RedHat(Linux)でCATV接続用サーバー構築
RedHat(Linux)でCATV接続用サーバー構築


3.インストールの準備

■インストールした機種&ソフト

FUJITSU FMV-5133D5 (LAN付き) デスクトップパソコン
CPU:Intel Pentium 133MHz RAM:16MB HDD:1GB(1039MB) FDD:1.44MB
LANカード:FMV-181/182 LAN カード(純正)(未使用)
サウンドカード:FMV-MMK1(純正)
ビデオカード:ATI Graphics Pro Turbo PCI (atim64-CT)(On-board Display)(純正)
CD-ROM:MATSHITA CD-ROM CR-574(純正)

RAM:32MBに増設(追加)
PCIバス:BUFFALO LAN BOARD LGY-PCI-TL -1枚目-PCIバス3段目(追加)
PCIバス:BUFFALO LAN BOARD LGY-PCI-TL -2枚目-PCIバス4段目(追加)(未使用)
HDD:DBI-UV8.4GT2 MELCO (追加)
(フルインストールで1.1GBくらい必要なためハードディスクを純正と交換しました)

内臓の LAN カードは、Red Hat Linux 7.1J では、自動で認識されませんでした。設定で認識できるかも知れませんが、面倒なので MELCO の LAN カードを 2 枚差しました。(2枚目は未使用)

Linuxサーバー構築運用実践ガイド2001(RedHat Linux 7.1CD-ROM付き) 日経Linux編 \1,886

できる Linux サーバー インプレス \2,500
Red Hat Linux7.0日本語版&設定ファイル収録(CD-ROM付)

これらの本に基づきインストールしました。本には記載されていない設定もありますので、何かの参考になると思います。

■インストールに必要なもの

・インストールするパソコン(FMV-5133D5)、モニタ、キーボード、マウス
・Red Hat Linux 7.1J CD-ROM (本についているもの等)
・Windows95/98 (IRQ などハードを調べたり、FDISK.EXE を実行するため)
・MS-DOS 6.2/V FDISK.COM を実行するため(Windows の FDISK がうまくできないとき)
・Linux ブートディスク(FD)(FDでインストールするときのみ必要です)
・Linux 起動ディスク(FD)(インストール中に作ります。緊急時復旧などに使います)

インストール中に「ブートディスクを作ります」のように、ブートディスクと起動ディスクが混乱しています。インストール用のブート(インストール)ディスクか、緊急用のブート(起動)ディスクかを間違えないようにしましょう。
ブート=起動と思うけど、インストールディスクとブートディスクにすればいいのに!?

■インストール手順

1.ハードウエアの環境を調べます
2.FDISK.EXE(COM) で MS-DOS 領域を作成(削除)します
3.Red Hat Linux 7.1J のインストールディスク(FD)を作成します
 (ブータブルCD-ROMが使えるマシンなら不要(FMV-5133D5は不要))
4.Red Hat Linux 7.1J をインストールします

1.ハードウエアの環境を調べます

Windows95/98 などをインストールして、本体のハードウエアの割り込み要求(IRQ)や I/O ポートアドレス等を調べます。

MS-DOS 起動ディスクで起動し、FORMAT.EXE で C ドライブをフォーマットします。
A:\>FORMAT C: [Enter]

Windows95/98 等のインストールをします。
A:\>E:SETUP [Enter]

Windows95/98 等のインストール方法は、他のホームページ等を参考にしてください。

モニターに合わせて、画面の表示を適宜変更します(800×600にする)。

起動時にネットワークのログオンが毎回出るので、ウィンドウズログオンを優先にする。スタート-設定-コントロールパネル-ネットワークをダブルクリックします。
優先的にログオンするネットワークを、Windows ログオンにします。

インストール後、FMV-181/182 (LANカード) が認識されていないので設定します。
スタート-設定-コントロールパネル「システム」をダブルクリックします。
サウンド、ビデオ....の Sound Blaster のプロパティを見ます。
リソースの自動設定を外し、割り込み要求 を 10 から 05 に変更します。
スタート-設定-コントロールパネル「ハードウエアの追加」をダブルクリックします。
画面に従って操作し、ネットワークアダプタ FUJITSU FMV-181/182 を選択します。
スタート-設定-コントロールパネル「システム」をダブルクリックします。
ネットワークアダプタ...の FMV-181/182 のプロパティを見ます。
リソースの自動設定を外し、割り込み要求を 10 、I/O の範囲を 0300-031F に変更します。

その他うまく認識できていないときは手動で設定してください。

スタート-設定-コントロールパネル-ネットワークをダブルクリックします。
PCIバスの4段目(ネットワークの設定では上)は、グローバル(DHCP)とした(eth0)
PCIバスの3段目(ネットワークの設定では下)は、ローカル(192.168.0.2)とした(eth1)
FMV-181/182 は、ローカル(192.168.1.2)とした

再起動して、下記のようになっていることを確認します。

IRQ:使用状況
00:システムタイマ
01:106日本語(A01)キーボード(ctrl+英数)
02:プログラミング可能な割り込みコントローラ(IRQコントローラ)
03:通信ポート(COM2)シリアルポート
04:通信ポート(COM1)シリアルポート
05:Sound Blaster 16 AWE-32 またはサウンドデバイス互換(10から05に手動で変更した)
06:標準フロッピーディスクコントローラ
07:プリンタポート(LPT1)パラレルポート
08:システムCMOS/リアルタイムクロック
09:Realtek RTL8029 Ethernet Adapter and Compatibles(BUFFALO LGY-PCI-TL)
09:PCI ステアリング用IRQフォルダ
09:ATI Graphics Pro Turbo PCI (atim64-CT)(On-board Display)
10:LANカード(FMV-181/182)(サウンドを10から05に変更して手動でインストール)
11:PCI ステアリング用IRQフォルダ
11:Realtek RTL8029 Ethernet Adapter and Compatibles(BUFFALO LGY-PCI-TL)
12:PS/2 互換マウスポート
13:浮動小数点コプロセッサ
14:CMD PCI-0646 Bus Master PCI to IDE Controller プライマリー(シングルFIFO)
15:CMD PCI-0646 Bus Master PCI to IDE Controller セカンダリー(シングルFIFO)

DMA:使用状況
0:空き
1:空き
2:標準フロッピーディスクコントローラ
3:Sound Blaster 16 AWE-32 またはサウンドデバイス互換
4:DMAコントローラ
5:空き
6:空き
7:Sound Blaster 16 AWE-32 またはサウンドデバイス互換

I/O:使用状況
0300h〜031Fh:LANカード(FMV-181/182)
0378h〜037Fh:パラレルポート
03F8h〜03FFh:シリアルポート(COM1)
02F8h〜02FFh:シリアルポート(COM2)
0220h〜022Fh:Sound Blaster 16 AWE-32 またはサウンドデバイス互換
0388h〜038Bh:Ad Lib Gold Compatible(OPL3)
0200h〜0207h:ゲームポートジョイスティック
7200h〜721Fh:BUFFALO LAN BOARD LGY-PCI-TL(追加分)IRQ11
7220h〜723Fh:BUFFALO LAN BOARD LGY-PCI-TL(追加分)IRQ09

すべてのハードウエアが Windows95/98 等で使えることを確認しておくと、インストール時に設定が容易になります。

Windows95/98 の winipcfg.exe を実行して
CATVインターネット側の「デフォルトゲートウエイ」、「DHCPサーバー」を確認しておきます。これはインストールの時に必要になりますので必ず調べてください。

2.FDISK.EXE(COM) で MS-DOS 領域を作成(削除)します

Windows98 の起動ディスク1,2(又は、MS-DOS 起動ディスク、Windows95 セットアップ起動ディスク等)で起動します。

以前に FreeBSD や Linux 等が入っていた場合など、LILO (HDD から Linux を起動するためのブートローダ)を完全に MBR (マスターブートレコード)から消してしまいたい場合は、(MS-DOS 6.2/V , Windows95/98 の) FDISK で下記のように実行するとよい。
A:\>FDISK /MBR [Enter] (Windows98は、起動ディスク1に入ってます)

Windowsをインストールする場合は、
A:\>fdisk [Enter] で FDISK を起動します。
1.MS-DOS 領域または...作成 [1]
1.基本 MS-DOS 領域を作成 [1]
  ...最大サイズを割り当てますか? [N]
  基本 MS-DOS 領域を...[1536]
2.アクティブな領域を設定を選択 [2]
  アクティブにしたい領域番号....[1](MS-DOS 基本領域にした)
4.領域情報を表示を選択 [4]
 領域:C:1 状態:A 種類:PRI DOS Mバイト:1537 システム:UNKNOWN 使用:19%
  1537MB 程度あれば Windows98 でも多少ソフトが入れられると思います。

Windowsをインストールしない場合は、
A:\>fdisk [Enter] で FDISK を起動します。
4.領域情報を表示を選択 [4] 現在の領域を見ておきます。
3.領域または理論 MS-DOS ドライブを削除を選択 [3] すべてを削除します。
 (HDD の中身はすべて消えますので、重要なデータはバックアップしてください)
  その他の不要な領域がある場合はすべて削除します。
4.領域情報を表示を選択 [4] 領域が定義されていないことを確認します。
ESC で終了します。


 Tips:MS-DOS 6.2/V の起動ディスクに内臓 CD-ROM を認識できるようにするには?

MS-DOS 6.2/V の起動ディスク(FD)を作成します。
起動ディスク(FD)に、(本体付属FDの)「CR_ATAPI.SYS」ドライバをコピーします。
起動ディスク(FD)に、(本体付属FDの)「MSCDEX.EXE」ドライバをコピーします。
起動ディスク(FD) の CONFIG.SYS の最後の行に次の2行を追加します。
  device=cr_atapi.sys /D:MSCD000 /Q
  LASTDRIVE=Z
起動ディスク(FD) の AUTOEXEC.BAT の最初の行に次の1行を追加します。
  A:\MSCDEX.EXE /D:MSCD000 /M:15 /V /L:D
以上

 Tips:Windows98 の起動ディスクに内臓 CD-ROM を認識できるようにするには?

起動ディスク1(FD)に、(本体付属FDの)「CR_ATAPI.SYS」ドライバをコピーします。
起動ディスク1(FD)に、(本体付属FDの)「MSCDEX.EXE」ドライバをコピーします。
起動ディスク1(FD) の CONFIG.SYS に追加します。
  device=cr_atapi.sys /D:MSCD000 /Q
起動ディスク1と2(FD) の AUTOEXEC.BAT に次の1行を追加します。
  LH %ramd%:\MSCDEX.EXE /D:MSCD000 /M:15 /V /L:%CDROM%
参考:AUTOEXEC.BAT (起動ディスク1と2)  CONFIG.SYS (起動ディスク1)
以上

●何度もインストールの失敗(原因は不明だが!?)

 FMV-5133D3 + HDD:DBI-UV8.4GT2 MELCO の場合 (1024シリンダの壁!?)

○FDISK(Windows95/98)が起動できなくなってしまった
 →CD-ROMからブートしないようにBIOSを設定する

Windows95 の FDISK を実行すると、run-time error R6000 - stack overflow になってしまったり、Windows98 ではフリーズするなど、FDISK.EXE がうまく起動しないときは、FMV-5133D3 の電源を入れ、「CTRL+ALT+ESC」を押し「BIOS Utility」を起動し、「Load Setup Default Settings」でデフォルトの設定(CD-ROM から起動しないようにする)に戻す。これで、Windows95/98 の FDISK を実行できるようになります。
また、MS-DOS 6.2/V の FDISK.COM で確保や FDISK /MBR は、CD-ROM から起動の状態でも実行できました。
-----各OS の FDISK.EXE(COM) の違い--------------------------------------
Windows98:FDISK EXE 79,948 98-06-12 20:01 FDISK.EXE
Windows95:FDISK EXE 72,728 95-12-31 9:50 FDISK.EXE
MS-DOS6.2/V:FDISK COM 1,606 94-12-20 6:20 FDISK.COM
MS-DOS6.2/V:FDISK EXE 29,853 94-12-20 6:20 FDISK.EXE
MS-DOS6.2/V:FDISK2 EXE 29,833 94-12-20 6:20 FDISK2.EXE
(MS-DOS は、COM>EXE>BAT という優先順位となり、A:\>FDISK [Enter]で、
FDISK.COM が起動するので、A:\>FDISK.EXE [Enter]としなくてもよい)
------------------------------------------------------------------------
これらのFDISKは1024シリンダ以上の領域確保はできない?
FMV-5133D3のBIOSが1024シリンダまでしか認識しないのか?
Vine Linux の FDISK は、このHDDでは、1027シリンダまで認識できた。
FAT32や大容量のHDD対応などのため、Windows98のFDISKやFORMATを使うのがよい。


○Windows95/98 の FDISK で領域を削除できない状態になっている
 →Vine Linux の FDISK を使って削除できる

Linux の FDISK の方が強力なので、Linux の CD-ROM で起動して、インストール時に FDISK を選択して、不要なパーティションを削除してみる。
 インストールの途中で、「fdisk を使用」を凹にして、次へ
 ドライブを選択
 mでヘルプを見る。pで確認し、dos以外を、dで削除し、wで保存し、qで終了する。
 pで確認時、1024シリンダ以上を /boot が使っていると問題になる?
 戻る-戻る-----で、System Install 画面に戻り、
 グラフィックモードの時には、Ctrl+Alt+F1 で画面を切り替えた後、
 Ctrl+Alt+Delete で再起動をする。


○起動時にLIが表示され止まってしまう
 →FDISKからすべてやり直す(/bootがシリンダが1024以上の領域になっている!?)
 →インストール時にboot:linux hda=1024,255,63 とか linux hda=1027,255,63
  などHDDのシリンダ、ヘッド、セクタ情報を設定する(=は=の右隣のキー!?)
 →起動用フロッピで常に起動するようにする

 →FDISKからすべてやり直す
 Windows95/98 (できない場合は、Linux ) の FDISK で領域をすべて削除する
 Windows95/98 の FDISK で、一度すべてを MS-DOS 基本領域にしてみる
 Windows95/98 の FDISK で、再び領域をすべて削除する
 Windows95/98 の FDISK で、再びMS-DOS基本領域を 1536MB にする。
 Windows95/98 の FDISK で、FDISK /MBR を実行する
 format c: を実行する

最後の手段は、Windowsとの共存をあきらめるか、パソコンを変える。

その他、わからないことは、インターネット検索サイトで検索してみましょう。
http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Large-Disk-HOWTO.txt


3.Red Hat Linux 7.1J のインストールディスクを作成します

CD-ROM から起動できないパソコンにインストールする場合は、ブートディスク (FD) を作成して、その FD で起動してインストールしないといけません。このときも CD-ROM は必要です。

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次に Windows の DOS プロンプトや MS-DOS 上での作成方法を紹介します.

Red Hat Linux 7.1J の CD-ROM を入れディレクトリを CD-ROM の images ディレクトリに移動します.1.44M バイトフォーマット済みのフロッピーディスクを A ドライブに挿入して,以下のように rawrite コマンドを実行します.ここでは CD-ROM が D ドライブであると仮定します.

  D:\IMAGES>d:\dosutils\rawrite.exe -n -f boot.img -d a:
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4.Red Hat Linux 7.1J をインストールします

ここまでの下準備ができたら次のインストールに進みます。