4-2. サーバーマシンになるシステム
のインストール


 まず、ここでは、サーバーにするためのMacintosh IIci(IIVxなど)のハードディスクのフォーマットから最低限必要なシステムのインストールまでを説明します。OSは、この当時のマシンでもっとも軽い漢字Talk7.1+システムアップデート1,2としました。また、MacTCPは、QuickDNS Proが、MacTCPの2.0.6以降でないと対応していないので、MacTCPは、2.0.6をインストールしました。

1.ハードディスクをフォーマットする

 この手のマックには、CD-ROMがついていなかったり、また、サードパーティーのCD-ROMがついていたりするので、起動用フロッピーディスクに、CD-ROMを読めるような、機能拡張を入れておくと、OSのインストールが楽になります。System Enabler001は、IIVx用のためにシステムフォルダに入れてあります。このディスクで、IICiとIIVxの両方が立ち上がります。CD-ROMは、Apple製および、ロジテック製用のドライバーが機能拡張に入れてあります。

 このようなフロッピーディスクを作成しフロッピーで起動して、ハードディスクをフォーマットするソフト(Apple製ならApple HD SC Setup,他ならB's Crew等)でフォーマットします。

2.漢字Talk7.1をインストールする

 システムを軽くするため、「カスタマイズ」インストールで、次のものを含む最小限のシステムとする。シフトキーを押しながら、クリックして必要なものを選択してください。

 ・ファイル共有ソフトウェア
 ・EtherTalkソフトウェア
 ・ビットマップフォント:細明朝体/中ゴシック体/等幅
 ・TrueTypeフォント:Osaka
 ・Macintosh IICi用システム

 インストール後、IIVxの場合は、System Enabler 001を、起動ディスクからハードディスクのシステムフォルダの中に入れておくこと。また、CD-ROM用のドライバーもハードディスクのシステムフォルダの機能拡張に入れておいて下さい。

 アップデート1は、「システムフォルダー」にファイルをドラッグ&ドロップする。
 アップデート2し、インストーラー(アップデーター)をダブルクリックする。

3.MacTCP2.0.6をインストールする

 QuickDNS Pro2.0Jは、MacTCP2.0.6以降でないと対応していませんので、必ず、2.0.6以降をインストールしてください。

 MacOS7.6にはいっているMacTCP2.0.6(MacTCP,MacTCP Prep)の2つをシステムフォルダにドラッグ&ドロップしていれる。「MacTCP」は、コントロールパネル、「MacTCP Prep」は、システムフォルダにはいる。
インストール後再起動して下さい。

4.日付、地域の設定

「コントロールパネル」の「日付&時刻」で設定する。
「コントロールパネル」の「世界地図」で、「東京」を「検索」した後「設定」をクリックする。

5.共有の設定

「コントロールパネル」「ネットワーク」で「EtherTalk」に設定する。
「アップルメニュー」「セレクター」で「AppleTalk使用」に設定する。
「コントロールパネル」「共有設定」で所有者の名前(例.host)、パスワード、Macintoshの名前(例.host)などを設定し、「ファイル共有」を開始する。

ハードディスクの中に「WWW」フォルダを新規作成する。
「ハードディスク全体(WWWフォルダを含む)」「その他のフォルダ」それぞれを、「ファイル」「共有」で設定する。

まずハードディスク全体(WWWフォルダを含む)を共有する。

その他のフォルダ(システムフォルダなど)は、共有できないようにしておく。

※サーバーソフトなどあとからインストールしたものに関しては、その都度、共有したくない場合は、共有の設定を行って下さい。

「コントロールパネル」「利用者&グループ」で設定する。

その他、「コントロールパネル」で必要(好み)なものは、設定をしておく。


6.MacTCP2.0.6の設定をする

「コントロールパネル」の「MacTCP」で次のように設定する。


パターンBは、192.168.1.2にすること。

パターンBは、
172.16.123.65 -> 192.168.1.1
172.16.123.66 -> 192.168.1.2
に置き換えて下さい。


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