FreeBSDでCATV&家庭内LAN&PPPサーバー


1.なにがしたいのか.... [目次へ]

 我が家もケーブルテレビ(CATV)のインターネットサービスに加入しました。NTTの通話料金は気にしなくて良いし、スピードもISDNより早くて快適です。しかし、モバイルなどの時、電話回線からアクセスするポイント(ダイアルアップのプロバイダ)がなくて不便です。そこで、自宅にTELすれば、家庭内のLANからCATVのインターネットにつなげることが出来るようなシステムを構築してみました。

 NTT-TE東京のMN128SOHOには、ISDNのPPPサーバー機能(ISDNとPIAFSの着信が可能)があるのでそれを活用しました。最近は、TA+ルータ+MODEMという機種もあるようですので、それでも対応できると思われます。
 ただし、MN128SOHOには、アナログのPPPサーバー機能はありません。FreeBSDによる内蔵モデムを利用したアナログモデムのPPPサーバーを立ち上げても可能かもしれませんが、専用のアナログ回線がないとふつうの電話とPPPの電話と鳴り分けができないと困るので今回は見送りました(ISDNの場合は、PPP接続の時は電話のベルが鳴らないのでよいが...)。

 ただし、他人にアクセスを許可したり、その他、ケーブルテレビ(CATV)側との契約で問題が生じるおそれがありますのでご注意ください。

 また、UNIXについては、素人ですので間違った表現や記載があるかもしれませんが、ご指摘くだされば幸いです。

 我が家の加入しているCATVインターネットサービスでは、グローバルのIPアドレス(現在は8個まで使用を許可されている)を、CATV側のDHCPサーバーから割り当てられます。DHCPサーバーで割り当てられたグローバルアドレスと家庭内のローカルアドレスのLANとを接続できるようにするには、FreeBSDでIP masqueradeルータ機能を持たせるようにする必要があります。

 その後、追加インストールした物については、11.その他のソフトのインストールを参考にしてください。


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