ゲーム

・マイナーRPGに光を:九・
私の印象に残っているマイナーRPGを挙げてみます。
今回は「ハイドライドスペシャル」。
実はドラクエよりも先んじたファミコソ初のRPGだったりします。

ハイドライドスペシャル
「ハイドライド」・・・その名は日本パソゲーRPG初期において燦然と輝いたり消えたりする存在である。
正確には体当たりで敵を倒し経験値を得てレベルアップするというアクションRPGの、だが。
続編である「ハイドライド2」においては魔法や武器・防具の売買による装備の変化、人との会話など時代の先を行った様々な要素が追加されていた。

この二つをフュージョンして武器・防具の売買、人との会話と2の舞台を取っ払ったのが 経験値式レベルアップを採用したファミコソ初のRPG「ハイドライドスペシャル」である!
・・・肝心なものが取っ払われている感じがしないでもないが、それはおいておいて。
 ストーリーはフェアリーランドだかという世界が魔王バラモ・・・もといバラリスに乗っ取られて お姫様が何とかかんとかなのでバラリス倒して何とかしろとかそんな感じ(適当(^-^;)
 システムは先に書いているように体当たりで敵を倒すタイプのアクションRPGなのだが、 Aボタンで攻撃と防御を使い分けられるため、多少戦術の幅が広い。
というか自分より強く一撃で倒せない敵に攻撃で正面から突撃すると大体成仏する(´・ω・`)
これを避けるためには強い敵の背後からチマチマ防御で削るのが無難である。
さらに戦術の幅を広げているのは元のハイドライドとの相違点である魔法。
レベル1ではMPが0のため使えず、最低限必要なMPは20のため結局レベル3にならないと使えないのだが、 それまでの体当たりRPGから一変するほどの・・・効果があるかはおいておいてそれぞれの魔法を説明してみよう。
・ターン:敵の向きを逆にする。
一見何の役に立つのか分かりにくいかもしれないが前述のように敵の背後を取るのが基本のゲームとしては便利。
後、細い道で敵に挟まれた時などにも役に立つ。ただしこちらの後ろを向いている敵に使うと・・・。
・ファイヤー:炎を放つ。大抵の雑魚は一撃。実は終盤の謎解きに必須だったり。
・アイス:氷の弾を放つ。ファイヤーと違い、地形貫通。
・ウェーブ:横方向にしか撃てないが、敵を貫通する衝撃波を放つ。ある敵を倒すのに必須。
・フラッシュ:画面全体の敵を消滅させる光を放つ。勿論効かない敵もいる。

 またRPGというとゲームの中断・再開が出来るというイメージがあることと思う。
そこはそれ、ドラクエでいうところのふっかつのじゅもん(パスワード)で中断・再開もばっちし!
だが、このパスワード。レベルは記憶しているのだが、経験値はリセットされてしまうのだ!
つまり、あとわずかでレベルアップするという状態でパスワードをとったら、再開時にはそのレベルの最初からになってしまうのだ!
なんてこった!

だが、ご安心!

なんとこのゲームには時代を先んじたクイックセーブ&ロードがあるのである。
つまり本体リセットや電源を切らない限り消えない簡易セーブ、 PSでもサガフロに実装されて評判だったとか『どういうゲームか自覚ありすぎ』とか言われたりしたアレである。
正直、何故以後のRPGに実装されていないのかよく分からない位、便利であった。
逆にいえば、それだけよく即死するということでもあるのだけど(^-^;

 というようにシステム的には結構当時(のFC)にしてはユーザーフレンドリーだったのだが、謎解きは地獄だぜ、フハハハー!
まずテキストがない・・・つまりヒントが文字情報としてゲーム中に存在しないのだ。
それでも『攻撃が通用しないドラキュラには十字架が必要』とかはイメージでわかる。
また『つつくとハチに襲われる樹をしらみつぶしにつつくと妖精が手に入る』、 『どういう原理か不明だが動く岩をしらみつ(ry』は怪しいところを調べるというRPGの原則に則っていれば何とかわかる。
また『別々に倒しても復活する敵は同時に倒せばよい』もまだわかる。
だが、ネタバレになるが、ラスボスの城の門番である水竜を倒す方法は流石に分からない。
ゲーム終盤、妖精を三匹揃えると自動的にラスボスの城のある離島に飛ばされる。
それはいいのだが問題なのは、門番である水竜を倒せる状態にしないとそこから脱出できないということである。
さらに水竜には何をやってもダメージが通らない。
・・・アイテム取り忘れによるハマリ?と思うのが当然である。
だって、まさか城の門番である水竜を倒すために、先に城に入る必要があるだなんて思いもしないだろうから。
昔話で言えば、鬼を倒すために必要なサル、イヌ、キジを仲間にするためのキビダンゴが鬼ヶ島にある、 みたいな感じだといえば、この変さが伝わるだろうか?
さらに追い討ちをかけるように城の入口は表示されていない。
では、どうやって私がこのゲームをクリアしたのかを説明してみよう。
 先のように八方手詰まりの状態の私は効果が無いのが分かりながら、ヤケクソでファイヤーの魔法を水竜に放った!
しかし、ヤケクソだったためか狙いは外れ、城のグラフックの前にある樹に命中した。
・・・その時、奇跡が起こったのである!
あろうことか、樹が燃えて城への入口が口を開けたのだ!
・・・そんな効果今までなかったじゃんorz
ともかくその先で水竜を倒せるフラグが立った事だけは明記しておく。
 昔のゲームはノーヒントで無茶な謎解きがあるから困る(´・ω・`)
ちなみにこのゲーム、数年前にプレイしたら2〜4時間位でクリアできてさらに(´・ω・`)



ああ、『サリドマイドスペシャル』やな?
『ハイドライドスペシャル』じゃないの?
『サリドマイド』は色々と問題のあった睡眠導入剤でしょ?
いや、破れたパッケージに管理人の兄が描いた落書きがそういうタイトルやったにゃ。
本来はこのページの上の方にあるような妖精の飛んでるイメージイラストやったんやがな。
もし、アレやったら証拠の写真もあるで?
それはいらないよ

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