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絹本著色 覚如上人像けんぽんちゃくしょく かくにょしょうにんぞう

絹本著色 覚如上人像1

絹本著色 覚如上人像2

裏書

分類
市指定(第22号)
指定年月日
昭和38年10月1日
種別
絵画
所有者
西方寺
時代
安土桃山時代
法量
縦 89cm 横31cm

 右斜め向きの坐像を、やや小振りに描いている。裏書きに『釋顯如 天正六稔寅戌十月 三日書之 信州高井郡笠原本誓寺常住者也』とあり、1578年(天正6)に描かれ、もとは長野方面にあったことがわかる。
 覚如(1270〜1351)は浄土真宗の開祖親鸞しんらんの末娘覚信尼かくしんにの孫である。親鸞の墓所大谷本廟の三代目留守職となった。覚如は、この廟を朝廷に願って本願寺の寺号を得、真宗各派をここに集めて本願寺教団を作ろうとしたが、それは成功しなかった。のち、八代蓮如によってその意思は受け継がれた。