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垣蔦文組椀かきつたもんくみわん

工芸品 垣蔦文組1
分類
県指定(工第32号)
指定年月日
昭和33年6月21日
種別
工芸品
所有者
本證寺
時代
安土桃山時代
法量
高さ 3.3〜9.6cm

 本證寺ほんしょうじでは「竜椀りゅうわん」と称している。同寺の開基慶円きょうえんが、小島(西尾市)の竜神を教え導いた因縁によって、境内の竜宮池りゅうぐうのいけから湧き出した椀の一組といわれ、返し忘れの竜椀として伝説化されたものである。
 黒塗の上に朱漆で垣と蔦の蒔絵を表している。網代あじろ蔓唐草つるからくさを文様化し、葉の線などは、意匠と椀の持つ形などからみて安土桃山時代の作とされる。