チョイス(choice)の説明書

1 ゲームの概要

チョイスは大富豪の形式の1つである。3人で行うゲームであるが、内1人は半分程度しか参加しない。

2 ゲームで使うもの

トランプ1デック(52枚)と[ジョーカー]2枚の計54枚を使う。

3 ゲームの流れ

まず、次の1〜42人のみで行う。この2人をチョイサーという。 また、[ジョーカー]は今は使わないので脇によけておき、以下、[ジョーカー]を除いた52枚のカードを使っていく。
.チョイサー2人に5枚ずつカードを配る。どちらが先攻かを決める。

.残ったカードを以下の図のように並べる。
自分
[山] [a] [b] [c]
相手
図で[a],[b],[c]はそれぞれ1枚のカードが裏向きに置かれた状態であり、 [山](山札)は残りのカードを裏向きに置いておく。

.先攻の人から次を行う。

 3.1.まず[a]にある全てのカードを見る。そして次の2つからどちらかを選ぶ
  3.1.1.[a]にある全てのカードを手札に加える。そして、 山札の上から1枚[a]の場所に裏向きのまま置く。これを選択した場合、手番をもう1人のチョイサーに移す
  3.1.2.[a]にあるカードを取らず、 山札の上から1枚[a]の場所に裏向きのまま重ねて置く

 3.2.もし、3.1.2を選択していた場合、[b]について同様のことを行い、 ここでもカードを取らなかった場合、[c]について同様のことを行う。

 3.3.もし、[a],[b],[c]の全てでカードを取らなかった場合、山札の上から1枚引いて手番を移す。

.次のいずれかになるまで3を行う。
・2人の手札が共に17枚以上になる。
・片方のチョイサーの手札が25枚以上になる。

.山札と[a],[b],[c]に残ったカードを3人目のプレイヤー手札とする。 このプレイヤーをフィッシャーという。

.フィッシャーは[ジョーカー]を手札に加えるが、その際次のどちらかを選ぶ
・[ジョーカー]を1枚手札に加える。この場合、[ジョーカー]はワイルドカードかつ単体最強札として扱う (つまり、[ジョーカー]の定義通り)。
・[ジョーカー]を2枚手札に加える。この場合、[ジョーカー]はワイルドカードとしてしか使えない (単体では最弱札である)。また、階段に[ジョーカー]が含まれている場合、[8]流しの効果は現れないとする。

.フィッシャーを最初の親として大富豪を行う。

特記事項3においてもし山札が残り1枚となっている場合、 そのターンに限って[a],[b],[c]の上にカードを置かない。 そして、そのターンが終わったあとに[a],[b],[c]のカードを全て合わせてシャッフルし、 新たに[a],[b],[c]に一枚ずつ置いて残りを山札とする。 (つまり、手札はそのままで2から再びやり直す)

4 ゲームの用語

チョイサー:カードを選択して手札を作っていく2人のこと。
フィッシャー:チョイサーが選択した後に残ったカードを手札とするプレイヤーのこと。
タワー:[a],[b],[c]で、カードが大量に置かれた状態のこと。