GOGO!まっくすうぇる3

 噴ッッ!
 破ッッ!
 噴ッッ!
 破ッッ!
 噴ッッ!
 破ッッ!
 噴ッッ!
 破ッッ!
 そんな気合いが、薄暗い部屋中に響いていた。
 なにも―――本当になんにも無い部屋だ。まあ、ここが軍施設の収容所だって
事を考えれば当然なんだろうけどさ。
 中にいる人間も僅か二名だけ。
 ブラウンの髪を三つ編みに結い上げた美少年、俺様ことデュオ・マックスウェ
ル(15)。世のため人のため、カワイコちゃんの幸せために立ち上がった、コロ
ニーに平和をもたらすMS・ガンダムのパイロット……なんだけど。今やOZの
野郎どもに捉われ、哀れ虜囚の身ってワケ。俺の愛機デスサイズも壊されちゃっ
たし。トホホ。
 けど、ここで終わる俺達じゃあない。建造中の新型ガンダムをひっさげ、OZ
の奴等にリベンジしてやるぜ!
 そして、この部屋にいるもう一人に俺は目を向けた。
 さっきっからしきりに騒音を鳴らしている東洋系の少女、チャン・ウーレイだ。
 黒いノースリーブシャツ、白い幅広のズボン。溜息が出るほど艶やかな黒髪を
後ろに流してまとめている、小柄でキュートな女の子だ。
 ―――ま、外見はね。
「覇ァァァァァ……」
 俺の視線を浴びながら、ウーレイはシューズの履いた足を垂直に上げる。
 タンッ
 すかさず反対側の足を蹴り上げ、軸足を入れ替える。
 ボッ
 続けて、足を踏み下ろしての両手突き。
 シュバッ バババッ
 流れるように後ろ回し蹴り、肘内から肩当て。
 さっきっからずっと、こんな有様だ。
「おいウーレイ。お前さぁ、そんくらいにしといたらどうだ?体力を温存しとか
ないと、いざって時にもたないぜ」
 そう言ってやっると、ウーレイは振り向こうともせず、動きも休めずに、ぶっき
らぼうに答えてきた。
「稽古を一日休めば、一日分内功が衰える」
「……はぁ?ナイコー?」
 噴ッッ!
「内功が乱れれば肉体の調子も狂う」
 破ッッ!
「?い、いや、つっても今は非常事態……」
「稽古中にに話し掛けるな」
 タンッ
 うわ、愛想ねー。
 ヒロの奴はまだあれでも可愛げあったけど、こいつはそれ以上だな。
 ……ちぇ。さっきトロンがくれた新型のデータでも見てるかな。
 と。

 一通り終えたらしいウーレイが何を思ってか、こちらに背を向けるようにして
壁際に立ちすくんでいる。
「フゥゥゥゥッ……」
 膝を緩めて腰を落とす体勢を取ると、ウーレイはゆっくりと息を吐いた。
 うーん。汗で張り付いたシャツがエッチぃねー。お尻もキュッと締まっちゃって
えらいねェー。鍛えられた女体というのもたまらんものよのう。
 バッ シャッ ダ・ダンッッ
 ?
 いきなりウーレイが何かやらかし始めたので、俺は横に回って覗いて見る。
 壁の一点に向かって、めぐるましい速さで様々な蹴りを打ち込んでいた。しかし
何の音もしないから、壁にあたるギリギリの所で寸止めしているのだろう。
 速射砲のような足技が次々に放たれていくのを、俺はただただ感心しながら眺め
ていた。
 様々な角度、体勢から撃ち出される蹴りは、人を倒すための技だというのに美し
さすら感じられる。その動きは、最早芸術の域にまで達しているといっても過言で
もない。
 っはー、よくもまあ両手を拘束された状態でああも動けるもんだね。
 そうだ!
 俺の頭に名案が浮かんだ。
 こんな激しい運動をして疲れたウーレイちゃんに、優しいデュオくんがマッサ
ージ・サービスをしてあげようじゃないか。それなら合法的に身体に触る事もでき
るぞ!背中や肩だけじゃなくて首筋、二の腕、脇腹、尻、太股……好きなだけ
タッチし放題!!ナイス!俺ナイス!そして、どさくさに紛れて「あーっ!手が
滑っちったゴメーン!」とか言って段々と前の部分に手をやりつつ!後は俺自慢の
指テク(エロ本で見ただけだけど)で彼女を快楽の世界にいざなえばヨロシこと
アルよ!シェイシェイ!

 『そうだ』と思いついてから0.3秒で一気にここまで考えた俺はウーレイに話を
持ちかけるべく、にこやかに振り向いた。
 丁度ウーレイも稽古を終えたのか、先ほどまで打ち込んでいた壁から向き直り、
息を整えている所だ。
 グゥッータイミン!
 俺は妄想で半立ちになりかけている自前のデスサイズをなだめつつ、必殺の爽やか
スマイルを作った。
「おいウーレイ、疲れたろ?よかったら俺がいっちょ肩でも」
 そこまで俺が言った時。
 ドザァァァァァッッッ
 音を立てて。収容所の壁の一部分が、砂となって崩れ落ちた。
 そこはまさに、さっきウーレイが蹴りを繰り出していた部分。ぽっかりとクレ
ーターのように陥没していた。
「―――アイヤー」
 つ、つまり、その、ウーレイちゃんの蹴りは寸止めじゃなくて全て壁に当たって
いたわけで……音も無く、衝撃のみを蓄積させて壁をあんな風に破壊したと……?
 十本刀の一人ですかアンタは。
「なにか言ったか?」
「じつにまったくなにも申しておりませんですハイ」
 ウーレイが聞き返したので、俺はすかさず残像が見えるかのごとき速度で首を
横に振った。

 真に遺憾ながら、マッサージ作戦は却下だ。許せデスサイズ、命有っての物種だ。
「お、お前さあ、その気になったらこっからいつでも出れんじゃねえ?」
「OZはそれほど甘くは無い。それに今の状況では、みだりに動く事は下策だ」
 ウーレイはそうとだけ言って腰をおろすと、座禅を組んで目を閉じる。
 他にする事も無いので、俺は仕方なく新型の映像記録を見る事にした。


 だが、最悪なのはそれからだった。OZの奴等が収容所の空気供給機を止めちまっ
たんだ。
 部屋の酸素は次第に減り、俺達の命を僅かずつ、だが確実に削ってゆく。
 なんて悪趣味な殺し方だ。
 こんなんで俺の人生は終わりだってのか!?
 嫌だ!俺はこの戦いを生き残って、年齢8〜34までの美女満載コロニー・
デュオ君メリーランドを設立するんだ!男は俺だけという素晴らしいコロニーで
朝から晩までカワイ子ちゃん達と一緒に暮らすんだーっ!
 ……とか叫んで主張しようにも、そんな自殺行為はできやしない。
 ああ畜生!どうすりゃいいんだ!
 朦朧とする意識の中で、俺はなすすべもなくぼんやりと新型の映像を眺める。
 そういえば。
 ―――そうだ、ウーレイはどうしてるんだ?
 空気が止められた時にパニクってた俺へ『今できる最良の事をやる』と、あく
まで前向きに言い放ったウーレイ。
 いくらあいつが強いからって、この状態じゃあどうしようもないだろう。
 俺は尺取虫のように這いずって、彼女の側に寄った。
 すると、ウーレイは横になって目を閉じ、微動だにせずいるじゃないか。
 息もしていない。もう死んじまったのか?
 いや、違う。息は確かに止まっているが、これは意図して止めているんだ。
 仮死状態……?拳法って、そんな事もできんのかよ!

 ずっけーぞ!と、俺はウーレイのオデコを指でつついてやった。
 しかし、ウーレイはぴくりともしない。更にオデコをグリグリしてみる。
 ウーレイは相変わらず無反応で、目を閉じている。さっみしーの。
 あーあ、このまま俺だけ死ぬってのかよ……。
 ……。
 …………。
 いや待てよ。
 仮死状態→無反応→何をしてもOK→(゚д゚)ウマー
 ぬおおおおおおおおおおおおおっ!!
 その瞬間、一気に俺の身体に力が蘇った!
 キャワユイ娘っ子がオネンネ状態で、周りは誰ひとりいない!このシチュエー
ションで萌えずして、いつ萌えると言うのか!
 俺は今できる『最良の事』をやるぞ!ウーレイ、お前の体でだァーっ!
 そして、俺は残りの力を振り絞って、ウーレイへと踊りかかった。

 だがこの後、 衝 撃 の 展 開 が ! !

 とにかく時間が無い。少ないタイムリミットで、どれだけ楽しめるかが勝負(?)
の分かれ目だ。
 俺はとりあえずウーレイの着ているノースリーブのシャツをたくし上げてみた。
 東洋系独特の滑らかな肌が、俺の前に姿を見せる。
 鍛え抜かれた腹筋の上を、柔らかな皮下脂肪が覆ったスポーティな腹部。
 俺は鼻の下を伸ばして、ウーレイのつつましやかなおヘソに対面した。
 ちょっと指を入れてみて感触を調べてみる。

 ぷにゅぷにゅ。
 くりくり。
 すかさず柔らかな腹の肉とコリコリしたヘソのハーモニーが、俺の指に吸い
付いてきた。
 くっはー!
 どんな科学技術も再現できぬであろう女体の感触が、今まさにここに!
 ふー、いつまでもかき回していたい見事なおヘソだが、残された時間はあまり
にも少ない。
 名残はつきねど、俺はシャツを更にずり上げて、ウーレイのバストへと向かう
事にした。
 しかしそこには、我々取材班がかつて遭遇した事も無い事態が待ち受けていた!
 こ、これは……この胸は!?
「ナ・イ・乳(ちち)……。見事な―――……!」
 部屋の酸素量も忘れて思わず呟いてしまう俺。
 それ程までにウーレイの胸は小さかったのだ。殆ど真っ平らと言ってもいい。
 このデュオ・マックスウェル、聞き及んだ事がある!幼い頃から厳しい修練を
重ねると、負荷に耐え切れなくなった肉体の発育が著しく衰える、とッ!
 むう、それにしても、本当にペッタンコだ。
 あまりに滑らかなそこをナデナデしながら、俺は思案にふける。
 ヒロの胸もまさに貧乳と言うべきバストだったがこれはそれすら上回る。
 そう、言うなれば―――『無乳』(むにゅう)とでも呼称すべきだろうか。
 さすがに拳法家だけあって、乳にまで無駄がないのか。これは心してかからねば
返り討ちに合うかもしれないぞ!(何によ)

 さすがに拳法家だけあって、乳にまで無駄がないのか。これは心してかからねば
返り討ちに合うかもしれないぞ!(何によ)
 さしあたって、俺は桃色の円形部に挑んだ。いかな無乳といえど乳は乳。この
急所に変わりは無い筈だ!
 指を使っている程猶予は無い。もっとも効果的と思われる唇及び舌による
集中爆撃を俺は実行した。
 両腕を縛られた状態で、なんとかウーレイにのしかかると、唇を尖らせて
ポイントに吸い付く。さっきのトレーニングのせいか、汗の臭いが鼻をつく。
けれどそれは甘酸っぱい媚薬混じりの香水のように、俺の劣情を増幅させる芳香だ。
 ―――ちゃっ、ぺちょ ちゃぷっ ぴちゅる、ちゅ……
 潮の味がするウーレイの暖かな肌を、俺の舌が濡らしてゆく。
 やがてウーレイの肌に染み込んだ汗と、俺の唾液が交じり合って胸全体をてら
てらと光らせる頃、俺の舌先に、チョコンとした感触が発生していた。
 立った!ウーレイ(の乳首)が立った!
 俺は喜び勇んで、そのけなげなしこりに熱烈なキスを何度も浴びせ掛けた。
 片方だけじゃ可哀相だから、両方の乳首ちゃんに失礼の無いよう、交互にネ。
「……ん……」
 と、そこでウーレイが僅かに鼻息を漏らしたようだった。見れば、オデコに
うっすらと汗が滲んでいる。
 俺の攻めが確実にウーレイの快楽を蝕んでいる証拠だ。嬉しくなった俺は胸から
腹部に舌を這わせながら、ウーレイのズボンの帯を解きにかかった。

 すると、更に と ん で も な い 事 態 が ! !



 しゅる……しゅる……
 ぶぶぶ、と音を立てておへそに口付けをしながら白いズボンを引っ張る。色っ
ぽい衣擦れの音とともにウーレイの下腹部から下着がゆっくりとあらわになった。
一気にズボンを脱がせると、小さなショーツに包まれた下半身がむきだしになる。
 うひょっほー!ヒモパンだぜヒモパン!
 俺はト○ノ監督風の笑顔全開で、ショーツの上からウーレイの股間に顔を埋めた。
 何でショーツを脱がせないかって?馬鹿だなぁ!アソコに装着された下着の臭い
と触感、それを顔面で楽しまないなんて、男の内には入らないぜっ!
 俺は鼻の穴をヒクヒク広げて、M字に開脚させたウーレイの秘部にグリグリと
顔面を捩じ込んだ。
 同時に、しなやかな内ももにも頬ずり……ン?
 なにか違和感が俺の心をよぎる。
 ま、まさか……もしや、こ、これはッッ!?
 俺は真偽を確かめるべく、ウーレイのヒモパンを剥ぎ取った!
 こっこれわぁ〜!この○○○わぁ〜っ!!
 石造の中から巨大な機械人形が出てきたような衝撃が俺を襲った!
 ショック!幽霊なんかに出会うより奇怪な遭遇……
 そう、ウーレイの股間には『生えているべき』物が『生えていなかった』のだ。
 率直に言うと……
 パ イ パ ン で あ る ! !(CV:子安武人)
 俺は狂喜した!すごいぞシータ!ラピュタは本当にあったんだ!
 さて―――ここでデュオ君が今驚愕しているパイパンというものがそれほど
までの物であるのか?ということに疑問を覚えられる読者も多いことだろう。
 たかが下の毛が無い、と言う事がそれ程までに男を燃えさせるのか?
少々オーバーに言い過ぎではないのか?という反論が多く、現実にパイパンの威力に
対して異を唱える専門家もけして少なくは無い。
 では、本当にパイパンとは取るに足りないエロ要素なのだろうか?

 否!筆者は敢えて事実と断言する!
 ヘアーが無いが故に陰部の裂け目を何の邪魔も無くじっくりと眺める事ができ、
 そればかりか女性の局部の持つ本来の感触を100パーセント味わえる!
 性交の際、非常に都合が良いというパイパンの性能は、羞恥を煽る意味だけで
なく、毛を剃らせる趣味男性が多い事からも窺い知る事ができる!
 そして、パイパンの威力は実用性だけに留まらない!
 無毛の秘部は穢れ無き無垢なる幼さの象徴であり、それを成長した女性が
備えているというアンビヴァレンツが男の性欲をより掻きたてるのだ!
 幼女(ロリータ)を実戦用に特化(カスタマイズ)させた魅惑の存在―――それが
エロスのカリスマ『パイパン』なのである!
 ここが俺の楽園(ホーリーランド)だ!
 そんな勝手な解説を脳内で0.12秒で済ませた。が、それは本筋ではない。
 あの強面で向こうっ気の強いウーレイちゃんが実はパイパン!その事実が俺を
奮い立たせる!震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!
 突っ張る股間をカクカクとみっともなくよじりつつ、俺はウーレイを開脚させた。
 拳法で鍛えた脚部は、なんの抵抗も無く180°全開に開かれる。
 こんだけ脚を広げても割れ目はピッタリと閉じたままだ。絶景かな、絶景かな♪
 俺はウーレイの股間の真正面に腹這いになって陣取ると、両手で、太股から臀部
にかけての部分を鷲掴みにして、左右に引っ張ってみた。
 むにょり
 まるで何の抵抗も無く、ウーレイの鍛えられた肉体の中でも最もか弱い部分が
顕わになった。
 その下の尻肉までもが押しのけられて、菊門までも恥かしげに顔を見せている。
そして、その景色の向こうには、ウーレイのしなやかに鍛錬された肢体が広がって
いるのだ。ウーレイも相当感じているようで、赤みがさした腹部が上下している。
 汗ばんだ肌と開門された秘唇、その下のすぼまりから、ウーレイの体温とともに
伝わってくるとんでもなくいやらしい匂いが、俺の鼻の奥の嗅細胞から脳髄まで染み
わたり、俺自身の遺伝子に潜む太古の獣の記憶を煽動させた。
 トロリ
 小さな花びらの間から、ひとすじの蜜が垂れた時。
 俺はようやく、口からはみ出た俺の舌ベロから流れるよだれが、床を濡らして
いる事に気付いた。

 いかんいかん。酸欠と合わさって、トリップしちまうところだったぜ……!
 大事なのはこっからだってのに!ブルブルと首を振る俺。
 だが、そんな朦朧とする中で俺はある事に気が付いた。
 『腹部が、上下している?』
 ウーレイは、この状況で生き延びるために自らを仮死状態にしていたはずだ。
 それが呼吸をしているって事は……?
 俺は一度だけ喉を鳴らし―――それから、とてつもなく助平な顔を作って
舌なめずりをした。
 人差し指をちゅぽっと咥え、十分に濡らすと、ウーレイの肉のタテスジに、
ゆっくりと割り入れてみる。
 くちゅぷん
 少しだけめり込ませると、ウーレイの淫液で潤った『そこ』は指先を飲み込む
ように吸い付けてきた。
 にゅくるっ
 俺は第一間接まで入ったところで、人差し指を半回転させた。
 びくくっ
 まるで、陸に上がった魚のように、ウーレイの身体が激しく蠕動した。
 やはりだ。
 白い犬歯を光らせ、俺はできるだけ意地悪い声音で、言った。
「お前さぁ……本当はとっくに起きてるだろ?」
 反応はなかった。
 ただ、ウーレイの眉間に、ほんの一瞬だけ皺ができたのを、デュオ君アイは
見逃さなかった。
 ちゅっ、ちゅっ。挿入した指を出し入れしてやる。ウーレイの小さな拳が、
何かに耐えるように握り締められた。仮死状態の人間は、こんな反応はしない。
 ああ、そういう事ね。
 いひひひひ、と下品に笑って俺は指をウーレイのアソコから抜くと、ズボンを
脱ぎ捨てる。

「そうか、そうだよなあ、俺の勘違いだよな。まさかウーレイちゃんともあろう
お方が、快楽に負けちまったなんて事はないっスよね!仮死状態だから
なすがままになってるだけだもんな♪」
 返事は無い。ウーレイは顔を耳まで赤くして、目を閉じて黙ったままだ。
 俺はそんな彼女を見下ろしながら、張り切ってパンツを引き下ろす。
 ビンッ
 元気百倍!俺の頼もしいビームサイズが先っちょの濡らしつつ勇姿を現した。
 人間は精神が肉体を凌駕することがあるという。
 こんなエロエロ状態に置かれては、酸欠なんてもう関係ないのだ。神様が
与えてくださったチャンスを、逃がす手など有りはしないのだ。
「YA―――HA―――!!」
 腹に付きそうなくらいに反り返った凶器を唸らせて、俺はウーレイの小ぶりな
肉体に踊りかかっていった。


「はうっ……そ、そう!唇をすぼめて……あをほっ!」
 俺はウーレイの股間に顔を挟みながら、同時に彼女の顔を跨ぐ―――いわゆる
シックスナインの姿勢を取ったまま、そんな情けない声を出す。
 ウーレイは、俺の体の下で、俺の充血した強張りを口に含んでくれていた。
 ねろりと熱く海綿体を包み込むウーレイの口内の触感は実に、まったりとして
且つしつこくなく、鮮烈な味わいだ。
 口ではウーレイの秘貝を賞味し、陰茎でリップサービスを愉しむ。
二重の場所で女体を味わう!コンボ攻撃で威力が二バーイ!オ〜最高デース、
遊戯ボーイ!(ペガサス)
 ウーレイは咥えるだけで下は殆ど動かさないが、それはそれでまた乙な物だ。
 がっこんがっこん、腰を動かして、口の奥まで陰茎を突きたててやる。
「んぐ!?」
 喉をつつかれたウーレイが唸るが、そんなの、この快感に比べたらどうだって
イイ事だ。くお、腰の裏側からズーンと脳天に突き抜けるこの感覚ときたら!

 奉仕のお礼とばかりに、俺は舌でウーレイの秘部に侵入してあげる。
 ねろ
「〜!?〜!!」
 とたんに上に乗ってる俺の身体が浮くほど強烈なブリッジ。
 どうやらウーレイちゃんは、とんでもなく敏感な体質のようだ。
 ちゅっちゅっと太股にキスしてやると、それだけで全身を震わせてくれる。
 よしよし、ならばたっぷりいじくってやろう。
 にゅるる ちゅばちゃぶぴちゅる 
 ぬぶ ぬるじゅる べろりべろべろ
「ふっ!ぅ〜!」
 ちょぶ ばぷっ はふはむ
     ……かり
「!!!!??!!」
 うぉう、跳ねる跳ねる。まるでロデオだなこりゃ♪
「ほらほらぁ、ちゃんと吸って吸って♂」
 ずずいと肉棒を押し込むと、こんな状態でも唇でしごいてくれる。
 うわーい、玉袋がオデコにピタピタ当たる感触がとても心地よいぞう。
「むぅうっ!」
 思わず射精してしまいそうになったが、すかさず尻を締めてどうにか堪える。
 折角の精子だ。ちゃんとウーレイの子宮に注ぎ込まなくっちゃな。
 ちゅぽんっ、とウーレイの口からデスサイズを引き抜いて俺は体位を修正、
ウーレイと顔を付き合わせた。
 にゅぐるん
 汗で濡れた身体をすり合わせながら、両腕で片脚を抱え上げて股間を広げると
ぐにゅっと局部に欲棒の先っぽを押し付けた。
「我慢できねえ!ウ、ウーレイ!お前の処女もらっちゃうぜ!
このデュオ様がなぁ!」
 処女と聞いて目を堅く閉ざしたウーレイが「あ……!」と脅えた様な声を
漏らしたが、青黒い筋を浮かべた邪悪な俺の分身は、むしろ悦びながら
ウーレイの小さな裂け目に突進していった。

 みぢっ
「ッ!」
 灼けるほど熱く狭い肉ヒダを押し進むビームサイズ(槍状)の刃先に
僅かな抵抗がかかった。それこそがウーレイの処女膜であり、純潔の証しだ。
「トツゲキー!」
 俺は勝ち鬨の声をあげながら、畳み掛けるように、そこに向けて全体重を乗せ、
奥の奥まで貫いてやった。
「うあぁあぁ!」
 俺の破城鎚によって陥落させられた時、ウーレイが初めてはっきりと悲鳴を
あげる。俺にとってその声は、俺を讃えるファンファーレに聞えた。
 しかし……気持ちいい!
 歯を食いしばって痛みに耐えるウーレイの顔を見物しながら、俺は股間を
締め付ける柔肉の感触を、じっくりと味わった。片脚を抱え込んでいる体勢なので
小さな肉穴がいっぱいに広げて俺の分身を受け止めているのも丸見えだ。
 踵落しができるくらいに、ウーレイの脚を広げるように押し付ける。
 ウーレイの膣は、ほんのちょっぴりヒダヒダがザラザラして、キツく締め付け
ながらもウネウネと搾り取るように蠢いて……
 ばっこ ばっこ ぐっちゅ ぐっちゅ
「はぁ、はぁう、ふぉおう!スッゲ!」
 まっ平らな胸に、無毛のアソコ。しかぁも、上半身だけシャツで覆われて、
両腕は拘束状態。なんとなく犯罪チックな感じが、またソソる!
「突き!突き!!突きぃぃぃ!!!」
 ぱちゅん ぱちゅん ぐぽっ ぼぷっ
「……ぁ、ぁ、ぁっ」
「で、射精るぅ!射精るぅううん!」
「ッ!?ま、待て、膣……は……!」

「うあああああああああ……っはっ!」
 フクロがキュキュンッと引っ張られる、最高の瞬間。俺はデスサイズを毛の無い
ウーレイの秘部に、存分に捩じ込んだ。
 っどびゅるる
「駄目だ、やめ……あ!?あ、あ、あああ!!」
「うっ、うっ、ううぉっ」
 どびゅる びゅくく びゅっ どぴゅっ どぴゅ
 俺は次々に高濃度のスペルマをウーレイの子宮に注射した。ウーレイの秘部も
また俺の精嚢を吸い尽くそうとするように、俺の分身を搾ってゆく。
「ァ……ン……うンっ……」
「くぉ、ま、まだ出るぅっ!あうーん!」
 ぴゅく っくん ぷぷっ っぷ……
「はぁ、はぁっ、はぁ……」
「はぁっ、はぁっ、はっ、は……」
 

 ―――収容所の空気供給機がかなり前に回復していた事に俺達が気付いたのは、
精子を全て出し尽くした俺が、丁度ウーレイの中から抜け出た時だった。


「完成度70パーセント!大して戦えないぜぇ!?」
『生き延びた事が不思議なくらいだ、贅沢は言わない!』
 収容所から抜け出した俺達は、兵器工場から奪取したそれぞれの新しい機体に
乗り込んで言葉を交わす。

 生まれ変わった新しいデスサイズのコクピットで、俺はウーレイに笑いかけた。
「逃げるか?」
 尋ねると、モニターの中のウーレイが、こちらに笑みを向けた。
『借りを返してからな』
 ……よかった。さっきのことは水に流してくれたのかな?
 俺が安堵しかけた時、ウーレイは、もう一言付け加えた。
『安心しろ。お前への借りは、その後に即返す』
 もしかすると、窒息してた方が幸せだったのかも知れない。
 俺はそんな事を思いつつ、どうやってコイツから逃げるか全力で考える事にした。

−END−

作:Z-Eさん


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