日に日に暖かくなり、人間にとっても植物にとっても過ごしやすい季節になります。植物は生育期間に
              入るものが多く、園芸家にとっては忙しい季節になりますね。



・水やり          日中の暖かい時間にたっぷりと!水不足に注意!!

 生育期になり新芽を出し始め、それに伴いたくさんの水を吸いだすようになります。そのため、生育期の水不足は生育を阻害してしまうこともあります、逆に土が湿っているのに水を与え続けるのもいけません。根腐れの原因になります。植物 ひとつひとつを良く観察し、植物にあった水やりをしましょう。
 水は午前中に与え、与えるときは、鉢底の穴からもれるくらいにやります。庭木や花壇の花も同様です。


・肥料           生育に肥料は大切です。

 生育期になると肥料が必要になります。肥料といっても植物によっては与える種類・量も異なるので注意しましょう。
時期的には発芽する頃から入梅頃までです。生育期間が長く、生育速度が速いものはその分、肥料もたくさん必要になり、逆に生育期間が短く、生育速度の遅いものには少しで良いでしょう。種類については与える場所(環境)・植物によって違うので、購入時にお店の方に相談しましょう。
 「アンプル挿してあるから肥料は十分なはずなのに、植物が育たないのはどうして?」と、よく耳にすることですが、皆さん活力剤(鉢土に挿して使うアンプルなど)を肥料と思っていませんか?活力剤と肥料は別のものです。ですから、活力剤を与えれば、肥料はいらないということではありません。では、活力剤とは何?簡単に説明するのであれば、植物の栄養剤。人間にとってのビタミン剤のようなものです。主食ではありません。植物の主食は、水・光・肥料です。ただし最近では、肥料入りのアンプル活力剤も売られているので、肥料入りを使用する時には、別で肥料を与えるときに注意しましょう。
 肥料も活力剤も与えすぎに注意しましょう。



・置き場所、温度     うっかりに注意!

 昼間の暖かさに誘われ、室外に植物を出し、水やりをしたり、日光に当ててあげることは良いことですが、そのまま忘れて外に置きっぱなしになっていませんか?日中は暖かくても、夜間はまだまだ冷え込みます。『寒さにあたり、株を弱らせてしまう。』と言う失敗のないようにしまい忘れに注意しましょう。逆にサンルームや廊下、リビングなどガラス戸の多い場所では、日中の室温が思いのほか高くなります。また、植物は日中の高温時と、夜間の低温時との差が10〜15度くらいだとご機嫌ですが、これ以上に温度差が広がると順応しきれなくなり、弱ってきてしまいます。その点を注意し、植物の置いてある場所の室温に気をつけましょう。室温が上がり過ぎたら、窓を開けたりして換気しましょう。温度と同じように、直射日光にも注意しましょう。急に直射日光にあたり過ぎると、日焼けをおこし植物が弱ってしまいます。窓越しの光も同じです。強い光にも慣れるように、徐々に日光浴をさせましょう。
植物の管理は、植物ごとに大きく違いがあります。管理に困った時は、ぜひぜひ『グリーンランド フジウラ』まで!
(全てがこの限りではないのでご注意下さい。あくまで参考に・・・。)
〜 春の園芸心得 〜