おまんと
OMANTO
      春日神社・八剱社では、毎年10月の第一土・日曜日にお祭りが開かれます。
” おまんとまつり ” は丸太で組んだ円形馬場の中を疾走する馬に飛びつき、
人馬一体となって駆け抜けていく勇壮な祭礼です。
 高浜市や知多郡東浦町を中心とした知多湾岸で行われていますが、
高浜の “ おまんとまつり ” は、全国にも知れているそうです。
その後、順次 八幡社、神明社、神明宮でも “ おまんとまつり ” が行われます。

  神馬(しんば)
          馬の背に神様のよりしろ(神霊が宿るもの)となる飾りを載せ、
飾り馬具をつけた馬を社寺に奉納する「馬の頭(馬の塔)」
という祭礼が、愛知県尾張地方から西三河地方にかけて分布していますが、
“おまんと”はその「馬の塔」から派生した祭礼だと考えられています。
     
  
 
出番を待つ馬、ちびっこが併走するポニーもいます。
 

チャラポコとお神楽
「チャラボコ」とはそもそも太鼓のリズムを口で言い表わしたものだそうです。
「チャーン・チャッ・チャッ・チャラボコ・チャラボコ」
「スッチャン・チャラボコ・チャンデケ・チャラボコ」
このようにすべての曲が「チャラボコ」というリズムを中心に組み立てられています。

「チャ・ラ・ボ・コ」というリズムを基本にしていることがすべて・・・ということです。
「チャラボコ」の楽器構成は、2つの締太鼓、1つの鋲打太鼓、そして笛という組み合わせ
になっています。そして、これらの太鼓を車に取り付け移動しながら演奏するのが特徴です。

本番です!!
   馬はこの誘導路を通って馬場に行きます。
                   ベッカムさまや大五郎もいました〜。
世話役の方たち

馬具一式
 
 この馬具は昭和三年 長野県松本市の古物商から、犬山市の
愛好家に購入されたのち、昭和四拾年に名古屋市緑区桶狭間の
青山嘉美男氏が購入され、現在まで保管されていたものです。

 この貴重な馬具一式をご本人の意志に依り、高浜町部長会に
おゆずり戴き大山公民館の一隅に保管し、一般市民の方々に
公開させて頂く事に成りました。

 馬具一式は大和鞍(やまとくら)、胸鞦(むなかい)、尻鞦(しりかい)、
面鞦(おもかい)、鐙(あぶみ)、手綱(たずな)、泥障(あおり)、など
貴重な馬具一式で、これが“おまんと”の神馬に飾り付けられます。
 
馬場
 
真ん中に高浜市の木、大きな“クスノキ”が茂っています。
祭礼(10月第一土・日曜日)にはこの広場に木の柵が
組まれ“おまんと”が催されます。
一周約100mほどの広場を疾走する馬に飛びつき、つかまって
人馬一体となって走る若者たちの姿は迫力満点ですよ〜。