27日(日曜日)潮岬ツーリング初日。
朝起きたら道路は濡れている。
雨は降ってないようなので集合場所の寮へとりあえず出発した。
前日に調べた天気予報では午後から回復するらしい。
ってことは今雨が上がってるからこのまま回復に向かうのかな?
と思ったが、そうはいかないものだ。
寮手前で雨が降ってきやがった!なんてこったい(><)
寮に到着してバイクを雨のかからない軒先へ止める。
弱まるどころかどんどん強くなる一方。
まいったなー
それからは寮のロビーにて5人で会議。
ネットでの天気予報も考慮した結果、行き先変更!
潮岬→諏訪湖へ(全然違うジャン)
しかし雨は止まない。
9:30になってようやく止みだしたので出発。
路面は濡れている
ルートは153号線を使って諏訪湖まで行く予定。
途中雨は降ったり止んだりの繰り返しで晴れる見込みはまったくなし!
体が冷えてきたのでトレーナとカッパの下だけを着た。
さすがカッパ!風を全然通さないから寒さは少なくなる。
昼飯で伊勢神トンネル出た後にある喫茶店「シルクロード」で昼食。
ここはバイク乗りが良く集まる店らしく、ツーリングマップルにも載っている。
シルクロード駐車場
シルクロードの中に中部地方のでっかい地図があった。
それを見ると目的地である諏訪湖は遙か彼方だ(笑)
今が12時だからこのままでは到底日没までには間に合わない。
キャンプの場合、日没になってしまうとテントを張るのに苦労するから最低17時までに現地到着しないといかん。
このペースでは153を使っていたのでは遅い。そこで中央道を使って飯田から岡谷までワープすることに決定。
中央道は空いていた。
に〜しとじゅんはジェットヘルなので120km/h出すときついから100km/h巡航することにした。
空いているからペースは保てるし、このスピードだとあまり疲れない。
しかし煙草は吸いたくなる(笑)全員スモーカである。
駒ヶ岳SAに停車。
一服がうまい!そう休んでいたら、おっさんが近寄ってきた。
「どこまでいくの?」って言うから「諏訪湖まで」。
しかし、おっさん言う。
「諏訪湖なんか何もないぞやめとけやめとけ、行くんだったら蓼科の方がいいぞ!よし、そうしろ!」。
おいおいおっさん、勝手に俺らの行き先決めるなよ(笑)
今度は片手に持っていた地図を取り出してさらに説明。
適当に話を聞きながらおっさんが立ち去るのを待った。
「それじゃーな」と言い、自分の車の方に向かっていってくれた。
まぁ、悪い人ではないが・・・
おっさんの説明
駒ヶ岳SAを後にして岡谷まで。
さすが高速。速い。まだ15時である。
あのくらいのペースが丁度良いのだろうか?
疲れないし、あっという間に着いた気がした。
地図を見てキャンプ場を探す。
岡谷から一番近いところにある「高ポッチキャンプ場」へ行くことに。
名前がしょぼいのでちょっと不安だったが、その不安的中!
国道からキャンプ場までは細い道、うねうねした道。
それもどんどん登るのでめちゃくちゃ寒い!
後の買い出しのことを考えると往復したくない。
なにより夜が不安だ。
なんせ俺はコンパクトに持っていけるワンシーズン(夏)用の寝袋しか持っていない。
こんなんで夜は越せない。
キャンプ場手前の広場でバイクを止めて「ここはやめよう」と言うと、みんな同じ考えだった。
それじゃどうしようか?他にやってるキャンプ場がないから諏訪湖の湖畔でテントを張ることにして高ポッチ高原をそそくさと後にした。
市街地を抜け諏訪湖の湖畔についた・・・
アベックばっかりじゃん!!
こんな状態ではとてもテントを張る気にはなれない。
しかも近くに民家がある。無理だ。
一度諏訪湖に来たことのあるじゅんの話しでは他にテントを張れそうな所はないらしい。
困った。今日は厄日か?
どうやらSAで会ったおっさんの言うことは正しかったようだ・・・
しかし、ふと地図のページを1つ前に戻したらキャンプ場あるジャン!!
それも近い。10kmも離れていないぞ。
と、ゆうことでアベックばかりの湖畔を後にする。
かなり近かった。
20分走ったら「しだれ栗林キャンプ場」に到着。
時間は17:20。ぎりぎりのラインである。しかし、管理人はいない。
17時が定時で帰ってしまったらしい。まぁいいや!キャンプ場ならテントも張れるし、水もあってトイレもある。
しかも、新しいのか?どの設備もきれいである。
早速テントを張る場所を決めるためにキャンプサイトへ。
バンガローがいっぱい建ち並んでいてもテントを張るスペースは十分にあった。
そこで考えられない事態が発生!
俺がバンガローの1つ「まっちゃんの家」と言うのを見つけた。
そこで、「おーい、まっちゃんの家があるぞ」
と、まっちゃんに話しかけながらドアノブを何気なく開いた瞬間
開くじゃねーか!
開いてしまった
他の部屋は空いていない。
これだけだ。これまでの悪い結果を帳消しにする威力はある。
さらに中は広く部屋の片隅には毛布が置いてあって、またまたラッキー!
後は買い出しだ。俺とに〜しが行くことに。ってゆうかじゃんけんに負けた・・・
買ってくるのはBBQ用の肉と野菜。それとアルコール(酒)。
木炭は俺が事前に買っておきバイクでもって来ている(笑)6kgの木炭は重かったよ。
近くの町にあったコンビニで食材をすべてゲット。
なかなか無いよ、焼き肉用の肉が置いてあるコンビニって・・・。
最初はスーパの場所を聞くために寄っただけなのに。さすが田舎だ(笑)
戻ると残った連中が炭を燃やそうとしていたが、なかなか火がつかない。
俺が着火材を買っていなかったからだ。
しかし俺は以前NHK番組「あるある大辞典」で見たのを思い出した。
着火材の代わりを!それは松ぼっくり。
辺り一面は松の木。
当然下には松ぼっくりが沢山落ちていた。
一発である!松ぼっくりに火がつきそれから木炭にも火がついた。
見てて良かった「あるある大辞典」
キャンプツーリングでBBQは最大イベント。
腹は減ってるから買ってきた食材すべて食べる。
ほとんどこの時を楽しむために走ってる。
BBQ中
夜はやっぱり寒い。
食い終わってある程度片づけをしてバンガローの中へ。
このバンガローは大きくて大人5人なら十分余裕で寝られる。
毛布を引いて寝袋を取り出してさらに毛布。
マジでこの毛布はあってよかった。
毛布最高!
もしテントで寝袋だけだったら風邪でも引いていただろう。
いや、寒くて寝れなかったと思う。
だって、バンガローの中でもまだ寒かったから。
まだ22時前だったが、疲れていたので消灯。
24時。河村が目を覚ます、俺も目を覚ます。
何故かというと雨だ。それも土砂降り!この時も思ったねバンガローのありがたさ(^^;
外には朝飯用のカップラーメンが置いてあったが、袋に入れてあったし、封は切ってなかったからそのままに。
寒くて動きたくなかったから(笑)
しかしこの判断があとあと信じられない光景を目にする。
寒さで途中目が覚めたけど一応7時に起きた。
しかし、寒くて動きたくない。けど動かなくては始まらない。
最初に河村がバンガローを出た10秒後の第一声が
「誰かカップラーメン食べた?」
食うわけ無い。
夜に雨は降っていたし寒かった。
誰も出ていないし、ましてや食べていない。
なんのことかと思い俺も確かめに外に出た。そしたら・・・
蓋の破れたカップが1つ横たわっている。
・・・・・
しかし、5人分買っていたのにカップが1つとはどうゆうことだ?
よくみるとカップの破片が散らばってるじゃないか?!
かやくも散乱している。
かやく散乱
やられた!何らかの動物にすべて食べられてしまったようだ。
こんなことは初めてだよ(^^:
でも、発砲スチロールのカップまで食べちゃうのか?
腹壊してもしらんぞ(笑)
昨夜の雨でバイクが汚い。
花粉なのか緑色の粉がバイク一面に付着してる。
俺と河村のバイクは上に木がなかったから助かったけど、他の三台はうっすらと緑がかってた。
そしたらじゅん。
バイクをおもむろに押して水道の所まで。
そう洗車しやがった(笑)丁度その水道にはホースがあって勢いよくじゅんは水を掛けて洗っていた。
集団心理とはこのことか?俺以外全員洗った。
何故俺は洗わなかったと言うと、面倒だっただけである。
しょうがないB型だから(笑)
じゅん洗う
今日の予定は特にない。
ゆっくり走って帰ることとする。
ルートも大回りにした。
153号で伊那まで行って361号で中央アルプスを越える。
19号に出たら南木曾へ行って256号に渡って再度153号を走る事にした。
伊那から飯田までの道は生活道路なので道が混んでいるし、ちょっとは山道を走りたかったから中央アルプスを越えるルートにした。
さて管理事務所に行ってお金を払って出発(ばっくれる気はないよ)しようと思っていたら管理人さんが丁度やってきた。
どうやらバンガローはマジで偶然開いていたようである。管理人さんもビックリ(笑)
値段はバンガロー一棟7,000円であったが交渉の結果、5,000円に決定(^。^)/値切ってみる物だ。
後ろめたさを無くし気持ちよくキャンプ場を出発。
しばらく走って、まずはコンビニで休憩。
ここで朝食抜きの腹へ食べ物を押し込む(笑)
コンビニ裏は高校がある。
今の時間は9:30なので授業中なのだが、この時間に登校してくる女子高生発見。
悪びれた様子もなく普通に校門へ向かっている。
一応写真撮った(笑)
伊那から361号へ入ったすぐにある温泉「見晴らしの湯」で入浴。
まだ最近出来たばっかりで俺の地図には載っていなかった。
中は綺麗で広々。
これで500円なら安いと思う。
温泉は露天風呂で眺めも良かった。
サッパリして一路中央アルプス越えに挑む。
温泉命
道は狭くブラインドコーナーが多いのでスピードは40km/hが限界。
しかし、対向車は少なく前走車は皆無だったので自分たちのペースで走れたからよかった。
途中、トイレ&スモーク休憩。記念撮影。
なかなかの景色
19号は比較的空いていた。
トラックは多少多かったがこっちのペースと同じくらいだったから順調に南下。
途中でラーメン屋にて昼ご飯。
しかし、そこのラーメン屋、夜は焼き肉屋みたいで中のにおいは焼き肉。昨日のBBQと同じ臭いだ(笑)
昼でも焼き肉は選べたがとても食えないのでラーメンを食べる。
チャーシュでさえくどく感じた(^^;
19号をさらに南下していくとだんだん暑くなってくる。
途中で上着を脱いで南木曾より256号線へ乗り換えた。
また寒い(笑)峠付近のトンネルは最高に寒い!
夏だったら気持ちいいかもしれないけど、水温・油温共に急降下。
153号に乗って最初の道の駅で休憩。
ここまで来るとさすがに疲れてきた。
いつもよりちょっと長目の休憩。
俺の場合は内股が痛くなる。じゅんは腰。
バイクの種類によって痛いところは違う。各自痛いところのマッサージ。
マッサージの効果は全然ない。立ち運転の回数が多くなる。立ったり座ったり。
寝転ぶ
ペースの方は順調。
前を走る大型トラックは急いでいるのか?
たまにこっちのペースより速いときもある(^^;
前に遅い車がいるとあおってどかす。
いい?ペースメーカの後ろに着いたおかげで思ったより早く153号とお別れ。
248号で岡崎を抜けて各自お別れ。
帰路に就いた。
碧海レーシング最初のキャンプツーリングはまずまず。
当初予定の潮岬には行けなかったのは残念だが天気だけはしょうがない。
キャンプツーリングは遠くに行けるので良いね!