識別性とは、色が異なることによって物体の存在や状態、また物体を比較、区別できる性質で、色彩の視認性や誘目性なども色の識別性に含まれます。
特に交通標識などは識別性(視認性と記号による識別)が重視されます。逆に識別しにくくする(視認性を低くする)例もあり、これは周囲との協調を主とした場合で、例えば迷彩色などがこれにあたります。
聖徳太子による「冠位十二階の制」は、色によって身分の位を区別していました。これは冠の色を6色とし、それぞれを濃淡で2色に分けた合計12色でその人物の身分を識別できるようにしています。「冠位十二階の制」では、濃い紫色の冠が一番位の高い人物であることが一目でわかるようになっています。
人の顔色によって健康状態を判断したり、食べ物の色によって新鮮さを判断したりするのも色による識別のひとつです。またAVケーブル(下記写真参照)などはひと目でどこに接続すればいいのかわかるようになっています。色みをなくした場合は、どこに接続したらいいか非常にわかりにくいですね。