マルチタイマー MT−1 |
シーケンス制御用小型タイマー |
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この装置は、4種類の動作と3段階の時間設定を選択できるマルチタイマー
タイマー動作は、インターバル/オンディレー/フリッカ/オフディレーの4種類を選択できます。
時間レンジは、0.1秒/目盛 ・ 1秒/目盛 ・ 1分/目盛の3 段階を選択できます。 |
タイマー動作及び時間レンジの設定は、電源のON/OFFとディップスイッチの組み合わせで
行う事ができます。 |
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■ オプション リレーセット |
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車載用パワーリレー |
松下電工 |
ACA12135 |
接点仕様 |
DC12V 20A |
コイル仕様 |
DC12V |
コネクタ |
F端子 4ピン |
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ご注意 |
チェンジマン内蔵リレーの接点に、電流負荷が大きい場合は、接点容量の大きいリレーを追加してコントロールしてください。 |
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チェンジマン内蔵のリレーは、接点電流3A以内で使用してください。 |
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■ 本体の仕様および各部の名称 |
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スパークキラーについて
リレーの接点には、ノイズ吸収用のスパークキラーが入っています。
接点に接続する信号に悪影響する場合は、取り外してください。
リレー・モーター・ランプなどの誘導負荷を接続する場合は、外さないでください。 |
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No. |
ハーネス |
信 号 名 |
No. |
ハーネス |
信 号 名 |
1 |
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5 |
白 |
リセット |
2 |
橙色 |
リレー接点 コモン |
6 |
黒色 |
アース |
3 |
青色 |
リレー接点 A(ON) |
7 |
黄色 |
信号入力 |
4 |
緑色 |
リレー接点 B(OFF) |
8 |
赤色 |
+12V〜24V電源 |
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■ 各項目の設定手順 (タイマー動作 インターバルの場合) |
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1) 電源OFFでディップSWを [801] にセットします。 |
2) 電源をONするとLEDが点滅します。 |
3) しばらく待つとLED点灯します。
これで、メモリへの書き込みが完了します。 |
4) 電源をOFFにしてください。
設定は、終了です。 |
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■ タイマー動作の設定手順 |
手 順 |
動 作 |
ディップSW |
LED |
備 考 |
1 |
電源OFF |
0 0 0 |
消灯 |
インターバル動作の場合 |
2 |
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8 0 1 |
消灯 |
コードをセット |
3 |
電源ON |
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点滅 |
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4 |
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点灯 |
しばらく待つと |
5 |
電源OFF |
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消灯 |
設定は完了です。 |
■ タイマー動作モード |
コード |
動 作 |
内 容 |
備 考 |
801 |
インターバル動作 |
入力ONで設定時間の間リレーをONする。 |
出荷時設定 |
802 |
オンディレー動作 |
入力ONで設定時間経過後リレーをONする。 |
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803 |
フリッカ動作 |
入力ONで設定時間毎にリレーのON/OFFを繰り返す。 |
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804 |
オフディレー動作 |
入力OFFで設定時間経過後リレーをOFFする。 |
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■ 時間レンジの設定手順 |
手 順 |
動 作 |
ディップSW |
LED |
備 考 |
1 |
電源OFF |
0 0 0 |
消灯 |
0.1秒レンジの場合 |
2 |
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8 1 1 |
消灯 |
コードをセット |
3 |
電源ON |
|
点滅 |
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4 |
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点灯 |
しばらく待つと |
5 |
電源OFF |
|
消灯 |
設定は完了です。 |
■ 時間レンジ |
コード |
動 作 |
内 容 |
備 考 |
811 |
0.1秒 |
0.1秒 〜 79.9秒まで設定できます。 |
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812 |
1秒 |
1秒 〜 799秒まで設定できます。 |
出荷時設定 |
813 |
1秒 |
1分 〜 799分まで設定できます。 |
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■ タイマー時間の設定 |
手 順 |
動 作 |
ディップSW |
LED |
備 考 |
1 |
電源OFF |
0 0 0 |
消灯 |
2秒の場合 (インターバル動作) |
2 |
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0 0 2 |
消灯 |
コードをセット |
3 |
電源ON |
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消灯 |
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4 |
スタート信号 |
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点滅 |
信号入力ON |
5 |
2秒後 |
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消灯 |
タイムアップ |
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■ 動作チャート及び配線例 |
(1) インターバル動作 【コード 8 0 1】 *タイマの一般的な使い方です。 |
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(2) インターバル動作 【コード 8 0 1】 *カウント中のスタート入力は無効です。 |
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(3) オンディレー動作 【コード 8 0 2】 |
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(4) オンディレー動作 【コード 8 0 2】 *カウント中の信号入力は有効です。 |
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(5) フリッカ動作 【コード 8 0 3】 *タイマの一般的な使い方です。 |
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(6) フリッカ動作 【コード 8 0 3】 *カウント中の信号入力は有効です。 |
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(7) オフディレー動作 【コード 8 0 4】 |
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(8) オフディレー動作 【コード 8 0 4】 |
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■ 使用上の注意 |
●スイッチの切り換えについて
・タイマ動作中にディップスイッチを切り換えることは、誤動作の原因となります。
切り換える場合は、必ず電源を切って行ってください。
・ディップスイッチは右回り、左回りのどちらに回しても設定できます。
クリックの中間に設定されますと誤動作や故障の原因になりますので行わないでください。 |
●電源について
・DC仕様についての電源はリップル率20%以下で、平均電圧が許容電圧変動範囲内でご使用ください。
・電源電圧はスイッチ、リレー等の接点を介して一気に印加する様にしてください。
一気に電圧を印加しない場合、電源リセットされなかったり、タイムアップすることがあります。 |
●その他
・高温中に長時間、タイムアップの状態(内部リレーがON した状態)で放置されますと、内部部品(電解コンデンサなど)の劣化を早める恐れがあります。
そのためリレーと組み合わせて使用するようにし、長時間(たとえば1ヵ月以上)のタイムアップ放置は避けてください。 |
●端子の圧着
・端子の圧着は、専用工具を使用して確実に作業を行ってください。 |
●エラーについて
1) エラーになりますと、LEDが高速点滅します。 (通常のLED点滅は、0、5秒間隔です。)
2) 通常の使用で、電源をONした時にLEDが高速点滅した場合は、メモリーのデーターが壊れている事がありますので、タイマー動作設定/時間レンジ設定を行ってください。 |
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