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北浦遺跡出土遺物きたうらいせきしゅつどいぶつ

北浦遺跡跡出土遺物

三耳壺(左)・四耳壺(右)

分類
市指定(第119号)
指定年月日
平成14年11月3日
種別
考古資料
所有者
上条町内会
時代
鎌倉時代
形状
三耳壺 器高30センチ
    口径10.8センチ
    底径10.6センチ
四耳壺 器高20.2センチ

 三耳壺さんじこは完形品で、釉薬ゆうやくの残存状態も良好である。胴部の上半に三段の櫛描文くしがきもんが巡る優品。四耳壺は、口縁と高台部分を欠いているが、出土した時には、口縁が残っていたという。釉薬はやや剥落はくらくしている。胴部上段に二段の櫛描文が巡る。いずれも、上条町内の畑(現在の「北浦遺跡」の範囲内)から発見されたもので、発見者から上条町内会に寄贈された。

 13世紀末から15世紀前半のころの作で、骨蔵器として埋納されたものと思われ、北浦遺跡の性格を探る上で重要なものである。