真偽退は3人以上の多人数で行うトランプを使ったカードゲームである。 ブラフを交えた言動を駆使して勝利を目指し、敗北から逃げる。
勝利条件:自分の場にある表向きのカードと裏向きのカードで、
3枚以上の数字の連続が出来た時、又は同一の数字が3枚ある時。
敗北条件:自分の場にある表向きのカードで同一スート(マーク)のカードが3枚になった時。
ただし、勝利条件は敗北条件より優先される。
0. トランプは[1]〜[10]、[J]、[Q]の各スート計48枚を用いる(以下、[J]を[11]、[Q]を[12]とする)。
これを山札とする。
1. 全てのプレイヤーの前(自分の場)に山札の上から1枚を表にして、1枚を裏にして置く。
自分の前の裏向きのカードは、自身のみ見ても良い。
2. ファーストアクションプレイヤー(最初の行動をとる人、以下FP)は最初無作為に選び、
その後は反時計回りに変わっていく。FPは山札の上から1枚引き、それを自分だけ見る。このカードのことを
アクティブカード(以下AC)と言う。
3. 好きな自分以外のプレイヤー1人を対象として、「スート(ダイヤorハートorスペードorクラブ)か
パート(1パート([1],[2],[3],[4])or2パート([5],[6],[7],[8])or3パート([9],[10],[11],[12])」を宣言して、
ACをそのプレイヤーの前に裏返して置く(カードはまだ誰にも見せてはいけない)。この行動を行う人を
アクティブプレイヤー(以下AP)と言う。
4. 対象とされたプレイヤーは、以下の3つの選択肢から1つを選ぶ、「宣言が正しいと言う」、
「宣言が正しくないと言う」、「パスを宣言し、カードを受け取る」。
4.1. 「宣言が正しいと言う」を選んだ時、ACを表にする。宣言が正しかった場合、
そのプレイヤーは次の2つの選択肢から1つを選ぶ。ACを表向きで自分の場に置くか、ACを表向きでAPの場に置く。
宣言が正しくなかった場合、APが上の2つの選択肢から1つを選ぶ。
4.2. 「宣言が正しくないと言う」を選んだ時、ACを表にする。宣言が正しくなかった場合、
そのプレイヤーは次の2つの選択肢から1つを選ぶ。ACを表向きで自分の場に置くか、ACを表向きでAPの場に置く。
宣言が正しかった場合、APが上の2つの選択肢から1つを選ぶ。
4.3. 「パスを宣言し、カードを受け取る」を選んだ時、ACを見て、受け取ったプレイヤーが
新たなAPとなって、3からまた始める。ただし、ACを見たことがあるプレイヤーを対象とする
ことは出来ず、ACを見てないプレイヤーが自分1人だけの時は、「パスを宣言し、カードを受け取る」を
選ぶことは出来ない。
5. いずれかのプレイヤーが勝利条件を満たすか、1人のプレイヤーを除いて全てのプレイヤーが
敗北条件を満たすまで、2〜4.3を繰り返す。
得点を導入し、複数回のプレイによる総合点で勝負を競うようにする。
・勝利条件を満たした場合、そのプレーヤーは、
(表向きのカードの枚数×5)+((2枚以上あるスートの種類)×10)点を得る。
・プレーヤーはいつでも『取引』を他のプレーヤー1人に対して持ちかけても良い。
・『取引』は任意の点を譲る代わりに自分の言うことを聞いてもらうことである。
・『取引』を了承した場合(点を受け取った場合)、それに従わなければならない。
・出来ないこと、ゲームに関係ないことを『取引』として持ちかけることは出来ない。
・次の行動以外に対する『取引』を持ちかけることは出来ない。
・自分の持ち点を超える点を譲ることは出来ない。
スート:トランプのマークのこと。ダイヤ、ハート、スペード、クラブがある。
パート:トランプの数字を3つの組に分けたもの。1パートは[1],[2],[3],[4]。2パートは[5],[6],[7],[8]。
3パートは[9],[10],[11],[12]の数字を表している。それぞれ「小」、「中」、「大」ということも。
ファーストアクションプレイヤー(FP):最初の行動をとる人。山札からカードを引く。
アクティブカード(AC):現在宣言の元となっているカードのこと。
アクティブプレイヤー(AP):現在行動権をもっている人。最初はFPがAPとなる。