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絹本著色 善光寺如来絵伝けんぽんちゃくしょく ぜんこうじにょらいえでん

絹本著色 善光寺如来絵伝1

第一幅

絹本著色 善光寺如来絵伝2

第二幅

絹本著色 善光寺如来絵伝3

第三幅

絹本著色 善光寺如来絵伝4

第四幅

分類
国指定(絵第357号)
指定年月日
大正7年4月8日
種別
絵画
所有者
本證寺
時代
鎌倉時代
法量
縦 163cm 横97cm

 この絵伝は、その名のように信濃国しなののくに(長野県)の善光寺の本尊が、天竺てんじく(インド)、震旦しんたん(中国)、百済くだら(韓国)の三国を経て伝来してきた阿弥陀三尊仏(一光三尊仏)であり、これを安置する善光寺は、7世紀後半ごろに創建されたことを描いた典型的な掛幅絵伝である。本證寺ほんしょうじ草創期にまでさかのぼるもので、念仏の教えをすすめるために使われた。話の順序にとらわれず山や海が効果的に描かれ、自由な構成になっていることに特色がある。
 三河の真宗寺院には本證寺の他に妙源寺みょうげんじ(岡崎市大和だいわ町)と満性寺まんしょうじ(同市菅生すごう町)にも善光寺如来絵伝があり、善光寺信仰が三河の初期真宗と深くかかわっていたことを物語る重要な作品である。