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絹本著色 親鸞聖人像けんぽんちゃくしょく しんらんしょうにんぞう

絹本著色 親鸞聖人像1
絹本著色 親鸞聖人像2

裏書

分類
市指定(第196号)
指定年月日
平成13年11月3日
種別
絵画
所有者
法行寺
時代
江戸時代
形状
絹本著色

 この像は、首に帽子もうすを巻き、黒衣、黒袈裟を付け、念珠を右手に上段にして持ち、格狭間こうざま礼盤らいばんに斜め右を向いて、座っている。
 今回指定となった親鸞聖人像、聖徳太子像、真宗七高僧像は、裏書が残されていることから、1646年(正保3)に東本願寺、宣如上人から下附されたものであることがわかる。宣如上人の使命は、本願寺派を一派の本寺として名実ともに充実させることであった。1639年(寛永16)には、家光から土地の寄進を受け、寺地を拡張、石川丈山に依頼し、渉成園しょうせいえん枳殻邸きこくてい)を築いている。
 親鸞の画像としては、存命中に描かれた「安城御影」が有名で、現在は西本願寺に伝わる。