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木造 薬師如来坐像もくぞう やくしにょらいざぞう

木造 薬師如来坐像
分類
市指定(第26号)
指定年月日
昭和38年10月1日
種別
彫刻
所有者
高棚町内会
時代
室町時代
法量
高さ 25cm

 この像は、高棚町長坂家の祖、七左衛門吉重(1574年没)が、川島の薬師堂から迎えた像と伝えられる。はじめ空臨寺くうりんじに安置したが、文化年間(1804-18、19世紀初)に現在地へ移し、長坂家がまつってきた。現在は町内会管理となっている。像の底板に「応永三年丙子九月十五日造立了意」の墨書銘があって、この像が、1396年(応永3)の造像と知られる。
 片腕を欠くことは、明治の初めに、この像が盗難に遭ったときの損傷と伝えている。