丘陵地、というよりは崖地に建つ、分譲住宅2棟です。下の2層は鉄筋コンクリート造(RC造)、上の2層は木造枠組壁工法(2×4工法)ですから、混構造ということになります。混構造の場合、構造計算が必要です。
　　RC造の2層分は、背後からは土圧を、上部からは2×4工法の重量を受けます。それらにもちこたえられる構造とするのですが、すでに間取りを変更できない段階にあったため、かなり難しい設計となりました。設計者もそうですが、審査する側もたいへんであったろうと推察します。何より、工事を無事にやり遂げた施工会社さんには、この場を借りて感謝したいと思います。
　　長く住まれる家となることを願っています。