2008年・9月・10月・11月・12月

地震 9月14日(日)

 地震の予言が、我が家の娘達を震撼させていた。
 地震の予言は、13日前後。その3日前ほどに、お風呂に一緒に入った、次女と四女。風呂場で地震対策会議を開いていたらしい。風呂から出て、二人とも荷物をまとめたり、かんぱんなどの食料を台所から持ち出していった。トランプ、UNOなども詰め込んでいた。う〜〜ん。お前達二人は、いつも地震後のような部屋に住んでいるのに、そういうことは、几帳面なんだな。いつも整然とした部屋に暮らしている長女と三女は、あまり動じていないのが、みそ。長女は、「私は、持ち出すとしたら漫画だな。」と、非現実的なことを言っているので、地震に対しては真剣味がない様子。就職試験を連休後に控えているが、「地震がきたら、試験は中止かな?」と、これまた逃げの姿勢をみせている。三女は、ラジオをしきりに気にしている。情報がないのが不安なようだ。テレビがつかないと困るといったが、次女がテレビ付き携帯なのを思い出し、「お姉ちゃんのがあるから、大丈夫。」と胸をなでおろしていた。
 みんな地震に対する思い入れがそれぞれ違うのでおもしろい。母は、通帳、印鑑などをいつでももちだせるようまとめて、寝る前に枕元においた。一番地震にびびっているのは、実は、母だ。
 

このごろの三女 9月18日(木)

 体育祭も近く、応援合戦の練習に余念のない、三女。相変わらず、踊ってみせる。相変わらず、応援合戦の進捗情報を教えたがる三女。だれも知りたいとは、言ってないのだが。
 そんな彼女は、韓国ブーム。母の知らぬ間に、韓国語の勉強をしていた。本、購入、1,200円なり。そこに、つぎこむか!と思った。三女よ、韓国語より国語と英語を勉強してくれたまえ。理数系はいいのに、ランゲージ系がトンと、苦手。奴のアキレス腱といっても過言ではない。なのに、なぜ、受験生が今の時期、韓国語?。しかも、韓国線のスチュワーデスがいいかも、とか、進路かわってきてるし。それに、韓国語で話しかけるのは、やめて欲しい。「ペゴパイよ〜」というのが、「おなかがすいた。」というらしいが、それを四姉妹が連呼しだすと、うざい。韓国語に汚染されている。ハングル語は、母音と子音の組み合わせなので、ローマ字と一緒、と、教えてくれる。ちょっと、母も感化されて、本を読んでみてみると、三女が「お母さん、発音、うまい!CDのお手本と一緒だよ。」と、褒められ、ちょっと有頂天になってみる。だてに、さっちゃんからDVDを借りて見ているわけではなかった。知らぬ間に習得していた韓国語。
 そして、わけわからん事態がもう1つ。駅伝部に入部した。11月1日に岡崎で、駅伝大会があるので、中学校からそれに出場する選手を募ったのだ。その大会に向けて臨時に創部された駅伝部。なんとなくおもしろそうで、保護者承諾のはんこを押してしまった。
 だが、ふたをあけると、三年生女子は、三女だけらしい。練習もあるそうだし、なんだか本格的である。本番は出ないが、練習と応援には付き合うという、稀有な友人たちのおかげで(類は友を呼ぶ?)孤独感もなく楽しそうである。
 昨年の次女もそうであったが、部活引退後の余暇をエンジョイしてるなぁと、感じる。まあ、次女がサディスティックな高校生活(次女には、性にあっているのだが)を送っているので、今の時期、エンジョイしてくださいと願うばかりです。

三女 体育祭  9月20日(土)

 台風の影響で、体育祭開催が危ぶまれたが、なんとか天気が回復し早朝より運動場の水をみんなで吸い取ったこともあり、無事行うことができたようだ。
 前の晩から興奮気味の三女。熱が出たらどうするんだ、と、心配したが、元気よく出かけたいった。
 以下、三女からの報告などを織り交ぜ、波乱に満ちた体育祭のもようをお伝えしよう。
 まずは、800メートル走に出場。途中、くつを踏まれて脱げてしまい、1周は、片足靴、片足靴下で、走った。どうにもバランスが悪く(当たり前です!!)途中、靴を脱ぎ捨て、靴下で走り、結果、最後スパートがかけられなく、抜かれたそうだ。その後、保護者席にいた父をみつけて、代わりの靴下を家からとって来てほしいと懇願したらしい。母はその話を聞いた途端、「くつした埋葬」を想像してしまったが、思ったより汚れが少なく、復活させることにした。三女の心配より、くつしたかぁ〜と、我ながら、情けなかった。まあ、いい。それ位でへこたれるようには、育てていない。自負がある。(なんの?)
 あと、初めて、娘がフォークダンスを踊るのを見た。
 あれだけ、元気ではじけている三女が、終始、うなだれていた。いったい、そのパフォーマンスは、何?だが、うなだれているのは、三女だけではない。男子がひょうひょうとしているのに対して、わりと女子の方が、恥ずかしそうな子が多かった。微笑ましかった。
 三女の学年は女子が20名ほど多いので、足りない分は、男の先生、そしてPTA関係のお父さんたちが、まかなった。三女のうなだれ姿とは対照的に、彼らは輝いていた。若き日の青春を思い出しているのか、嬉しそうだった。
 そして、気合入れまくりの応援合戦は、見事優勝した!!帰宅後、「ウイナー!!(ソーセージでは、なく優勝者(Winner)」とガッツポーズを見せて登場した。それから、弾丸のごとくしゃべりまくり、興奮冷めやらぬ様子。聞いている母、疲れるが、ほどなくお姉ちゃんたちにバトンタッチしてやれやれ。
 実は、長女、次女とも応援合戦優勝クラスだった。お姉ちゃん達のビデオを引っ張り出し、応援合戦優勝クラス模範演技鑑賞会がささやかに我が家で開催された。楽しいひと時だった。
 とにかく、100パーセント全力投球!!翌日、筋肉痛に見舞われ、魂が抜けたようになった三女。次は、「合唱コンクール」と早くも意気込み、魂が戻った。いいな、青春。
 

空腹 睡魔 との闘い  9月30日(火)

 昨日の朝、相変わらず、起きれない次女を起こしにいった。寝顔を見て、仰天した。
 まゆが・・・まゆ、が・・・。4人の中で、父譲りの一番ナイスなまゆ毛を授かっているのに、こともあろうに、それに手をつけていた。「朝だよ〜」と毎朝やさしく起こすのに、「まゆ毛、どうしたぁーーー!!」と、叫び声で起こしてしまった。それでも反応しないので、揺さぶり攻撃も加わった。そんなに大げさにすることは、ない。たかが、まゆ毛が少し細くなっただけ。だが、非常に、母としては、不快感極まりない。
 しかし、ここに至るまでの次女の心中を察すれば、それもいたしかたないことであると、母は、反省している。
 夏休み明けてから、心を入れ替えた次女は、毎晩、宿題をこなしている。噂には聞いていたが、次女の学校、宿題 はんぱない。そして、部活。毎日の稽古は、持ち帰ってくるビタビタに濡れた剣道衣が物語っている。毎週土曜日は必ず他校へ出張稽古。部活の仲間とカラオケで遊ぶのも息抜きで必要だ。だが、週末課題は、すんごくあるらしい。と、なると削るのは、睡眠。体・頭 共にフル回転なので、腹も減る。「今から帰ります。」メールではなく、次女は「今日の晩御飯は何?」が、これから帰ると言う合図。
 ついに、9月中旬頃、ダウン。熱ではなく、睡眠不足で朝、起きれない。学校を休んで、復活したが、またすぐ、睡眠不足。どう考えても、部活がネックではないかと、母は思った。朝補習のある朝、寝坊して駅まで送って欲しいと言われ、送迎。車の中で説教タイム。「そんなに朝起きれないなら、部活を休んで帰ってこないと、体がもたないよ!」と、叱った。「何を優先順位にしないといけないか、よく考えなさい!」
 次女は、反発したが、駅に着いたのでこのバトルは、中断。
 だが、よくよくよ〜〜〜く考えたらさ、部活休む=剣道稽古やらないってことだよな、と、気付いた。それって私にあてはめてみた。う〜〜〜ん。自分は、店がどんなに忙しかろうと、どんなに疲れていようと、剣道は別もんだった。それによって自分を保っていた。なので、次女も、剣道をやることによって、この迫り来る課題の嵐を乗り越えているのかもしれないと、思った。剣道によって精神的バランスを保っているのではないか?一番、理解するのが当然だと思っていた母にそういわれて、「だったらお母さんはどうなんだ!」と、いいたかったに違いない。それがまゆ毛になったかも。
 今まで一番、手がかからなかった次女が、ここへきて、親の心配シェアのほとんどを占めるようになってきた。今が、ある意味手をかける時かもしれない。手をかけることによって、コミュニケーションも出来るし。
 まゆ毛は、本人いわく、「失敗」と、いうことだった。もう二度とやらないと、懲りたようで、ちょっとホッとしている。ちょっとした遊び心かな?かわいい。
 

翼小学校運動会  9月27日(土)

 お姉ちゃんたちのごたごたに、まぎれて、この運動会での四女については、母は、あまり関知していなかった。でも、必死で自己アピールをしていることと、唯一、剣道での送迎の車の中で母を独り占めできる環境を活かし、なんとなく四女が運動会で何をするか把握していた。親子競技で父と大縄跳びで走るらしく、二人で秘密の特訓をしていたことも、うすうすわかっていた。
 前日、PTAリレーで走ることを思い出し、慌ててしまったが、時は戻らない。今年は本番に向けて走りこみをしようと気合を入れていたが、後の祭りである。ぶっつけ本番だ!!
 四女は、今年計画委員。生徒会みたいなもので、運動会では競技の他にいろいろ仕事があるらしい。まずは、プラカードガールをやるという話を聞いていたので、入場行進を凝視。なんと、トップバッターで入場。すばらしい気合の入れよう。足は高くあがり、背筋は伸び、プラカードを持つ姿勢がとてもよい。この安定感が剣道でもあればいいのに、と、姉達が聞けば「また剣道か」と、非難されるであろうことを思って見つめた。と、同時にあれだけ、ほったらかしにしているのに、自分の知らないところで大きく成長しているんだなあと感極まり、彼女の姿がぼやけた。
 入場行進が終わり、運動会スタート!!みんな一生懸命なのが、見ていて笑みを誘う。徒競走、地区別リレーと感動の走りを見せた四女。私は、走るのはいつもドベだったので、これは父親譲りだと思ったが、それを見ていたひ〜くん(祖父)が、自分は、小学校の頃、足が速かったと言い出し、自分の遺伝子を主張した。(よく、わるさをしたので、逃げ足が速いという話もある)さっちゃん(祖母)も負けじと、マラソンはいつも上位だったと、孫の活躍に話の花が咲いてよかった。常じい&常ばあは、運動オンチなので、常滑の遺伝子は、ないな。このように、自分の子が、伴侶のおかげで、盛り上がることもある。ありがたや。
 さて、肝心の親子競技は、特訓の成果が見事に出て、周りの人たちの注目を浴びる走りを披露した(らしい)。だが、母は、ビデオの操作を誤り、あたふたしている間に終わってしまい、そのすばらしい走りの全貌を撮り損ねてしまった。あとの二人からの非難をこの時から覚悟していた。
 PTAリレーは、「楽しく走る」部門にエントリーしたので、楽しく走った。だが、後でビデオを見ると、すごくドンくさかった。長女に、「おっそ〜〜い!!」と、言われたが、君に言われたくないな、と思った瞬間、「私も人のこと言えないけどね」と、切り返したので、許した。
 計画委員の仕事は、まだまだ続く四女。午後から来賓の方々にお茶だしをする仕事。接待かぁ〜、いい経験ですね。
 最後は、組み立て体操。テーマは「北京オリンピック」世界各国の特色を織り交ぜながら演技する内容であった。真剣、極まりない表情の四女を追って、トラックをビデオを持って走りまわる母。事前にどこで、演技するかをこちらが聞かないのに、アピールしてくれたおかげで、動きが読めた。自分の子以外にも、がんばっている他の子たちもビデオに収めた。たまに、全体を眺めたり、とてもいい構成の組み立て体操だった。
 今年の運動会は途中で、上着が欲しくなるような、ちょっと肌寒い天候だった。だが、暑いよりは断然体力の消耗が違う。天候も味方してくれたおかげで、四女の体力も持ち、最後まで、集中して運動会を行うことができた。達成感にあふれた四女の表情が、ここちよい秋の風とともに、父と母の心を穏やかに通り過ぎていった。



すごろく ひとつ あがる  10月6日(月)

 すごろく、ひとつ、あがる。
 長女、内定いただきました。
 9月中旬の筆記試験、一週間後の面接、結果待ち。
 非常に心臓に悪かった。心臓、口から出そうになった。
 親が、取り乱しても、と、思ったが、平常心失いそうだった、いや、失っていた。
 終わってみると、これは、ひとつの過程だったに過ぎない。
 4月からが、正念場である。
 ひとつの悩みが終わると、また、次の心配、悩みが起こる。
 子育てに終着点はない、と、改めて思う。
 すごろくでは、ないな。

イケメン 大好き 三女  10月23日(木)

 「受験用ノート」三女の部屋で発見したノート。よしよし、受験生しているぞ。と、その下をみると、「韓国ドラマと健に負けるな!!」よしよし、闘っているな。でも韓国ドラマの誘惑は分かるが、「健(ケン)」ってだれ??ぐるっと思考回路が動き、ああ「仮面ライダー電王」の主人公を演じた佐藤 健(タケル)かぁとなった。
 もう、三女は彼にゾッコンである。電王で惚れて以来、彼の出るテレビ番組はすべてネットのブログでチェック!!ドラマの宣伝で出演する昼間のワイドショーまでも、チェックを怠らず、タイマー録画。もちろん、ルーキーズは、必須番組。今は、ブラッディマンディというドラマに出ているため、それも録画!!東京フレンドパークもよく出るので、それも見る。DVD録画されたものを、何度も見ては癒され、うっとりしている。負けている、完全に健に負けている。受験ノートの誓いはどこへ?(思春期に受験というのは、時期が悪すぎると感じる。特に女子は。三女は今、盛んにいう、「中学受験させてほしかった。」我が家の財政に余裕があれば、そうさせたかもしれない)
 だが、そんな三女を私は、いちがいに責められない。だって、私もそうだった。中学三年生の頃。テニスプレーヤーのジョン・マッケンローにぞっこんになり、毎月、テニス雑誌を3冊くらい購入して、彼の記事、写真は切り抜いていた。もちろん、テニス中継は、欠かさずチェック&ビデオ録画。(常じいが、新しいもの好きで、ビデオデッキは、わりと早い時期に我が家に登場していた。)しかも、彼が契約しているCMの会社がスポンサーになっているテレビ番組もチェックしてCMのためだけ、見ていた。日清サラダ、サントリー、TOYOTA、NIKEが、そうだった。(中3の社会見学でTOYOTAへ行ったとき、マッケンローのポスター(レア物だよ)が、いたるところに張ってあり、絶叫した覚えがある。)
 もちろん、ファンレターも書いた。もちろん、イングリッシュ。あて先はU.S.A。返事も来た。NIKEと契約していたので、NIKEが取り締まっていたらしい。それから、彼の会報みたいなのが、毎月送られてきた(エアーメール)が、英語でさっぱりわからなかった。Tシャツプレゼントもあって、応募したら、彼のサイン入りのTシャツ当選。NIKEのロゴも入っているので、これは、かなりのお宝だが、行方不明な状態。まじ、通訳なろうかと、夢見た時期もあったが、常じいに反対され、あきらめた覚えがある。マッケンローゾッコン時期は、高校三年生まで続いた。結構、長かった。高校時代のいろんなプレッシャー時期は、彼のおかげで乗り越えられた。マッケンもがんばってるんだから、あたしも負けない!みたいな。
 そんな過去の自分を三女に、見い出し、「遺伝っておそろしい。」と、あらためて感じる。

おさがり ざんまい  10月31日(金)

 みなさん、チャーミーってご存知ですか?なんと、あのキティちゃんのペットなんですって!!わたしゃ、キティ、お前もペットだろう、と突っ込みたいのですが、サンリオはそういう設定にしてしまっているみたいです。
 そのチャーミーの存在をしったのは、3年前の三女が修学旅行の時。我が家では、泊まりのイベントがある時は、「服を買ってあげる」慣わしがあり、三女も慣例に従い、そうしました。ドラゴンズ優勝セールがちょうど、やっていて、「ラッキー」でした。その時、購入したのが、このチャーミーのパジャマ。
 ここ最近、急に冷え込み、そろそろパジャマを冬用にと思っていたら、四女は、ちゃっかり、「チャーミーのパジャマ」を探し当て、着ました。サイズ、ぴったり。その後も、次女と三女が5,6年生の時に、よく着た服を容赦なく着まわして、楽しんでいる。すごい服持ち。でも、みんなおさがり。毎日がファッションショーで、ちょっと嬉しそう。おさがりで、満足している、四女よ、ありがとう。大きな声では言えないが、セーラー服も、各種サイズが取り揃えてあるので、よろしくお願いします。

きゅうそな四女  11月7日(金)

 「窮鼠、猫をかむ」 今回のトイレのことわざは、これだった。思わず、思い出した。
 昔、四女がまだ保育園に上がる前、次女のママ友たちとよく遊んだ。みんなやはり下の子を抱えていたので、四女も友達がいてよかった。だが、一人、とてもがたいのいい女の子がいて、いつも四女を、突き飛ばしていた。四女は、細くてかよわくて抵抗もできず、彼女のなすがままだった。その子のお母さんは「だめよ〜」と、いうだけで特にその子を厳しくしつけることなく、私も四女には、これからの幾多の苦難を自ら解決していって欲しいと思って見守っていた。だが、ある日、その女の子の悲鳴を聞いた。みると、ふるいながら、怒りを込めて彼女の腕を噛み付いている四女が、そこにいた。圧巻だった。我慢に、我慢を重ねて、ようやく反撃に出たようだ。歯型がしっかりついて、しばらくとれなかったようだ。気にするお母さんじゃなかったので、「これで突き飛ばされなくなるね。」と、さっぱりしたもんだった。以来、彼女は四女には、何もしなくなった。私はその行為が「窮鼠、猫をかむ、だなぁ〜」と、ことわざをまのあたりにして、感動した覚えがあった。今は、その子と同じクラスだが、結構、仲良くしているようで、よく名前が出てくる。お互い、心の傷はないようだな。さっぱりしてる。
 家では、お姉ちゃんたちが猫なら、四女は、完全にねずみである、今日この頃。きゅうそな四女は、クレイジーなお姉ちゃんたちの、攻撃をかわしながら、時には、勝負に出たりと、なかなか気が休まらない様子。末っ子、たいへんだわ。(長女な私が見てるとね。本人は慣れてるのだろう)

つぼいの誓い  11月13日(木)

 一週間前、次女の懇談会があった。二年生に向けて文理選択するための、懇談会である。三者懇談。先日の懇談会で、防具持参だったことが、なぜか担任の先生にばれていたらしく、「今日は、お母さんは竹刀を持ってくるのか?」と、尋ねられ仰天した次女。今回は、頑なに「稽古するな。」と、心の叫びを母に訴えていた次女だったが、そんなこと聞いちゃいないよ。いい加減、あきらめなさい。
 懇談会は、生徒の今までの自分、そしてこれからの意気込みを語るしくみになっていてまずは、次女の話を聞いた。「とにかく、眠い、眠くてたまらない。」と、始まり、「部活との両立に苦しんでいる。」でも「部活との両立は、何がなんでもやりぬきたい。」と、言った。ちょっとせつなくなってしまった。肝心の文理選択については、理系とのこと。当初の夢は、少しぐらついてしまっているようだが、普通科は、いろんな選択肢があるので、それはそれでいいなと思った。眠さとの戦いについて、担任の先生は「まず、帰宅したら制服のままで、課題に取り組むといい。ごはんを食べると、気が抜けてしまい、眠くなる。」とアドバイスした。だが、それは、次女には拷問ではないか。次女は「そうですね!」と、意気揚々としていたが、「その決心どこまで、やれるか、見ものだ。」と、内心ワクワクしている。最後に担任の先生が、「こうして娘さんが一緒に剣道やられてお母さん、嬉しいですね。」と、すごく嬉しい言葉を言ってくれたのに、気がゆるみ、「今の次女を見てると、追い詰められてしているようで、見ていて辛いです」、と、弱気なことを言ってしまった母。先生はだまって聞いていてくれた。だれの懇談会だか、わからなくなってしまった。
 それから、超ムッとしている次女をシカとして、高校生との稽古にエンジョイしたのは、言うまでもない。あ〜楽しかった!でも、現実にもどって「夕飯!」と焦り、剣道着と袴を忘れたドジな私。先回も剣道着のまま帰宅したため、着替えを忘れた前科があり、防具を運んでくれた二年生に「今日は、忘れ物ないよね。」と、会話したにも関わらず、忘れた。完全なるアホ。さっちゃんに、似てきた。
 で、その後、帰宅したら机に向かうことを、実行しようと努力している次女。これを担任の先生にちなんで「つぼいの誓い」と、母は命名した。だが、つぼいの誓いは、すぐに破綻し、帰宅後、すみやかに食卓に着座し、みんなの倍は夕食をたいらげる次女がいた。だが、その後は、課題に取り組んでいる。「やっぱ、食べなきゃ、やる気はでません」と、次女。そりゃそうだ。

忘れられた受験生  11月20日(木)

 三女、受験生だった。受験生並みに机に向かっている次女の影に薄れ、彼女の気配は消えていた。先日、封印してあった韓国ドラマを、例のビンゴのDVDプレイヤーをもちい、部屋にこもって見ていたりしてたので、接触がなかった。学校行事もなく、彼女にとって穏やかの日々が流れていたようだ。
 だが、ある日、話しかけてきた。「お母さん、高校の説明会、来る?」
 はっ忘れていた。ごめん、三人目。慣れてしまっている。
 その日は、さっちゃんと名古屋の問屋へ仕入れにいく約束を交わしていた。孫のことなら、さっちゃんも理解を示し、仕入れは次回にしてくれるだろう。だが、店をやめるとか、もうあんたに託すとか、言っていたさっちゃんが、息を吹き返し、またやる気が出て、仕入れにいくという展開は、嫁として見過ごせない。彼女の店は、私の剣道なのだ。やめたくても、やめられない、やめれない。やめたくない。と、いうことが、さっちゃん自身も嫁の私もこれで、納得した。だから、これは「次回にまわす。」ということは、できない。また、気が変わるかもしれないから。私の中の天秤が、さっちゃんに傾き、三女には「ごめん、あんたがしっかり聞いておいて。高校、行くのはあんたなのだから。」と、きれいごとだが、丸投げしてしまった。。三女はちょっと不満げであったが、ばあちゃんのことを話すと、すぐ納得してくれた。ありがたや〜〜。
 そして、進路希望調査表を、期限に提出するのを忘れ、昨日慌てて帰宅して、記入してまた登校した三女。いよいよ煮詰まってきましたね〜〜。

四女 学芸会  11月23日(日)

 四女の学芸会があった。なんと!長女の昇段審査とラップしてしまい、「ありゃりゃ〜」と、焦ったが、四女の学年はトップバッターだったので、時間的な問題は解消された。
 四女の学年は、「ほんとうの宝物」と、いう演目。いろんな国がその国の自慢の宝物を披露し、「ほんとうの宝物」を審査するというものだ。偽りの月の水、だましとった宝石、人の命を奪う爆弾などは失格であった。チョウメイ国の老人たち、アセミドロ共和国の働く人々、そして子供たちが、「ほんとうの宝物」として合格された。なかなかいいお話だった。四女は、最初、合格の鐘をならす役を希望したが、先生に「こっちの役がいい」と、言われ変更したが、しっかりものの友人に「○○ちゃん、去年も目立つ役をやったよね。」と、チェックを入れられたらしい。去年は、兵十に打たれたごんぎつねだったので、確かに目立った。さて、今年はどんな目立つ役なのだろうと、思ったら、ボケ役だった。彼女なりに、演出を施し(友人たちのアドバイスもあったようだ)チョウメイ国の老人達を紹介する役をこなした。母の審判で使用するカッターシャツを使用して、ちょっと役人をイメージした感じだった。
 みんな、演技がとてもうまくて、セリフも上手に言えていた。最後は、友達が宝物という、今の自分達の気持ちを表現して、Kiroroのベストフレンドを歌って終わった。
 母は、ビデオとデジカメをこなし、なんとか四女の晴舞台をおさめることができた。
 そして、その後は、長女の待つ豊田へと、車を走らせた。
 (実は、こっちの方が、ドキドキしている。)

四女 作

長女 昇段審査  11月23日(日)

 長女、二段受審。母は4度目だと思っていたが、本人いわく5度目だそうだ。
 前回の受審で、長女に足りないもの、それは間合いに入ってからの打ちが遅いということがわかった。間合いに入るとつい、相手を見てしまって先をとられてしまうということだ。それは、稽古不足からくる、自信のなさにも、見受けられた。
 今回は、徹底的に稽古をしないといけないと本人も自覚していて、スポ少の稽古に参加した。小学生たちに、ぼこぼこにされながらも、がんばった。母は、剣道にすべてをかけているといっても過言ではない小学生たちの剣道に対峙することによって、何かを感じ取ってくれたらいいと思った。
 そして、迎えた本番。
 固唾を飲んで、見守る。立会い、落ち着いている。基本、気合充分。一人目の地稽古。打ち負けていなかった。よし、この調子で、二人目、いけ!
 二人目の地稽古は、圧巻だった。間合いをつめて、「そこだ!!」と、いうところは、すべて打っていた。残心まで、しっかり持っていった。小手すりあげ面、返し胴、出ばな小手。バリエーションも豊富で、すべて有効打突にした。完璧だった。「ブラボー!!」と、紙ふぶきを降らせたかった。母も六段昇段であんな立会いがしたいなと思うようなことをやりのけた。
 いつもは、心臓バクバクで迎えた結果発表も、余裕で見ることができた。本人は、気を許していなかったが、「やり終わったとき、すごく気持ちがよかった。」と、言っていた。
 やっと、合格することができた。
 今まで、中途半端な出来で、なんとか合格するより、快心の出来で合格することができたので、今までの不合格は意味のあるものになった。
 「謙虚な気持ちで小学生たちと稽古ができた。」長女のこの言葉が印象的だった。

毛布のタオル  12月1日(月)

 我が家では、毛布の襟元にバスタオルを縫い付けている。利点としては、@襟元が暖かい。A顔をつけると気持ちがいい。Bよだれなど、ちょっとした水分も吸い取るなど。暇をみては、一人、二人・・・と毛布を広げ、家族分せっせと縫い付ける。
 主人のは、ずーと保留だった。こたつが主な睡眠の場だったので、別にいいだろうという妻の怠慢。彼も、気にしてはいない。でも、なんだか、気になる。
 そして、そんなある日、夢に出てきた。バスタオルが縫い付けれらた、主人の毛布。それは、さっちゃんがやってくれたものだった。「あんたも忙しいからね。」と、いやみではないが、嫁の私としては、非常に気まずい思いをした。夢でも妙にリアル感があった。
 そして、その目覚めたその日に、とっとと縫い付けた。やればできる。いつも子供たちに「言われなくてもやるの!!」と、厳しいことをいっているのに、自分はどうだろうか?言われた訳でもないが、夫をないがしろにしている嫁を姑が夢の中で戒めているのだ。恐るべしさっちゃん!!参った。すごく参った。
 このバスタオルON毛布は、嫁に来たとき、さっちゃんが毎年冬になると、行っていたものだった。嫁の私に強制するわけでもなく、もくもくとやっていた。。でも、このひと手間は、家族を思いやる心だよなと、まだ新婚で純真無垢な私はさっちゃんに習って毎年冬になると、やっていた。つけっぱなしでもいいような気もするが、結構汚れるので、(次女のような新陳代謝の激しい子は、1シーズンに一回はずすして洗濯することも)いたしかたない。
 子どもが四人に増え、負担ではあるが、なんだかやめられない冬支度である。
 パスタオルについた毛布を気付きもせず、夜中にこたつから、移動して寝込む主人。今夜も風呂は、さぼったか。

なんだか過ぎた12月  12月26日(金)

 気がつくと12月もうすぐ終わり。2008年も終わり。
 今年はやっと年賀状用の住所録を作成し(毎年、年始に来た年賀状を見ながら宛名書きをしていた私)、主人との分担を明確に分けることができ、悪いけど自分の担当分だけの宛名書きをした。(だって毎年200枚近く手書きしてます)郵便局へバイトへ行く長女に投函を頼んで、終了。こたつの上に、住所録と残りの年賀状がたたずんでいる。きっと、これも私がやるハメになるんだろうな、きっと。 
 さて、少し落ち着き、滞っていたHP更新を少しずつやろう。
 子どもの試合の報告がいっぱいある!

もうすぐ終わる12月&2008年  12月31日(水)

 ああ〜忙しかった12月。
 いろいろあった12月。まだ、アップしてない翼の剣道大会、もう来年だ。
 *どもこも四女に、ついに堪忍袋の尾が切れた飛翔の会の餅つき会。いつになったら落ち着くのか?近頃、扱いが難しくなってきた四女。でも、負けない!母は闘う!!上3人もそうして闘ってきたが、末っ子、なかなかしぶとい、わりと頑固。静かな戦いとなるだろう。
 受験勉強を楽しそうにやっている三女。BGMは「篤姫サントラ」。クリスマスプレゼントは「篤姫サントラU」&佐藤健のカレンダー。いろいろ困らせてくださったが、ここへきて自分の目標が定まったのと、いろんなことがあった自分と向き合い学んだようで、精神的にいいようだ。安心である。でも、決まるまでは、本人は、落ち着かないだろうな。ゆったりとしていつでも彼女を受け止めてあげないといけないです。
 冬休みも、補習&部活で、私の弁当作りの手を休めなかった次女。宿題も半端ではなく、今も紅白を見ずに、宿題。年越しもやっぱり、課題。でも、友達とポケモンセンターへ遊びに行ったのも事実。なんだかなぁ〜。
 そして、ついに自動車学校へ通学しはじめた長女。教習代の捻出に頭を悩ませた12月当初。なんとか、工面。郵便局へのバイトもやりくり。そんな中、年明けに健康診断のためにスーツ着用とのことで、長女とスーツを買いにイオンへ。娘とスーツを見に行くことになるなんて、自分が常ばあちゃんとスーツを見に行ったのが、つい最近のことのようなのに、妙に嬉しくせつない気分である。あのときは、新生活への期待よりも、母を独り占めできた喜びの方が大きかった記憶がある。もうひとつ、花嫁支度のときも、同じような喜びがあったような。長女もそんな気持ちあるのかな?二人で、あーだこーだいいながら、ウインドショッピングが、妙に楽しかった。
 そして、四女が五年生ということで、19日に餅つき会があった。ここで、私は餅つき要員になったが、この餅つき会では、ある人からの密命を受けて挑んだわけだ。密命の内容は、「来年度PTAワーキング代表の打診をすること。」ある人とは、もちろんP会長。ガーデニングとペン(広報)グループの代表の方がなかなか決まらないということだ。二年も要職に従事してたのに、何にも協力してあげなかったので、ここは人肌脱いでやろうと、意気込んでみた妻。餅つき会の参加者名簿に目を通す。来年は六年生になるので、翼小学校最後の年。そこに目をつけ、六年生になる子が「末っ子」であることも重要。私も縁あらば、最後の年なので、P活動に協力したい気持ちがとてもあるので、みんなもそうだろうと、もくろんでみた。密命は、見事達成することが、できた。声をかけた方は、快く引き受けてくださった。餅つき会での和やかな雰囲気も功を奏したようだ。ほんとうにすばらしい方たちに恵まれていると、実感できて、しみじみ嬉しさをかみしめる。この場をかりて、お礼申し上げます。また、みんなやっぱり同じ気持ちなんだなぁと、自分の感受性を信じることもできた。いろんな思い出、思い入れが詰め込まれた翼小学校とそのPTA。来年は、ついに四女が六年生になり、最後の年となる。創立より7年。もう7年になるのか。全力投球の子育てを翼小学校とともに歩んだといっても過言ではない主人と私。来年もよろしくお願いします。
 *どもこも ・・・ どーもこーもならないということ。