麻雀入門 

入門 15.ルール解説

 ☆喰い断幺九(クイタンヤオ)
 ありの場合は、チー・ポン・明槓をしての断幺九は認められます。
 なしの場合は、チー・ポン・明槓をしての断幺九は認められません。

 ☆先付け(サキヅケ)・後付け(アトヅケ)
 ありの場合は、
 この手牌から、よりも先にと鳴いて、
 その後にと鳴いても役牌と認められます。
 なしの場合は、完全先付けといって役牌として認められません。
 * 先付けと後付けは、同じ意味です。

 ☆自摸平和(ツモピンフ)
 ありの場合は、門前清自摸和と平和の複合は認められます。
 門前清自摸和と平和の複合でアガった場合は、20符で点数計算をします。
 なしの場合は、門前清自摸和と平和の複合は認められません。
 門前清自摸和と平和の複合でアガった場合は、門前清自摸和のみになります。

 ☆裏(ウラ)ドラ、槓(カン)ドラ、槓裏(カンウラ)ドラ
 裏ドラありは、リーチ後にアガったときドラの下段牌を裏ドラとして採用します。
 槓ドラありは、槓があったときにドラの右側の牌もドラとして採用します。
 槓裏ドラありは、リーチ後にアガったとき槓ドラの下段牌を槓裏ドラとして採用します。

 ☆形式聴牌(ケイシキテンパイ)
 ありの場合は、流局時に役がなくても聴牌の状態ならば、形式聴牌として聴牌を認められます。

 ☆ノーテン罰符(ノーテンバップ)
 ありの場合は、流局時に聴牌でなく(ノーテン)他の聴牌者がいたら、点棒を支払います。
 1人聴牌の場合は、ノーテン者は聴牌者に1,000点を支払います。
 2人聴牌の場合は、ノーテン者は聴牌者1人に1,500点を支払います。
 3人聴牌の場合は、ノーテン者は聴牌者1人に1,000点ずつの計3,000点を支払います。

 ☆ノーテン親流れと聴牌時は連荘
 流局時に親がノーテンの場合は、親が移動します。親が聴牌のときは移動しません(連荘)。
 流局・連荘時は、積み場となり、場に百点棒を親の点棒から流局・連荘回数分積み明示します。
 1本場300点ですので、アガったときにその分点数に足されます。(2本場なら600点)
 積み場は、子の誰かがアガればなくなり、明示していた百点棒は明示していた親に返します。
 (その後、流局・連荘があった場合は、再度1本場からの積み場になります)

 ☆3万点持ち3万点返しと27,000点持ち3万点返し
 3万点持ちは、点棒を開始時に3万点持ち、終了時に3万点からの+−で計算します。
 27,000点持ちの場合は、開始時に27,000点持ち、終了時に30,000点からの+−で計算します。
 差額分の3,000点×4人分=12,000点をトップ賞(オカ)といって、1位(トップ)の人に加算します。

 ☆場風(バフウ)は東・南の半荘戦
 東場・南場回しの場合は、半荘戦といいます。
 東場・南場・西場・北場回しの場合は、一荘戦といいます。
 東場だけの場合は、東風戦といいます。

 ☆西入(シャーニュウ)
 ありの場合は、27,000点持ちの半荘戦などで半荘が終了したときに、
 誰も30,000点に到達していない時は西場に入ります。

 ☆切り上げ満貫
 ありの場合は、30符4翻の点数=子7,700点・親11,600点を
 満貫の点数=子8,000点・親12,000点に切り上げて点数計算します。

 ☆連風(レンフウ)牌の対子は4符
 4符の場合は、連風牌の対子を場風の2符と自風の2符を足して計4符として点数計算します。

 ☆嶺上開花時の自摸和了(ツモアガリ)と責任払い
 ありの場合は、嶺上開花をすべて自摸和了とします。
 責任払いありの場合は、他家から明槓して嶺上開花で和了時に明槓させた人が支払います。

 ☆鳴き平和(ナキピンフ)形のロンアガリは30符
 
 この手牌みたいに、順子を鳴いて残りが平和役の形のことを鳴き平和形といって、
 ロンアガリをした場合は20符しかありませんが、30符として点数計算をします。

 ☆千点未満の得点はそのまま記入
 終了後の点数を記録するときに、そのまま記入の場合は、
 千点を小数点以下にして、4人の点数を用紙に記入します。
 32,800点あった時は、30,000点を引いた2,800点を+2.8と記入します。

 ☆同点時の順位は起家(キーチャ)優先
 終了後の点数が同点の場合は、開始時の起家で北→西→南→東の順で順位を決めます。
 開始時の起家で南家と西家が同点だったときは、南家の方が西家より上位になります。

 ☆和了終了(アガリシュウリョウ)
 ありの場合は、オーラスで親がアガったときに連荘せず、その時点で終了することができます。

 ☆喰いかえ(クイカエ)
 と手牌で持っているときに、
 上家から切られたをチーして、を切ることをいいます。
 現物可ならできますが、ダメな場合はできません。

 ☆二翻縛り(リャンハンシバリ)
 ありの場合は、積み場がある回数(5本場なら5本場から)になったら、
 最低2翻役以上ないとアガれなくなります。
 * 二翻縛りのことを略して、リャンシといいます。

 ☆ダブロン・トリプルロン
 ありの場合は、切った牌で他家2人・3人が同時アガリでしたら、それぞれに点棒を支払います。
 なしの場合は、ダブロン(他家2人の同時アガリ)のときは上家優先になり(下家→対面→上家)
 優先の1人だけに点棒を支払います(頭ハネ)。
 トリプルロン(他家3人の同時アガリ)のときは流局になります。

 ☆王牌(ワンパイ)は14枚残し
 王牌は、14牌残して流局になりますので、槓の時は隣の牌山から1枚増やして14枚にします。

 ☆立直後暗槓(リーチゴアンカン)
 ありの場合は、待ち牌・牌姿が変わる場合や送り槓以外は
 ツモ牌と手牌を合わせての暗槓ができます。
 暗槓ができない場合
 待ち牌・牌姿が変わる時
 
 を暗槓しますと、待ちの状態が、
 でしかアガることができなくなりますので、暗槓はできません。
 を暗槓しますと、待ちは変わらないですが、
 のカンチャン待ちでアガれないため、暗槓はできません。
 送り槓の時
 
 をツモったときに、を暗槓することを送り槓といいます。
 この場合も、暗槓はできません。

 
 ☆フリテンリーチ
 ありの場合は、自分の捨て牌でフリテン・他家の切ったアガリ牌を見逃してのフリテンのときに、
 流局になってもチョンボにはなりません。

 ☆同巡内フリテン
 途中にポン・チー・カンがあったときは、フリテン解消か、
 途中にポン・チー・カンがあっても、自分のツモまでフリテンの場合があります。

 ☆チョンボ
 チョンボがあったときは、行った人が満貫分の点数(子8,000点・親12,000点)を支払います。
 支払い後は、親は流れずに積み棒は積まずにやり直しとなります。
 チョンボとアガリが同時の場合は、アガリが優先されます。

 ☆誤ロン・誤ツモ・誤ポン・誤チー・誤カン、多牌(ターハイ)・少牌(ショウハイ)は和了放棄
 多牌は、ツモ牌・槓の増え分を含まずに手牌が14枚以上、少牌は手牌が12枚以下の時です。
 和了放棄となった場合は、ロン・ツモ・ポン・チー・カンも不可となり、
 聴牌時でも不聴牌(ノーテン)扱いになります。
 誤ロン・誤ツモのときに倒牌した場合は、チョンボになります。

 ☆捨て牌
 捨て牌は、河に打牌した段階で成立か、打牌後に牌から指が離れたら成立の場合があります。

 ☆九種幺九倒牌・四風連打・四家立直・四開槓は流局
 九種幺九倒牌(チュウチョンヤオチュウタオパイ)
 
 ポン・チー・カンの無い第1ツモをしたときに、
 幺九牌が九種類以上あると倒牌して流局にすることができます。
 四風連打(スウフウレンダ)
 一巡目に4人が同じ風牌を1枚ずつ切ったときは流局になります。
 四家立直(スウケリーチ)
 4人がそれぞれリーチしたときは流局になります。
 (4人目のリーチとアガリが同時の場合はアガリが優先されます)
 四開槓(スウカイカン)
 4人うち2人以上が、4人の槓の合計で4回目の槓をしたときは流局になります。
 四槓子(1人で4回槓)のときは、5回目の槓をしたときは流局になります。
 (搶槓時は搶槓が優先されます)

 ☆流し満貫
 ありの場合は、流し満貫を役として採用します。

 ☆大三元と大四喜の包則(パオソク)
 
 他家がこのような手牌のときに、を切ってポンされて、他家の大三元の確定や、
 
 他家がこのような手牌のときに、を切ってポンされて、他家の大四喜を確定させて、
 その他家がアガった場合は、包則(パオソク)といって、
 ツモアガリなら全額をロンアガリなら振り込んだ人と折半で点棒を支払います。

 ☆数え役満(カゾエヤクマン)
 ありの場合は、役満でなくてもアガった翻数が13翻以上あれば役満として認められます。

 ☆国士無双のみ、暗槓の搶槓での和了を適用
 ありの場合は、国士無双のみ他家の暗槓での搶槓和了が認められます。

 ☆九蓮宝燈は万子・筒子・索子のいずれも採用
 ありの場合は、万子だけでなく筒子・索子での和了でも認められます。

 ☆人和
 ありの場合は、人和が役満として認められます。

 ☆八連荘
 ありの場合は、親が連続で7回アガリ、8回目からの親のアガリが役満として認められます。

 ☆発無き緑一色
 ありの場合は、緑一色のときに発がなくても緑一色として認められます。
 なしの場合は、発がないと緑一色として認められません。

 ☆四暗刻タンキ待ち・国士無双13面待ち・大四喜・純正九蓮宝燈(9面待ち)はダブル役満
 四暗刻タンキ待ち
  アガリ牌
 国士無双13面待ち
  アガリ牌
 大四喜
  アガリ牌
 純正九蓮宝燈(9面待ち)
  アガリ牌
 ありの場合、このような形で役満をアガった時に点数が2倍になります。

 ☆馬(ウマ)
 ありの場合
 馬は、終了後の順位によって点数を+−します。
 馬が5・10の時は、1位=+10、2位=+5、3位=−5、4位=−10。
 馬が10・20の時は、1位=+20、2位=+10、3位=−10、4位=−20になります。
 順位馬(ジュンイウマ)ともいいます。

 ☆ドボン
 ありの場合
 誰か1人の点棒がなくなった段階で終了となります。
 トビ・ブットビともいいます。

 ☆焼き鳥(ヤキトリ)
 ありの場合
 焼き鳥は、半荘戦などに1度もアガれずに終了したときに点棒を支払います。
 焼き鳥が5の場合は、1度もアガれなかった人が他の3人にそれぞれ5,000点ずつ支払います。

 ☆赤牌(アカハイ)
 ありの場合
 とそれぞれ入れ替えて行います。
 これらの赤牌は、ドラと同じ扱いになります。

 ☆一発賞(イッパツショウ)・裏ドラ賞(ウラドラショウ)・役満賞(ヤクマンショウ)
 ありの場合
 一発賞は、リーチ一発でアガったときに、
 裏ドラ賞は、裏ドラがあったときに、
 役満賞は、役満をアガったときに、それぞれチップがもらえます。
 一発賞が5でチップ1枚が1の場合は、
 リーチ一発でアガったときにチップ5枚がもらえます。(チップ1枚=点棒で1,000点分)


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