コンピュータ上の色を正確に人に伝えるためには何に注意すればいいのかを考えてみます。
上の緑系の色は3種類ともwebセーフカラーの「緑」系の色です。RGB値で最も色みの強い緑は「#00ff00」なのですが色名でいうと「lime」となっています。本来、緑を英訳すると「green」です。色名で「緑」を指定する場合「green」と指定する事もできますがRGB値は「#008000」です。同じ「緑」の意味合いでもweb上では全く違います。では例を見てみましょう。
上の「緑」の表の場合に、AさんがRGB値#00ff00の「lime」の色を緑として、Bさんに色を伝えたとします。Bさんには実際、どんな色に伝わっているのか考えてみましょう。
1.#00ff00の「lime」の緑色でうまく伝わった。
2.#008000の「green」の緑色で伝わってしまった。
3.web標準でない濃い緑で伝わってしまった。
以上のように、色の名前だけでは全く見当違いの色になってしまう場合があります。人によって、同じ「緑」という言葉でも認識が違う場合がある可能性があります。そのためWeb上の色を伝える場合には、RGB値で伝達するか、もしくは色見本用のチャート(webセーフカラーのチャートなど)を見ながらどの色かを確認しあうのが確実です。
しかし、お互い遠方で電話などでしか伝達できない場合は、RGB値で伝えるほうが間違いありません。遠方同士の場合に、ネット上でカラーチャートをアップしたり、電子メールなどでチャートを送ったりして、お互いのパソコンで見ながら確認というのは決して正しく伝わるわけではありません。
これは、色表現の問題点でもご説明しましたが、お互いの見る環境が違う(OSやブラウザが違う)場合や見る機械の仕組みが違う(CRTディスプレイと液晶ディスプレイの違いやメーカー及びパネルの種類や設定が違う、など)場合があるからです。
以上のことを踏まえると、ある程度正しく伝達されるRGB値も、見る人の環境によっては色合いが違って見えるという場合も避けられません。RGBの赤で#ff0000の色ですら、ディスプレイの明るさ等の調整しだいでは、違う色にも見えてしまいます。
もちろん人により見る環境というのは千差万別ですから、ある程度の誤差は仕方ないことかもしれませんね。