MENUCLOSE

ホーム > 算額

算額さんがく

算額
分類
市指定(第184号)
指定年月日
平成9年1月10日
種別
有形民俗文化財
所有者
桜井神社
時代
江戸時代
形状
縦 36.1cm 横60.0cm
作者
清水幸三郎林直
 (一七六九~一八四二年)

 江戸時代に発達した日本独自の数学を「和算わさん」といい、これを習得した人が難問を解き、絵馬のように神社に奉納したものが算額である。

 この算額は清水幸三郎林直りんちょくが1804年(享和4)2月に桜井神社に奉納したものである。右上段に図を描き、下段にはその問題、答、解説が漢文で書かれれいる。難問の解題を神仏の加護によるものとして奉納し、あわせて和算奨励を祈願したものと思われる。

 江戸時代の西三河における和算の普及を考えるうえで、重要な資料である。