FreeBSDでCATV&家庭内LAN&PPPサーバー


6.FreeBSDインストールの下準備(各ボードの設定など) [目次へ]

6.1 FMVのHDを初期化する

 800MBをMS-DOS領域、400MBをFreeBSD領域とした。(Windowsを使わなければFreeBSDだけでもよい)

 1.Windows98起動FD1を入れ、FMVを起動し1.を選択して立ち上げる。
 2.指示通りキーボードを選択し、起動FD2に入れ替える。
 3.A:\> になったら、再び起動FD1に入れ替える。
 4.A:\>FDISK [return]
 5.大容量ディスクのサポート....は、「N」[return]
 6.MS-DOS領域..作成の「1」[return]
 7.基本 MS-DOS...の「1」[return]
 8.アクティブなMS-DOS領域を800MBを作るため、後は指示通りに行う。
  FreeBSD領域は、FreeBSDインストール時に作成するのでここでは作成しない。
 9.再起動した後、A:\>FORMAT C: [return] でHDのMS-DOS領域のフォーマットを行う。
 10.空になったCドライブのHDにWindows98をインストールする。

6.2 各ボードを入れるためIRQをあけておく

・つぎのものをWindowsで「スタート->設定->コントロールパネル->システム」

 「デバイスマネージャ」を選択し、つぎのものを「このハードウェアプロファイルで使用不可にする」とする。

   ほかに検出されたデバイス->Fujitsu (Voice) (IRQ10,DMA03)

・起動時に[Ctrl]+[Alt]+[Esc]でBIOSユーティリティを起動する。

 System Security -> Parallel Port Base Address [Disabled](IRQ7)にする

  Serial Port1 Base Address [3F8h]
  Serial Port2 Base Address [Disabled]
  Parallel Port Base Address [Disabled] ←ここ

 これらにより、IRQ 7,10 が解放されました。

6.3 3Com EtherLinkIII 3C509B-TP (ISA LANボード)のセットアップ

 上から2番目のISAスロットに挿入。
 設定は、IRQ 10 , I/O 0300-030F , Prug&Play Disabled
 Winでは、3Com EtherLink III ISA (3C509/3C509b) in ISA mode で使用
 FreeBSDでは、ep0のデバイスとなる。

 1.MS-DOS6.2で起動した後、製品についてきたFDと入れ替える。
 2.A:\>install [return]
 3.「Configuration and Diagnostic Program」をカーソルキーで選択する。
 4.「install->Configre NIC...」を選択する。
 5.[Tab]で「I/O Base Address」に移動する
 6.カーソルキーで「Plug and Play Capability」を選択して「Disabled」にする。
 7.[Tab]で「OK」に移動し、「Quit->Exit」[ESC]で終了する。

 注)Windows95,98のMSDOSモードでは、INSTALLは起動できない。

 注)他のIRQやI/O BASE Addressに変更する場合に、Out of memory でできないときは、
  6の次に「Auto Configure」で、割り当ててみるとよいかもしれない。

 注)2.2.5Rでも、ep0で認識可能でした。

6.4 Adaptec AHA-1542CF SCSI Host Adapter (ISA SCSIボード)

 上から3番目のISAスロットに挿入。
 設定は、IRQ 11 , I/O 0130-0133 , DMA 06
 Winでは、Adaptec AHA-154X/AHA-164X/AHA-2535 SCSI Host Adapter で使用

 A.BIOS(D8000h)を使用可にするとHDDがOFFのとき起動が遅くなる

     12345678
 OFF ○○○   ○○ (1,2,3,7,8)
 ON     ○○○   (4,5,6)

 B.BIOSを不可にするとHDDがOFFのとき起動が早くなるがFreeBSDでマウントできない

     12345678
 OFF ○○○      (1,2,3)
 ON     ○○○○○ (4,5,6,7,8)

 筆者は、パターンの設定にした。

6.5 MELCO LGY-PCI-TR (PCI LANボード)

 上から4番目のPCIスロット(PCIとしてはNo2となる)に挿入。
 設定は、IRQ 7 , I/O 7200-721F

 特別PCIのものは設定しなくてよい。FMV起動時のCtrl+Alt+EscのBIOSの
 PCIの設定もAutoにしておけば、勝手にIRQ勝手に割り当ててくれる。

 PCI System Configrationは

 PCI IRQ Setting -------- [Auto]
  INTA INTB INTC INTC
 PCI Slot 1 ------------- [--] [--] [--] [ 9]
 PCI Slot 2 ------------- [ 7] [--] [--] [ 9]
 PCI Slot 3 ------------- [--] [--] [--] [ 9]
 On-board PCI VGA ------- [ 9]
 VGA Palette Snoop ------ [Disabled]

 注)2.2.5Rでは、ed1で認識不可能でした。2.2.7Rにしたら何事もなく認識できました。
  (device ed0を入れ忘れてカーネルのコンパイルをしただけかも...!?)

6.6 WINDOWS98(95)でIRQなどを調べておく(付録参照)

 追加したボードなどが作動しているかを確認してメモをしておく

  スタート->設定->コントロールパネル->システム


 [目次へ]