MENUCLOSE

ホーム > 和泉北本郷古墳出土品

和泉北本郷古墳出土品いずみきたほんごうこふんしゅつどひん

和泉北本郷古墳出土品
分類
市指定(第139号)
指定年月日
昭和55年7月21日
種別
考古資料
所有者
和泉八劔神社
時代
古墳時代中期

内行花文鏡      1面
管玉         18箇
緑色ガラス小玉    8顆
鉄剣破片       5箇
鉄斧破片       1箇

 1980年(昭和55)、八劔神社改築により所蔵されていた出土遺物が発見された。和泉北本郷古墳(和泉町北本郷2)から明和年間(1764~1771)に出土したことが遺物の箱書きに記されている。

 内行花文鏡は、直径9.1センチという小型のものである。無文の外帯と細かい櫛目文帯くしめもんたいの内側に内行花文帯がある。管玉は碧玉製のものである。鉄器類については保存処理を行って鉄斧てっぷ片1箇と鉄剣片5箇にまとめられた。

 鏡、玉、剣という三種の神器じんぎを中心にした副葬品であり、刀剣類は鉄製で、工具である鉄斧を含むことなどは、4世紀後半に築造された古墳の姿をしのばせる。