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木造 阿弥陀如来立像もくぞう あみだにょらいりゅうぞう

木造 阿弥陀如来立像
分類
市指定(第168号)
指定年月日
平成4年11月3日
種別
彫刻
所有者
本證寺
時代
鎌倉時代
法量
高さ 76cm

 第一・二指を曲げて結ぶ上品下生じょうぽんげしょうの阿弥陀如来像である。この姿は、慈悲心にあふれ、衆生を西方極楽浄土に迎える阿弥陀如来を表している。本證寺の本尊であり、鎌倉時代中期から後期の頃にかけての作品とされる。
 ひのき材の寄木造よせぎづくりの像で、肉髻珠にっけいじゅ白毫びゃくごう玉眼ぎょくがんは水晶を入れる。肉髻が低く、顔は人間味のある造りとなっている。手・足の彫出は写実的に表現され、両腕の外側から垂れ下がる衣の左が幾分長めで、その左右の長さの差が比較的大きいといえる。腹部の表現は豊かで(腹奥が長い)ゆったりとした感がある。