Sky waker man−イメージイラスト。
そらあるきびと。

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どうでもいいカイセツ。

文章をイラスト、どちらを先に思い浮かべたのか今はもう覚えていないけれど。
伊藤さんが亡くなって二週間ぐらいした頃、
どちらとも一気に書き上がった。

しかも私の作品の中で珍しく完結している。

多分このうたが思い浮かんだのは
あちこちの伊藤さんに対するイメージが集合したからだと思う。

とあるひとは、彼をそよ風に舞う羽毛だといった。
とあるひとは、彼を空の上の住人<すみびと>だといった。

私は納得した。

その刹那この言葉のラレツは私の中で意味を成した。

彼は、「あそこ」にいるのだ。
そして、消えゆくことはないのだ。
そして、いつまででもずっと微笑んでいるのだ。

・・・年もとらずに。

そして、私は澄みわたる青空を垣間見るたびに
「彼」を探すという呪縛に捕らわれている。

死人<しびと>の幻影を、黒き闇の中の自分しか見ることは出来ない網膜に。
生者<せいじゃ>の遺した数々の物を、自分の時間を詰め込んだ紙切れと引き換えに。

そして探し物を見つけた気分になって、一瞬の安息を得る。

だが「私」はそれでかまわない。

ニンゲンはいつだって何かを探しつづけているものだから。
いつだって何かに張り詰めていて、必ず何処かで叫び声があがっているこの世の中で。


(・・・ってここまで物々しいカイセツを書くほどのうたとイラストかね?しかも意味不明だし)
(う゛っ・・・ま、まあいいじゃんかよぉ〜)



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