ゲーム

・マイナーRPGに光を:十六・
私の印象に残っているマイナーRPGを挙げてみます。
今回はコズミックファンタジー3 冒険少年レイ。
早すぎたゲーム内主題歌&挿入歌と続編(劇場版)予告詐欺という印象が強い作品です。

「おやくそく」

コズミックファンタジー3 冒険少年レイ・・・
『てめえらの血は なに色だーっ!!』
のレイではない上に、冒険少年というよりは放浪少年だったりしなくもない。
このゲーム、というかコズミックファンタジーシリーズは、マイナーなものの「おやくそく」の方で狭い世界で有名かもしれない。
「おやくそく」とは・・・3でいうところのファイル名に『○○(1、2、3のヒロイン名)だいすき』と入れた時に見れる画像や 一昔前のそういうジャンルに散見された不自然なシャワーシーン等のこと・・・無論、女性キャラの、だぜ?
『コズミックファンタジー』で画像検索すれば上位に表示されるはずなので、
す ぐ に わ か る よ(天外2の三博士風味)。
・・・ただし、お子様は検索しちゃダメだ、今のCER○でいうならZ指定(18歳以上)だから。
昔は規制緩かったんだねぇと思わなくもない。

・・・とまぁ、狭い世間一般的なコズミックファンタジーの印象は置いておいて、
いい加減コズミックファンタジー3 冒険少年レイの説明でもしようかと思う。
ちなみに何故いきなり3の説明なのかというと・・・単に1、2をプレイしていないからだったりする(ヲイ)。
発売ハードは前述の「おやくそく」の話から大体想像はつくであろうPCE。
ジャンルは『時を越え親子の絆を紡ぐRPG』
・・・無論、その頃にそんなこっ恥ずかしいジャンル名はない。
まぁ、普通の見下ろしマップ+エンカウントで敵のみ表示のコマンド戦闘というドラクエタイプのRPG。
ただしタイトルに『コズミック』と付いているように、従来シリーズはSF色の強い世界観である。
3の序盤は『ファンタジー』色が強い世界観になっているが。
理由としては、舞台となるレイの生まれ故郷の惑星アイラが辺境惑星なことに起因するかもしれない、しないかもしれない。
・・・というわけでストーリー説明に移ろうかと思う。
主人公のレイはちょっとサイキック能力が強いだけの普通の17歳。
強いて違うところをあげるとすれば、同世代の若者と比べて夢がないってことかなー。
・・・サイキック能力がある時点で普通じゃないけれど、気のせいです。
というレイが色々なイベントを経る内に少しずつ何かを悟った気になったりならなかったり、 ニャンという宇宙一の星間商人を目指す猫型宇宙人と出会ったりして、当初の目的(確か村の薬草を王都で換金、村に持ち帰る)を忘れて 二人(一人と一匹?)旅に出ることになったところで場面転換。

 舞台は1986年から2008年へ・・・ではなく、とにかくレイのいた時代より先へ。
1の主人公ユウ(声は高山・バーロー・みなみさん)と2の主人公バン(声は関・モモタロス・俊彦さん)は
敵組織の宇宙海賊クロスボーンバンガード・・・いや、レイ(声は辻谷・シーブック・耕史さん)なので;
(閑話休題)
宇宙海賊がユウ達の所属するCSS(コズミック・セキュリティ・カンパニー)の創始者トキダ・ダイゴを 歴史上から抹殺するために、タイムマシンで未来にワープしようとしている計画を知り、それを阻止するため敵基地に侵入し、 色々あって敵は目論みどおりタイムワープ。
ユウもそれを追い、猫型ロボットに乗ってタイムワープする。
(キコキコキーン!たいむまし〜ん!)
ちなみにこのタイムワープ、サイキック少年であるユウしかできないみたい。
そして、再び場面転換。

 舞台は再び1986年・・・じゃなくてレイの時代へ。
レイとニャンは森で希少な宇宙艇を見かけ、「おやくそく」に導かれるままその中へ足を運ぶ、
「あ、足が勝手に・・・」とかは言わないが(太正浪漫は未プレイなので適当;)
むしろレイはニャンを止めようとしていたのだが、展開上なし崩し的に不法侵入。
そこではヒロインのマイが例によってシャワーを浴びていて、シャワーカプセルから出てきたところでレイとばったり。
マイはびっくりして「ダーリン、おしおきだっちゃー!」とばかりに周囲に念力集中ピキピキドカーン!
と電撃をお見舞いして、悲鳴を聞いて駆けつけた兄・ダイゴ諸共レイとニャンをえれくとりっく・さんだーしてしまう。
そう、マイもレイ同様サイキッカーだったのだ!
・・・があんまりその点の共感とかはあった記憶がないでもない。
そして、本来なら不法侵入その他諸々でしょっ引かれても文句の言えないレイ達を、 許してくれるどころか電撃浴びせたことを謝ってくれるマイ、マジいい人。
その後、予定調和的に仲良くなったマイから、ダイゴが軍のエースだったにもかかわらず急に退役し、 宇宙の平和を守る組織を作ろうとしていることを聞き、「自分も何か手伝えないか」と頼み込むレイ。
この『宇宙の平和を守る組織』というのが、CSS(コズミック・セキュリティ・カンパニー)なのはいうまでもなく、 レイ、マイは・・・

 場面は移り・・・夢を、夢を見ていました。
両親が遠くに行くことになった日。
寂しさのあまり泣き散らす僕に、両親はサポートロボットのもんもをプレゼントしてくれた。
父さんは言った、「ユウ、強くなりなよ」と。
・・・消えていく二人の影に手を伸ばした時に、ユウは目を覚ました。
眼前に広がるのは、コクピットの計器の明滅。
そして、コクピットを開けたユウの眼前には彼の大切な人達の未来を暗示するかのように激しい吹雪が舞っていた。

 再び場面はレイに。
レイ・マイ・ダイゴ・ニャンは突如孤島に建造された時代にそぐわない基地を対岸に見やっていた。
そこはユウ達の時代からタイムワープしてきた敵がこの時代の拠点として建造していた基地だった。
そこへニャンを追ってきたブラッキー一味(猫型宇宙人三人組。ニャンと同じ秘宝を狙っている)が現れ、ニャンに秘宝を渡すよう要求。
言い争いをしていると、要塞からホログラムで敵ボスさんがこんにちは。
ダイゴを狙うために未来から来たことを告げ、刺客を放つ。
そこへ「僕はユウ!未来から来た!ダイゴは狙われている!」
って感じの『ヲイヲイ、タイムワープものの「おやくそく」的な禁則事項無視かよ;』的な登場の仕方でユウ登場!
そんなこんなでなぜか敵ボスはブラッキーを人質として拉致し、ダイゴに要塞に来るように要求する。
・・・別に無視してもいいんちゃう?とか思ったが、実はブラッキーは妹の足を治すためにニャンと同じ秘宝を狙っていることが分かり、 何となく助けにいくハメに。
(ちなみに経緯は忘れたが、せっかく合流したユウはこの段階で別行動)
「ええ、この基地に入った時、まさかここがラストダンジョンだとは思いもしませんでした」超能力少年(17歳)談
という位しょっぱい展開のままラスボス戦へ突入。
当然敵の持つ未来の技術に敵うわけもなく、ボロボロになる一行。
まさに「トドメだ!」という瞬間、ユウが猫型ロボットに乗り登場!
ニャンの万能薬の力で回復した三人も交えて、RPG的「おやくそく」で変身したラスボスをフルボッコ。
全てが終わり、未来へ戻るユウに別れを告げるレイ達。
レイ「また僕達、未来でも逢えるかな?」
ユウ「ええ、必ず・・・」
その時のユウの顔が少し切なげなのは、別れを惜しむ以上の何かの伏線なのだろうか?

 そして、ED。
年表的にニャンやダイゴにまつわるイベントが映し出され、最後に結婚後のレイ・マイの間に男の子が誕生。
「マイ、この子の名前だけど、実は決めてあるんだ」
「私もよ、そう、ずっと昔から・・・」
という会話で締め!
タイムワープものの「おやくそく」的ラストが清々しい。

・・・とここで終わりではなく、その後に
「コズミックファンタジー4」
とデカデカと表示され、始まる次回予告!
レイ・マイが緊迫した状況でユウに呼びかけ、「父さん!母さん!」と叫ぶユウ!
宇宙そのものが消滅する危機を止めるため、単身突入しようとするバンを、 バンに死んで欲しくないために「バンがやらなくても誰かがやるわよ!」と懇願し、頬を叩かれるリム!
爆発に巻き込まれ吹き飛ぶもんも!「もんもーっ!!」
ニャン「ダイゴしゃん、これが最後の決戦でやんすね!」ダイゴ「この戦いに銀河の全てが懸かっている!」
第一部完結編!「コズミックファンタジー4」Coming soon・・・

・・・が実際に発売された4には全くそんなシーンはなかったぜ!
(買ってないし、やってないけど)
レイ・マイすら全く出てこないってどういうことなの?
結局、レイ・マイがどうしてユウの前から姿を消したのか、謎のまま・・・。

というわけで、私にとってのこのゲームの印象は「おやくそく」と次回予告詐欺って感じ。
(今の絵柄になった頃にプレイしたゲームなので、絵としては結構影響を受けていると思うけれど)
「だけど、このゲームは一つだけいいことをしたわ」
それはボスに勝てそう(多分一定体力以下)になると突如高山・バーロー・みなみさんが歌う主題歌が流れるという燃えるシステム。
当時、SFCが主流だった時代にこんな演出が出来たのは、PCEとメガCDだけ!
TOAのラストバトルでルークとティアをパーティに入れていると似たような演出(主題歌ではないけれど)があり、 コズミックファンタジー3は10年以上先を行っていたんだなぁとよくわからない感心をしたものだった。



ええと、タイトルで検索してみればいいんだよね?
こらー!あかん!
あんさんの年齢やったら、CER○B指定(12歳以上)でもあかんのやで!?
・・・窮屈な時代ね。
それともその頃がフリーダム過ぎたのかな?
確かにこれ発売したんはジャソプとかでも
今とは比較にならん位エ□が溢れとる時代やからな。
確かにフリーダムやったのかもしれん。
まぁ、今のそういうメディア規制が一概にいいとも思わんけどな。
・・・発言が親父くさいよ、花丸。

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