9.岩倉山(いわくらやま)(2014.01.03)   参考サイトはこちらこちら

暮れには目論見どおり六甲山に登れましたが、東六甲縦走路で下りるのは、道の不安も多少あって見送りました。というところで、年明け1月3日の午後に、キャラバンシューズが車に積みっぱなしだったのを幸い、東六甲縦走路から逸れるルートの確認を兼ねた、往復一時間のミニハイキングを敢行しました。

岩倉山は、私が未就学の頃のハイキングの目的地だったはずです。白瀬川源流の砂防ダムの脇から山中に入って岩倉山でお弁当、東六甲縦走路で塩平寺に下りる、みたいなコースだったのでしょうか。この日は更に標高の高い=私の子供の頃は山の中だったと思われる=「エデンの園」バス停付近からの登り始めです。

暖かい日で、最初から上着は車に置いて出発です。標高300m近いバス停に至る道も凄い傾斜ですが、同様の急傾斜の住宅街を少し登って、すぐ入り口です。「ゆずり葉台口」が現在地となっている「行者山ハイキングコース」の詳しい看板地図があります。これを見て、「白瀬川源流」から登るルートも、「光が丘」から登るルートも、私の子供の頃同様あるいはそれ以上に保全されているらしいことが分かりました。(ここでデジカメのタイムスタンプで13:29)

歩き始めはアスファルトをぶちまけて固めなかったような変な道で、しばらくすると石のやや多い道となります。幅が広く、そして東六甲地区の常でしっかり掘れています。ハイキングコースとして保全もされているようですが、そうでなくともすぐに自然に還る心配はなさそうな道です。7分ほど(13:36)で「白瀬川源流」からの道との合流点なのですが、そこでも「現在地」表記以外は同じ地図があり、さらに道標もしっかり立っています。

もう少し歩くいて第2の分岐、ここでも地図と道標両方の完全装備です。東六甲縦走路方向、地図での上の方へ進みます。その段階で「行者山ハイキングコース」からは外れた、ということのようです。少し歩いて、また分岐です。(13:48)

下から登ってくると、直進が「六甲縦走路」、右に逸れるのが「岩倉山反射板」なのですが、そうすると、登ってきた道が六甲縦走路?と、その時はやや混乱していました。実は、この分岐点は縦走路上ではなく、どちらの分岐を進んでも縦走路に合流する道で、最高峰に近道したければ左(というか直進)、塩平寺・宝塚方向に近道したければ右、と言う意味だ、というのは、後で参考サイトを見て理解したところです。その認識の混乱はとにかく、この日は最初から岩倉山往復のミニハイクのつもりですから、迷わず右折です。

ここから道は少し細くなりますが、それまでが広かっただけで、ようやく標準の山道の幅です。しっかり掘れているので、雨上がりは川になっているでしょう。標高を上げるにつれ、深い落ち葉の下のごつごつした石が気になる道になっていきます。そして13:57に「反射板」到着です。幼い頃にこの場所で弁当を広げたことがあったような気が徐々にしてきました・・・単なる自己暗示だったのでしょうか・・・。

「反射板」とは阪急電車の通信用施設らしいのですが、今も実用に供しているのでしょうか。

右の方には、歩き始めでは同じくらいの高さに見えていた甲山(かぶとやま)が眼下に見えています。甲山の手前の水面を北山貯水池、と子供には嘘を教えましたが、深谷貯水池でした。

そして左の方には武庫川が見えます。距離が近い割りに標高差があるので、木々に一部遮られるものの、なかなか迫力ある景色でした。

岩倉山の頂上(488m)はこの反射板からすぐのところだった、のですが、ここから引き返してしまいました。見晴らしの全くない頂上らしいので、いいことにします。反射板でゆっくりしてから来た道を戻り、丁度1時間ほどで出発点に戻りました。

・正月休みの運動不足解消に丁度良かった?ことにします。
・その後の調査と併せ、東六甲縦走路からの逸れ方をしっかり確認できたのが収穫です。

 

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