愛知県碧南市 明石公園の東駐車場には「もこもこ」とした木が迎えてくれる

碧南で悟る 空即是色

もこもこ木

生け垣の中に木が埋まる? 間近で見るより遠くから見て「もこもこ」と

ユーモラスな姿を見せる生け垣

<子供達の楽園「明石公園」の東駐車場に現れる「モコモコ」とした生け垣。遠くから眺めれば、より一層に「モコモコ」感覚が見てとれる。まるで要請でも現れそうなファンタジーの世界。子供達の「思い出の一日」を演出する大人達は、一所懸命に趣向を凝らす> 子供達に大人気な「明石公園」。休日ともなれば、多くの家族連れでそれは大賑わい。園内にある乗り物の多くが100円ほどで楽しめ、親たちにとっても有り難い存在だ。 子供達の大切な一日を演出は、明石公園の駐車場から既に始まっている。車窓から見える「モコモコ」とした生け垣。 ただ真四角に形取るなどということはせず、四角い生け垣に丸い鏡餅のような木を並べるという趣向。 生け垣の姿は、「モコモコ」と新たな生物が生まれてきた様にも見えてくる。 さらに後ろに2等辺三角に整えた樹木を配置する面白さ。 どこかファンタジーな景観に、「ロールプレイングゲームの世界に」と云った演出が見え隠れする。

ヘボト自画像ヘボトの「有相無相(うそうむそう)」

日本という文字が刻まれた幹

「日本の木」

西端「応仁寺」は、蓮如上人との関連の深い寺院。「いつでも蓮如上人が戻ってこられるように」として、創建当初から無檀、無住の寺として地元、西端の人々のみで守ってきた。 また毎年4月下旬には「蓮如忌」が盛大に催され、人々の心には今も蓮如上人の教えが生きている。 その応仁寺境内、石階段を上りきった右手の森に面白い木がある。木の表面に「日本」の刻んだ文字。ただ一個所だけという訳ではなく、 何度も「日本」と刻まれている。文字の膨張具合を見てみると、随分昔に刻まれたもののように見える。どういった経緯で「日本」と 刻んだのだろうと勘ぐってしまう。日本人であるにかかわらず「日本を否定せよ!日本人に生まれた君たちは罪な存在である」と小学校の頃から教育を受けてきた私たちの世代。 隠れて「美しい私の祖国、日本」と書いていた事を思い出す。

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