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安祥毘沙門天あんしょうびしゃもんてん

安祥毘沙門天
分類
市指定(第105号)
指定年月日
昭和46年3月10日
種別
史跡
所有者
極楽寺他

 志貴庄しきのしょう時代に、荘館(安城古城か)または安城の集落の周辺の四隅(東に常福寺、西に甲山寺こうざんじ、南に多宝坊、北に極楽坊)に寺院を建てたとする説がある。この地点は、そのうちの極楽坊にあたり、住民の福徳安全を祈願してまつられたのが安祥毘沙門天とされる。

 安城城時代には北方鎮護のためまつっていたと考えられる。毘沙門天が、仏法世界の四方を守る四天王のうち北方を守る多聞天を独立させて信仰されるためである。境内にある石像は甲冑かっちゅうに身をかため、右手で塔をささえ、左手にほこを持って、邪鬼を踏みつける姿であらわされる。

 安祥毘沙門天は、1524年(大永4)に、岡崎へ移転したが、明治に入り再び現在の地へ安置された。

住所
東明町 11番地8他