麻雀戦術 

上級編 6.まわし打ち

例題.
 

 例題の捨て牌で、相手からリーチがかかった局面での自分の手牌が、
  ツモ です。

 ここで、何を切りますか?

 自分の手牌は、テンパイになっていますが、リーチをかけなくては、役なしの状態です。
 自分もテンパイで、アガりたいので、そのまま打として、リーチをしてみましょうか?

 ここで、もう一度、相手の捨て牌をみて考えてみましょう。

 は、相手の裏スジかつ、暗刻スジになっている一番危険牌です。
 自分もテンパイだからといって、打とリーチするのは、非常に危険ですし、
 リーチをかけたで、相手にロンと言われる可能性が高いです。

 毎回、このように勝負をして行くと、
 自分がツイているときにしか勝てませんし、負けが大きくなります。

 オリるのであれば、現物のを切れば良いのですが、
 自分もアガリたいですし、を切ると、ほぼベタオリになりますので、
 自分がリーチ以外の役でのアガる可能性がなくなります。

 このような場合、通りそうな牌を切って、自分のアガリの可能性をみながら、
 打として、相手の危険牌を押さえて、「まわし打ち」をして行くのが、得策です。

 打
 その後のツモによって、
 ツモ → 打

 ツモ → 打
                     ↓
 ツモ → 打

 このように、危険牌を押さえて、断幺九に手替わりをしますし、
 は、序盤の捨て牌で、説明したように比較的通りやすいです。

 相手の危険牌を押さえて、
 自分のアガる可能性を残しながらのまわし打ちをしてみてください。
     


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