50階建てはすごろくである。トランプを手札とし、トランプの数字を足すことで
自然数の二乗を作りコマを進めていく。
すごろく板
1Fからスタートし、50Fに最初に到達した人が勝ち。(つまり、最短49マス進めばゴール)
トランプの[2]〜[10]は額面通りの点数として扱い、[A],[J],[Q],[K]はそれぞれ1,11,12,13点として扱う。
手札からトランプを出して進むが、その枚数に応じて数字の扱いが変わってくる。
1枚出しの時:そのトランプの点数を超えない最大の二乗数の点数を持つとする。
ただし、[ジョーカー]は0点として扱う。
(例:[4]を出したら、2進む。[10]を出したら、9点と見なすので3進む。)
2枚以上出しの時:1枚出しのときと違い、トランプの点の総計が丁度二乗数にならなければならない。
また、[ジョーカー]と[エース]([A])には特殊な効果があり、
4枚以上で全てのカードが同色(赤or黒)の時も特殊な効果がある
(これをフラッシュと呼ぶ)。
[ジョーカー]:[ジョーカー]は出したトランプの合計点数に×2の効果を及ぼす
(優先順位は足し算より後である)。
(例:[8],[10],[ジョーカー]を出した場合、18×2で36点なので6進む。)
[エース]([A]):[エース]は額面の1の他に、スプリットの効果として使える。
出し方として、X,[エース],Yとして出す(X,Yはそれぞれトランプの組で2枚以上の必要があり、
2枚出しの時と同じ条件である)。
結果としては、Xで進める数とYで進める数の合計だけ進める。
(例:([3],[6]),[A],([4],[8],[K])を出した場合、3+5で8進む。)
フラッシュ:フラッシュは出したトランプが4枚以上でしかも全てが同色(赤or黒)
の時にトランプの合計点数に×2の効果を及ぼす(優先順位は足し算より後である)。
(例:[7],[8],[J],[J],[K]を出した場合、50×2で100点なので10進む。)
[ジョーカー]、[エース]([A])、フラッシュの複合例
([5],[7],[K],[ジョーカー]),[A],([Q],[Q],[Q])を出した場合、
[エース]の前者は25×2×2で100点なので10、後者は36点なので6、あわせて16進む。
二乗数の表
・トランプ2デック(同じもの)を使い、
[ジョーカー](赤黒色付き)4枚を含んだ108枚を使用する。
・毎ターン手札からトランプを出し、その点数に応じて進む。
・最初の手札は7枚。
・手札の最高枚数は16枚で、手札の枚数がこれを超えるようなカードドローは出来ない。
・自分のターンの開始時に、プレイヤーは自分の現在の順位と同じ枚数のカードを引いてもよい。
・初めて10F、30Fを超えた(=より大きい)プレイヤーはカードを5枚引いてもよい。
・初めて21F〜30F、41F〜49Fに止まった人はカードを3枚捨てる。
・手札の残り枚数が順位より多いとき、50Fに止まれない(ゴールできない)。
・41F〜49Fにいるときのみ下の階に戻ってもよい(1F〜40Fでは上の階に進むしかない)。
0. 50階建てはターン制で行われ、
それぞれのプレイヤーは自分のターンに1回行動が出来る。1人のターンが終わったら次の人のターンに移る。
1. 現在の順位と同じ枚数のカードを引く(引かなくてもよい)。
2. 手札から任意枚数トランプを出してその点数に対応した数だけ進む。
3. いずれかのプレイヤーが50Fに止まるまで1、2を繰り返す。
1.コマの進み方で、二乗数ではなく三角数を用いるとより早い展開となる。
三角数の表
2.勝利条件を50Fに最初に到達することではなく、最初にポイントを規定数貯めることとする。
・合計7ポイントを最初に得たプレイヤーを勝ちとする。
・5F、10F、15F、20Fに止まった時、1ポイントを得る。
・25F、30F、35F、40Fに止まったとき、2ポイントを得る。
・50Fに止まったとき、7ポイントを得る。
・一度ポイントを得たマスにもう一度止まったとしてもポイントは得られない。
・スプリットは途中で止まるとする。
(例:([3],[6]),[A],([4],[8],[K])を出した場合、まず3進み、一度止まってから5進む。
または5進み、一度止まってから3進む。)