1.旅行計画

前回のトワイライトエクスプレス乗車から7年が経ち、前回はお腹の中に居た次男も小学生になりました。今度は4人で寝台列車に乗りたいね、と言っているうちに、名古屋から唯一乗車可能だった熊本・大分行きの「はやぶさ・富士」も廃止になり、今回の行き先も北海道ということになりました。今度寝台列車に乗車するならフランス料理も食べたいよね、ということで、入学記念に近所のフランス料理店に連れて行き、食堂車でも何とかなりそう、と見極めて、いよいよ計画が本格化しました。

家内は北海道で学生時代を過ごしていて、目ぼしい観光地は大抵行ったらしいのですが、前回の旅行はその家内が(通過はしたけれど)「観光しなかったところ」、そして今回は「家族一緒にもう一度行ってみたいと思ったところ」というテーマで、道東を回るルートを選定しました・・・私はこの段階では生返事だけしていたような気がします。

諸般の事情で夏休みの最後ギリギリ8月28日発として、レンタカー、宿、女満別空港から帰りの飛行機、の予約を順次済ませて、出発日1ヶ月前の列車予約開始日を待ちました。もう一度トワイライトエクスプレス、が第一希望ですが、北斗星でも構わない、どちらか取れたら夕食のフランス料理も人数分予約する、もしカシオペアも含めてどれも取れなければ、舞鶴からのフェリーがトワイライトエクスプレスとほぼ半日ずれた時間帯で運行しているので(船のくせにやたら速いです)、出発を27日夜にして小樽で一泊追加すればいい、とまで決めました。今回は大きくなった子供が二人とも寝相最悪なのでベッドは一人に一つずつ、普通のB寝台を狙うことにしました。

 

2.切符取得

前回同様、7月28日の10時少し前に最寄り駅に行って駅員さんにお願いすると・・・「8月28日にトワイライトエクスプレスは運転しないようです。」 8月20日までは毎日運転ですが、それ以降は隔日運転なのでした。以前は夏休み期間中は毎日運転だった気がする、という言い訳も通用しない、とんでもない手落ちです。深く検討する余地も無く、北斗星を第一希望として「10時ジャスト打ち」をやってもらったところ、コンパートメントに変更可能な1号車1,2番上下を確保できました。

駄目もとで確認しましたが、前回に書いたのと同様、食堂車の予約は最寄り駅の緑の窓口ではできない、ということなので、前回同様金山の旅行代理店まで足を伸ばして無事フランス料理の予約を済ませました。トワイライトエクスプレスの食堂車だと12000円だったところ、北斗星だと一人7800円、4人分ですから結構大きな差額になります。

この日は乗車券は取らなかったのですが、家に帰って検討してみると、トワイライトエクスプレスに大阪から乗車するのと違って、引き返すところがないので、名古屋から札幌まで通しの乗車券が買えます。さらに、JRでの最終行き先が釧路駅なのですが、名古屋−札幌の乗車券と名古屋−釧路(南千歳乗換え)の乗車券では2100円しか違わないのです。南千歳−札幌の往復乗車券を別途購入しても通しの切符のほうが安くなります。というわけで、後日この形で購入しました。


乗車券の「経由」の印字欄が「名古屋・新幹線・東京・東北・盛岡・目時・青森・海峡」で一杯になったので、駅員さんが4枚全てに手書きで「室蘭線・千歳線・石勝・根室線」と書き足しています。「目時」は、IGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道の境界駅になります。

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