石川丈山の漢詩
 

▲石川丈山像
 丈山は、書や作庭にもすぐれた能力を発揮しましたが、何よりも漢詩人としての名声が高かったようです。
 ここでは、丈山苑の庭や建物でみることのできる漢詩を中心に紹介します。(作品の入れ替えのため、みることのできないこともあります)
ただいま下の5首を掲載中です
 
壬寅歳首

詠懐(故国三川遠)

富士山
放懐

書興
 
■丈山の漢詩■
 
●江戸初期の漢詩
丈山が活躍した江戸時代初期の漢詩は、個々人の道徳的修養と徳治主義的政治を尊ぶ儒学の一部でした。また、室町時代の五山文学の影響から、中国宋代の詩が重んじられる傾向も、この時期の特徴です。
●丈山の理想
しかし丈山は、李白・杜甫・王維などの盛唐詩を模範とし、儒学をはなれた自由な漢詩をめざしていました。このことから江戸時代の漢詩人の祖と位置づけられています。
●日東の李杜
 朝鮮通信使の随行員として来日した詩学教授は、丈山と筆談で詩のやりとりをし、丈山のことを「日東の李杜(日本の李白・杜甫の意)」であると絶賛したといいます。このエピソードも漢詩人としての丈山の名声を高めることにつながりました。
 
漢詩の読み方や解釈などには不備があると思いますので、ご存知の方はご教示ください。また、ご意見やご要望もぜひおよせください。