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ホーム > 学甫堂 附石燈籠・つくばい

学甫堂がくほうどう 附石燈籠つけたりいしどうろう・つくばい

学甫堂1

学甫堂

学甫堂2

石燈籠

学甫堂3

つくばい

分類
市指定(第107号)
指定年月日
昭和47年11月14日
種別
建造物
所有者
個人
時代
江戸時代
木造茅葺 入母屋造

 学甫堂は、儒学者石川丈山が、1636~39年(寛永13~16)の間、京都相国寺畔の睡竹堂すいちくどうに住み、書斎として用いた建物である。三畳一間、床の間つき、二方濡縁ぬれえん。天井の側面に三十六詩仙の板絵が掲げられていたという。1969年(昭和44)、京都市左京区田中野神町睡竹堂跡から丈山文庫庭内へ移築、復元されたものである。

 学甫堂の横にえられた石燈籠いしどうろうは江戸時代の初期に京都地方にだけ流行したといわれる特殊な燈籠である。京都北部で産出する白川花崗岩しらかわみかげで作られた質素な形で、高さ110センチ、ふたの直径70センチのものである。つくばいは石燈籠とともに丈山の遺品であり、手水鉢ちょうずばちには、同じく白川花崗岩を用いている。

住所
和泉町 上ノ切1番地