| 高村 光太郎（たかむら こうたろう）う） |
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日本を代表する彫刻家であり画家でもあったが、今日にあって『道程』『智恵子抄』などの詩集が著名で、教科書にも多く作品が掲載されており、日本文学史上、近現代を代表する詩人として位置づけられる。著作には評論や随筆、短歌もあり能書家としても知られる。弟は鋳金家の高村豊周であり甥は写真家の高村規である。父である高村光雲などの作品鑑定も多くしている。遅蒔の青春が爆発して、北原白秋氏、長田秀雄氏、木下杢太郎氏などとさかんに往来してかなり烈しい所謂耽溺生活に陥つてゐた。不安と焦躁と渇望と、何か知られざるものに対する絶望とでめちやめちやな日々を送り、遂に北海道移住を企てたり、それにも忽ち失敗したり、どうなる事か自分でも分らないやうな精神の危機を経験してゐた時であつた」と書いている。この年『白樺』が創刊されると、武者小路実篤らとの交友も始まり、『白樺』に「ロダンの言葉」などを寄稿している。
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年表 |
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1883年 |
〈明治16年〉3月13日〜1956年〈昭和31年〉4月2日
日本の詩人・歌人・彫刻家・画家。本名は高村 光太郎（たかむら みつたろう）
父は彫刻家の高村光雲。東京都出身。 |
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1896年 |
（明治29年）4月、共立美術学館予備科に学期の途中から入学し、
翌年8月、共立美術学館予備科卒業。 |
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1897年 |
（明治30年）9月、東京美術学校（現：東京芸術大学美術学部）彫刻科に入学。
文学にも関心を寄せ、在学中に与謝野鉄幹の新詩社の同人となり「明星」に寄稿
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1902年 |
（明治35年）に彫刻科を卒業し研究科に進むが、1905年に西洋画科に移った。
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1906年 |
（明治39年）父・高村光雲から留学資金2000円を得て、ニューヨークに
1年間２ヶ月、ロンドンに1年間１ヶ月、その後パリに1年滞在していた。 |
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1909年 |
（明治42年）6月に帰国。 |
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1912年 |
（明治45年）駒込林町にアトリエを建てた。
この年、岸田劉生らと結成した第一回ヒュウザン会展に油絵を出品。 |
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1914年 |
（大正3年）10月15日に詩集『道程』を出版。同年、長沼智恵子と結婚。 |
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1916年 |
（大正5年）塑像「今井邦子像」制作（未完成）。
この頃ブロンズ塑像「裸婦裸像」制作。 |
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1918年 |
（大正7年）ブロンズ塑像「手」制作。 |
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1926年 |
（大正15年）木彫「鯰（なまず）」制作。 |
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1929年 |
（昭和4年）に智恵子の実家が破産、
この頃から智恵子の健康状態が悪くなり、のちに統合失調症を発病した。 |
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1938年 |
（昭和13年）に智恵子と死別。 |
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1941年 |
（昭和16年）8月20日に詩集『智恵子抄』を出版した。 |
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1945年 |
（昭和20年）8月17日、「一億の号泣」を『朝日新聞』に発表。
終戦後の同年10月、花巻郊外の稗貫郡太田村山口（現在は花巻市）に
粗末な小屋を建てて移り住み、ここで7年間独居自炊の生活を送る。
これは戦争中に多くの戦争協力詩を作ったことへの自省の念から出た
行動であった。光太郎はこのときから肺結核に苦しむようになる。
この小屋は現在も「高村山荘」として保存公開され、
近隣には「高村記念館」がある。 |
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1950年 |
（昭和25年）戦後に書かれた詩を収録した詩集『典型』を出版。翌年に第2回読売文学賞を受賞。 |
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1952年 |
（昭和27年）、青森県より十和田湖畔に建立する記念碑の作成を委嘱され、
これを機に小屋を出て東京都中野区桃園町（現・東京都中野区中野三丁目）
のアトリエに転居し、記念碑の塑像（裸婦像）を制作。
この像は「乙女の像」として翌年完成した。 |
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1956年 |
（昭和31年）1月、光太郎最後の詩「生命の大河」を新聞に発表。
4月2日3時40分、自宅アトリエにて肺結核のために死去した。73歳没。
戒名は光珠院殿顕誉智照居士。この高村の命日（4月2日）は、高村が
アトリエの庭に咲く連翹（れんぎょう）の花を好んでおり、彼の告別式で
棺の上にその一枝が置かれていたことから連翹忌と呼ばれている。 |
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著作 |
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彫刻 |
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随筆 |
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その他多くの作品をのこしています。
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