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絹本著色 真宗十祖像けんぽんちゃくしょく しんしゅうじゅっそぞう

絹本著色 真宗十祖像

分類
市指定(第8号)
指定年月日
昭和36年10月1日
種別
絵画
所有者
西蓮寺
時代
南北朝時代
法量
縦 124cm 横32cm

 この十祖画像は、聖徳太子・妹子いもこ学哿がくか源信げんしん源空げんくう親鸞しんらん真仏しんぶつ・□□・源海げんかい了空りょうくうを描き荒木源海の系列(法系)を示す絵系図である。この寺は、五代寂信じゃくしん・六代寂明じゃくみょうのころ、荒木門徒に属していたと推定される。
 元来は朱色を基調に明るい画面をなしていた。図様は多くの例とは異なり、源信の背後で向かい合う信空しんくう聖覚せいかくの両像を欠く様式をとる。親鸞像でわかるように、顔だちに写実的な描き方が認められ、着衣の彩色に丁寧な技法が見られる。
 なお、寺では1334年(建武元)高田(下野国)専修寺せんじゅじ四代専空せんくうから授かったものと伝える。