Macintosh LC630 第2の人生 「CATV用家庭内サーバー」大作戦


3.HDDのフォーマット [目次へ]

 通常の68K-MacのHDDはSCSIですが、このLC630はIDEですので、外部のHDDを接続してそのHDDにMacBSDをインストールしました。IDEのHDDをUNIXパーティションでフォーマットできるソフトがあれば、内臓のHDDでも使えるかもしれません。IDEからでもブートするように開発中のようです。また、内臓CD-ROMはSCSIなので取り外して、代わりにSCSIのHDDを入れてもよいかもしれませんが、今回は一番手軽な外部HDDにインストールしてみました。
 私は、「MacBSDネットワークサーバー構築ガイド 広文社」を参考にしました。ただし、MacBSDのバージョンは1.3が入っていました。最新はこちら(http://macbsd.all7.or.jp/)を参考にしてください。1999.5.12に1.4がリリースされています。68LC040は、FPUがないため1.3.xや1.4はだめ(不安定!?)らしいです。ブート時の画面では、68LC040では、fpu0 at mainbus0 (emulator)と出てました。68040交換時は、fpu0 at mainbus0 (mc68040)と出るようになりました。68LC040でもカーネルをいじると動くらしいが、今回は、ハード的に68LC040を68040に交換して、1.4をインストールしました。

UNIX(A/UX)パーティション作成 [目次へ]

 ここでは、フォーマットソフトはSilverlining5.5を使用しました。A/UXパーティションがフォーマットできるもの(Silverlining,HDT等)ならなんでもかまいません。Aplle純正HDDならApple HD SC Setupでも可能です。外部HDDのデータは消えますので大事なものは必ずバックアップしておいてください。
内臓HDDにインストールしたSilverlining5.5をダブルクリックして起動します。

(File->Select Driveで)外部HDDを選択しOKを押します。

Initializeを押します。

Installを押します。

Installを押します。

OKを押します。

WARNINGダイアログでInitializeを押します。

CustomizeダイアログでModelやIconやName(MacBSD)を選択してOKを押します。

Volume ManagerダイアログでSize項目に0を入れてUpdateを押してパーティションをすべて消します。
Volume name項目の1段目にカーソルを合わせ、Volume->Partition typesを選択します。

DescriptionでA/UX Root&User slice0(Apple_UNIX_SVR2)を選択しOKを押します。
Size項目に409600(400MB)を入力します。(400MB×1024=409600KB)
Volume name項目の2段目にカーソルを合わせ、Volume->Partition typesを選択します。

DescriptionでMacintosh Volume(Apple_HFS)を選択しOKを押します。
Size項目に56320(55MB)を入力します。
Volume name項目の3段目にカーソルを合わせ、Volume->Partition typesを選択します。

DescriptionでA/UX Swap slice1(Apple_UNIX_SVR2)を選択しOKを押します。
Size項目に40960(40MB)を入力します。

のようにして、Updateを押します。

メッセージダイアログが表示されるので、File->QuitでSilverlining5.5を終了します。

MacOSパーティションにMacOSをインストール [目次へ]

LC630に付属の漢字Talk7.1をMacOSパーテーション約55MBの部分にインストールしておくと良いでしょう。


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