「回避」、切り取ってばらばらにする「分散」、ばらばらにしたものを一つの作品にする「統一」といったものがあります。
さて、私は2000年7月下旬にコラージュを体験しました。当時の私は、いったん自宅に戻ったものの、体力的にも精神的にもしんどくて再度実家に戻り、いろいろと苦しんでいました。その時期につくったコラージュは、六切りの画用紙の右上に花の写真、右下には「肩の力を抜いて、やわらかな笑顔の自分に会いに行く。」「自分には、誰よりもやさしくしてあげる。」「ワタシはわたし、アナタはあなた」「託されてきた 呼び名のない想いたち」「ママの前に女性だってこと、大切にしたい」というフレーズ達。左上にはふにゃふにゃのぬいぐるみたちの写真、左下にはガラスのグラスや、ガラスケースに入った色とりどりのビー玉、傾き掛けた花瓶、そしてレトロな扇風機を配置しました。これらを集められた雑誌からピックアップし切り取り、画用紙に貼り付けるという作業を、約1時間かけて行いました。
この療法に限らず、アートセラピーは解釈よりも行う最中の気持ちや終了した後の気持ち、作品を見たときの感想を胸に収めるというかたちで終了することが多いそうです。ただ、勉強としてコラージュを行ったということから、解釈を教えていただきました。
画用紙の上の部分にはつくった人の精神的なもの、下には身体的なもの、右側には外的なもの、左側には内的なものが反映されます。そして、右上部分には社会や感覚、右下には母性や家庭、感情、左上には倫理・宗教・父性・思考が、左下には本能、直感が、そして中央ぬは全体性が反映されるそうです。
ここでは具体的に申し上げませんが、確かにあの頃の私の内的・外的世界を表していた作品だったなあと感じます。
ちなみにこの作品、捨てるわけにもいかず、寝室にしまってあります。