MENUCLOSE

ホーム > 相撲土俵四本柱

相撲土俵四本柱すもうどひょうよんほんばしら

相撲土俵四本柱
分類
市指定(第97号)
指定年月日
昭和43年4月1日
種別
有形民俗文化財
所有者
福釜町内会
時代
江戸時代
法量
長さ 5.3m 回り 76cm

 江戸時代中期から発達した地方における勧進相撲かんじんずもうは、後期の約100年間に職業相撲として定着し、しっかりとした組織ができ盛んに催された。それにともなって相撲土俵上で組み立てられるやぐらは、地方で勝手に建てることができず、江戸の角力すもう元締の許可が必要であった。この相撲土俵四本柱は、1789年(寛政元)に福釜蔵前に生まれ十両取に進んだ力士、三河山惣兵衛が勧進元かんじんもととなって免許が与えられたもので、一種の格式を有するものである。こうした相撲資料が残るのは、全国的にも少なく貴重なものである。
銘文は次のとおりである。
江戸年寄 頭取三河山惣兵衛
四本柱免許
清見潟又市小頭鶴ヶ関大平
文久三年癸亥八月吉日