2013年後半実績

2013年後半実績を、2012年後半(6/24〜)と重ねて示します。補正日射量算出には、大府と岡崎両方のデータを使用しています。同月同士の比較も分かるようにしようかと思ったのですが、グラフが見難くなるので、2012年後半全部との対比だけにしました。

名古屋日射量vs 発電量
補正日射量vs 発電量

7月:ピンク、8月:黄色、9月:水色、10月:紫、11月:オレンジ、12月:緑、です。

7月は左のグラフでは前年よりずっとよく見えますが、右のグラフではそうでもない、で、実際のところ、前年10月半ばまでは補正に使える日射量が大府市ではなく東海市のものなので、話ぐちゃぐちゃなのですが、7月同士で前年より大分良いのは、ほぼ間違いないようです。ソーラーフロンティアのこの頁に書いてあるとおりの効率上昇が起こった、のでしょう。
8月は、2012年が見かけ上非常に良いので2013年はそれより少し悪く見え、逆に9月は2012年が見かけ上そんなに良くなかったのに比べて良く見えますが、色々なデータを総合するに、7月は向上、8月9月は昨年並みというのが妥当な理解のようです。9月の発電量自体は後半の晴天続きで昨年より多くなっています。
10月は度重なる台風襲来で日射量・発電量とも昨年を下回りましたが、発電成績としては昨年並みのようです。
11月からは、昨年のデータも大府の日照時間が使えるので、補正後日射量に対する成績で横並び評価が可能なのですが、残念ながら3%悪いということになりました。しかし補正後日射量に対する発電量の相関も悪く、雲の動きが殊更複雑だったかも知れず、長期的に見て行きたいと考えています。
12月は、11月にもまして補正後日射量に対する発電量の相関が悪くなりました。しかし過去12ヶ月上手くいっていたものを13ヶ月目14ヶ月目で上手くいかないから変える、というわけにもいきませんから、当面このままでいきます。補正後日射量に対する成績での横並び評価では、昨年より3%近く良くなり、11月で悪かった分を殆ど取り返しました。単に雲の動きによるバラツキが大き過ぎて、(まだあるかどうか分からないくらいの)パネル劣化などを検出するにはノイズが大きすぎる、というだけのことのようです。

さて、この1年間の総発電量は 11027kWh となり損益分岐点を大きく超えました。ただし名古屋での一日平均日射量が、この30年で初めて15MJ/m2を超えた、画期的な一年だったので、そうでなくては困るのですが。平年並み日射量であれば、損益分岐点=10100kWhくらい=をちょっと超える程度と思われます。

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