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菩提寺文書ぼだいじもんじょ

菩提寺文書

分類
市指定(第172号)
指定年月日
平成5年11月3日
種別
古文書
所有者
菩提寺
時代
江戸時代

 菩提寺は、桜井松平氏の菩提寺であったため、桜井松平氏が掛川城主、尼崎城主に移封されたのちも先祖の供養がなされ、幕藩時代も村役人とは別な立場において村の有力な指導者の地位にあった。そうしたことから、村内に起きた様々な事件の記録や文書書簡が寺に残されることとなった。
 文書の内容においては1618年(元和4)の五ヶ野の書付の写が時代としては最も古く、1691年(元禄4)の本多主馬の分家の手形、1741年(寛保元)の松木山論争、寛政年間(1789~1801)の桜井村の一件、弘化年間(1844~1848)の一件をはじめとした「廻り連判状」など村方文書として特殊なものがある。その他にも天保改革関係、藤川 助郷すけごう関係、都築弥四郎(弥厚)の明治用水新開計画関係文書などがあり、近世における村の歴史を知る上で貴重な史料である。