16、道祖神と清吉坂
DOSO-JIN ・ SEIKICHI-ZAKA
 
 

 旧道を進んでいくと、左側に石像道祖神の小さいお堂が見えてきます。
烏帽子姿に御幣を持つ男神に、寄りそう女神が、刻まれた双体の道祖神。


 
 「右 高はま 大はま浦
     左多かと里 かりや道」
 


「右 高浜 大浜浦 左 高取 刈谷道」と刻まれた道しるべでもあります。
江戸時代後期のものであろうと伝えられています。
旅の安全を守り、村へ悪神が入ってくるのを防ぐ神として
道陸神・さいの神ともよばれています。
毎年8月7日頃に道祖神祭りが催されてその時にはお堂も開帳されます。


 
道祖神が祭られている祠
 
道路に埋め込まれたおしゃれな瓦と道祖神横の“現代の鬼”のオブジェ
 
   
 
 
     
顔が二つにパカッ! 内気な鬼~ 逆立ち鬼~
     
う~~ん、目が回る! 鬼かぶり~?
  
 
↑ 路地を入った抜け道も瓦でおしゃれに。。。 ↓
 
 




 こわれかけた屋根
  私はカッパのももちゃんです。    
    鯛のごちそうだよ~~!!!    
    これでもれっきとした女の子よ。
 
 
清吉坂
 
 
明治三十年、山本清吉という人が私財をなげうって
(一説では今のお金で約1億円)危険な急傾斜の坂道を
今のゆるやかな道に作り直したそうです。
 
 
清吉坂ー1
 
 
 
上図のような急傾斜の坂道は、瓦や他の焼き物を
積んで、運ぶ馬車や荷車が暴走して危険であったため、
道を削って下図のようなゆるやかな傾斜に、
造りなおしたそうです。
 
 
清吉坂ー2
 
 
 
焙烙土場(ほうろくどば)とは、生産した瓦や焙烙、
器などを船積みして他の地域に運ぶために、製品を
船に載せるまで待機させておくための場所だそうです。
 
焙烙土場
たぶんこの辺りが昔、焙烙土場があった所だとおもうのですが・・・。